ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

最期まで愛して大切な家族

2020-01-13 22:35:00 | 未来を担う子供たちの動物愛護
息子の成人式の日に寄せて~
2018/8/1の記事を再投稿します。

【 動物の幸せ 人間の幸福】
Lesson3/共に生きるペットとの暮らし

未来のナウシカたちへ
ペットは所有物?小さな命?
知って欲しい「78円の命」のこと
猫からのお願い
動物を救うヒーローにオレはなる!
かけがえのない、同じ命
小さな命の救い方

「子どものための動物愛護教室」です。
動物好きの子ども達とペットの幸せについて考えたいなと思っています🐶🐱



犬や猫の一生は、私たち人間と比べると驚くほど短いです。

猫だと子猫期は1年で卒業、1歳で成猫、つまり大人になります。
人間でいえば20歳、成人式。


その後は1年ごと、私たちの5歳分の年齢を重ねていきます。
3歳=30歳・5歳=40歳・7歳=50歳といった具合です。

平均寿命は約15歳。
もちろん、20歳以上まで長生きする子もたくさんいます。



これは、完全室内飼いの猫ちゃんの場合で、野良猫さんは3~5歳ぐらいまでしか生きられません。

猫は外へ出さず、おウチの中だけで過ごさせて下さい。
なぜならば屋外は、車の事故・迷子・虐待など危険がいっぱいだからです。


大丈夫、皆さんが学校へ行っている間は、帰って来るのを楽しみに寝ながら?スタンバッていますから🌸



私の息子が、小学校4年生の10歳時に、コゲという猫を迎えました。
これは、ずいぶん前からの約束。

息子は1月末が誕生日のため、譲渡会を巡っても、なかなか子猫に出会いがありません。

愛護センターに問い合わせをすると、6月頃に子猫の里親募集がありますよと教えてくれました。
こうして、待望の猫との生活が始まったのです。
🐱猫の弟 コゲ

息子とコゲはまるで兄弟のよう、いつも一緒でした...隣り合わせで寝て起きて。

コゲは、お兄ちゃん大好き💕
帰宅すると飛びつかんばかりに迎えに出ます。
息子も「コゲは?」と、ただいまのアイサツ前に必ず聞きます。



ある日、友達とケンカしたと仏頂面で帰って来たお兄ちゃん。
コゲが近づくと抱き上げ座り、ウエーンと泣き出しました。

そのまま1時間ぐらい...
コゲ、私が抱っこするとスグに逃げるのに...お兄ちゃんが泣き止むまでジッとされるがままにしていました。

コゲなりにいつもと違うお兄ちゃんを心配してなのか、傷ついているのを察して慰めようとしていたのか。
一心同体だなと感じました☺️



おウチに迎え入れ飼ったならば、アナタと家族の皆さんが、その猫さんの全てなのです。
猫さんは家族の一員、可愛がってくれる皆んなを一途に信頼しています。


もしも災害に遭ったら、連れて避難して下さい。
もしも脱走したら、見つけ出すまで探して下さい。

そして、絶対に捨てたりしないで下さい!

いつまでも皆さんが迎えに来てくれるのを待っています。
大切なアナタに会いたいなと待っています。
大好きなおウチへ戻りたいよと待っています。



コゲは8歳になり、息子は大学生へ。
今もドアを開けるなり「コゲは?」と言っていますよ。

いなくてはならない大事な存在。
少しでも長く一緒にいてね💖と祈りながら、いつも頭を撫でています🍀

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私の国 2017

2019-12-27 21:20:00 | 未来を担う子供たちの動物愛護
2017/10/27の記事、2年以上前の投稿です。

我が国での動物たちの現状は、何一つ善処されていないどころか、より重症化しています。

殺処分ゼロの弊害、ピースワンコ問題、奄美のねこ殺処分計画、増加する動物虐待…。

人間の奴隷として搾取され続ける命のこと、知って下さい🙏



私の国では、犬や猫は商品として扱われています。
その動物の知識が無くても売買ができるため、飽きたり、不妊手術をせずに増えたり、人の都合によって当たり前のように捨てられます。

それに対しての罰則はありますが、お飾りなので行使はされません。
たぶん警察の人も「動物愛護法」なんて詳しく知りません。
なので当然のごとく、遺棄に対して罪の意識はありません。

捨てられた犬や猫は、お腹を空かせてゴミを漁ったり、発情期には尿スプレーをしたり、本能で鳴いたりするため、人間の迷惑になるそうです。

不憫に思った優しい人が、ご飯を与えると訴えられたり、条例違反で罰金を払わされます。
捨てる人や捨てられた動物の問題ついては、みな無関心です。

何も悪いことをしてないのに、外へ放り出された犬猫は、飢えて傷を負い、病に侵され野垂れ死にします。
それを清掃局の人が片付けます。
野良犬猫の死には税金が使われています。



必要のなくなった邪魔な犬猫を保健所に連れて行く人もいます。
罪もないのに、窒息死させられ処分するために。
私の国は、犬猫を年間 56,000 匹殺処分するために税金を投じています。

一部の人々が異を唱えても、政治家たちは聞く耳を持ちません。
恰好をつけるため「殺処分0」を謳ってみても、現状は知らず、計画も持っていません。

捨て犬猫対策は、モノ好きなボランティアにやらせとけって思っています。
それなのに、選挙の票へ繋がるペット業界の意向には、融通をきかせます。



猫13匹をバーナーで焼いたり熱湯をかけたりして惨殺した50代の税理士は、その殺戮を動画配信し「神」と讃えられました。
野良猫は有害動物なので残虐に殺しても良いのだと抗弁をします。

この犯行に許せないと怒った人たちが「実刑にせよ」と声をあげ、計20万人分以上の署名が集まりました。
ただし私の国では、愛玩動物を何十匹を虐待遺棄殺害しても、過去に懲役2年以下の実刑判決が下されたことはありません。

動物の命を守るより、税金を払う人間の快適な生活を固守せよ ─ これが私の生まれ育ち暮らしている国です。

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いのちの花

2019-11-19 22:15:00 | 未来を担う子供たちの動物愛護
2017/11/26の記事を再投稿。


もしも、殺処分で奪われる命を少しでも減らすにするための方策を問われたら、愛護法の改正ではなく、テイアハイムの設立でも、助成金制度の充実でもなく、私は教育と答えたい。

義務教育過程の道徳時間、一コマで良いから「殺処分について」学んで欲しい、また学活の課外授業で「愛護センター」を訪問して貰いたい。

地域猫活動の現場は混沌。
飼い主のいない猫へ不妊手術をしても子猫は生まれる、保護をしても次から次へと遺棄猫がある、手術をと呼びかけても多頭崩壊が後を絶たない。

もう限りがない。
「蛇口を閉めて」と旗振っても、掌で救えるのは僅かばかり、あとは流れ落ちてゆく。



『いのちの花』 は、青森県の高校生が愛護センターへ見学に行ったことをきっかけに、殺処分と向き合いながら「命の花プロジェクト」を誕生させる過程を描いたノンフィクション。

殺処分の後、焼却された犬猫の骨は事業系廃棄物としてゴミ収集車の引き取りを待っている。
この埋葬されることのない骨を細かく砕き、肥料にして土と混ぜ、その土に花を咲かせる...それが命の花プロジェクト。

命の花を地域の施設などで配り、動物殺処分の現状を訴えている。
美しく生き生きと咲く花には、学生たちによる鎮魂の祈りと、決意が込められている。
「きっと殺処分をなくしてあげる!」と。

🌷いのちの花~ペットの殺処分0を願う女子高生たち



無知・無関心・無責任の前に「無意識」が立ちはだかっている。

🔻庭を横切る野良猫を見かけた、鉢植えを倒されたら大変なので保健所へ連絡を!
🔻帰宅途中にいる野良猫に気まぐれで食べ物をあげたら、毎日待っててくれる可愛い!
🔻不妊手術って猫がこの世から無くなったらどうするの?そんなの人間のエゴだわ!
🔻遠い所へ引越しするから、優しい人に拾われてね、あなたの幸せのためなのよ!

これらの人たちは、まさか猫たちの行く末に殺処分が待っていようとは夢にも思わないだろう。
自分で手を下したのではないし、目前で命を絶たれたわけではないゆえに。

どうか少し時間を頂戴し「殺処分の現実」 を知って頂き、罪もないのに殺される命へ眼差しを向け考えて欲しい。
皆さん、一人ひとりの意識改革が殺処分を軽減する強大な後押しとなるはずだから。

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知って欲しい「78円の命」のこと

2019-11-15 17:45:00 | 未来を担う子供たちの動物愛護
2018/8/16記

【 動物の幸せ 人間の幸福 】
Lesson4/殺処分について考えよう
未来のナウシカたちへ
ペットは所有物?小さな命?
最後まで愛して大切な家族
猫からのお願い
動物を救うヒーローにオレはなる!
かけがえのない、同じ命
小さな命の救い方

「子どものための動物愛護教室」です。
動物好きの子ども達と“ 殺処分って何だろう ”から考えたいと思っています🐾



残念ながら日本では、ペットたちの「殺処分」は行われています。
皆さんが お休みの間にも、処分されている命があるのです。



🔴「78円の命」

愛知県豊橋市に住む、当時小学6年生だった谷山千華さんが 2012年に書いた作文をご紹介しましょう。

ご家族で、お友達と一緒に読んで見て下さいね。
『78円の命』 全文
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近所に捨てネコがいる。
真っ黒なネコだったので、魔女の宅急便から『キキ』と勝手に名付けてかわいがった。
人なつっこい性格から、いつの間にか近所の人気者になっていた。
子ネコだったキキも2年たった頃にうれしい出来事があった。
赤ちゃんを産んだのだ。
行き場所のない子ネコたちを近所の○○さんが預かってくれた。

ある日、子ネコの姿が見えなくなった。○○さんは「センターに連れて行ったよ」と、うつむきながら言った。
たぶん新しい飼い主が見つかる所に連れて行って幸せに暮らせるんだなと思った。
学校で友達に話したら「保健所だろ? それ殺されちゃうよ」と言った。
「そんなはずない。絶対幸せになってるよ」。
授業中も保健所のことで頭がいっぱいだった。
走って家に帰ると、パソコンの前に座った。

想像もできないざんこくなことがたくさんのっていた。
見捨てられた動物は3日の間、飼い主をひたすら待ち続けるのだ。
飼い主が見つからなかった時には、死が待っている。

10匹単位で小さな穴に押し込められ、二酸化炭素が送り込まれる。
数分もがき、苦しみ、死んだ後はごみのようにすぐに焼かれてしまうのだ。
動物の処分、1匹につき78円。
命の価値がたった78円でしかないように思えて、胸が鳴り、はりさけそうになった。

命を守るのは私が考えるほど簡単なことではない。
生き物を飼うということは一つの命にきちんと責任を持つことだ。
今も近所に何匹かの捨てネコがいる。
このネコたちをかわいがってもいいのか、ずっと悩んでいる。
(一部抜粋、原文のまま)
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平成28年度 殺処分頭数
犬 / 10,424
猫 / 45,574
合計/55,998

都道府県の保健所や愛護センターが引取り、施設へ収容されます。

〈 引き取られる動物たち 〉
🔵迷子の犬猫
🔵飼い主が飼えなくなったため持ち込む
🔵野犬や野良猫が近所迷惑になるため
🔵事故や病気の負傷動物

そして、キキの赤ちゃんのように「野良猫が家の敷地内などで子猫を産んだから」と引き取られるケースは、たいへん多いのです。



🔴ある犬のおはなし

飼い主から愛護センターへ持ち込まれ、殺処分されるのは全体の約13%です。

収容された動物たちは、迷子だったら飼い主が迎えに来てくれるのを、健康な子猫だったら新しい家族が見つかるのを7日間ほど待ち、誰からも手を差し伸べられない場合は処分されます。
⚠地域によって日数や里親探し方法が違います。

ある犬のおはなし 絵本Ver.
ある犬のおはなし 動画Ver.



ナゼ、何も悪いことをしていないのに、命を奪わなくてはならないのでしょう。
ナゼ、変わらず明日も生きたいと望んでいるのに、殺されなければならないのでしょう。

不幸な運命の犬猫がいなくなるためには、どうしたら良いのでしょうか。
殺処分される命、社会から殺処分をなくすには、何をすれば良いのでしょうか。

皆さん、是非とも考えてみて下さい。
ご家族やお友達と話し合って下さい。

犬や猫たちは、「イヤだ、まだ生きたいよ!」とは言葉に出して叫べません。
だからこそ私たちが、その心の声を聞いてあげたい、そうしなけはればいけないと思うのです。

殺処分は人間が作り出した仕組みですが、そこからペットたちを救えるのも、私たち人間だけなのですから🌷

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私の国 2018

2018-12-31 20:20:10 | 未来を担う子供たちの動物愛護


私にとって、犬や猫は大切な友だちです。

彼らとは心が通じ合い、いつなん時も寄り添ってくれるのです。
嬉しい時は一緒に喜び合い、落ちこんだ日は優しく慰めてくれます。
決して彼らは裏切りません。

だから、大好きな友だちが困っていたり、イジメられているのを見聞きすると、私の心は張り裂けそうになります。



私の国では動物たちをモノとして扱っています。

商品として店頭に並び、売ったり買ったり出来ます。
その品物を作るための「パピーミル」と呼ばれる工場も存在します。

そこには、ペットショップで売れ残った犬猫が、販売用の赤ちゃんを産む機械として不衛生な檻に囲われています。

お母さん犬猫に名前はありません。
「イイコだね」と撫でられることも、「可愛い」と抱きしめられることもなく、ひっそりと生涯を閉じます。



政治家が「オリンピックまでに殺処分ゼロにしよう」と、良い国だと世界中に見せかけたくて言い出しました。

それが、どんなに大変なことか理解せず「犬猫のことなんかどうにでもなるさ」と軽い気持ちで宣言したのです。

プレッシャーをかけられた各都道府県の愛護センターは「そうだ!収容を断ろう」と持ち込まれる動物を引き取らないことにしました。

また広島県では、ピースワンコという団体に収容された野良犬を、丸々引き取って貰うことにしました。

「とにかくゼロにしなくては!」
「殺処分はダメだからゼロはイイんだ!」
とうとう動物たちはモノ以下、単なる数字になってしまいました。

皆んな、代わりはない世界に一つだけの命なのに。



ピースワンコは「志村どうぶつ園」にも取り上げられていました。
番組を見て保護された犬のことを知り、応援していた方も多かったと思います。

でもピースワンコは、犬たちをセンターから移動させ自分たちの収容施設へ詰め込むだけです。

ピースワンコは「寄付してくれないと犬たちが殺処分されてしまいます!」と何億円もかけて宣伝します。

残念ながら、その活動目的は犬たちの命を救うためではありません。
殺処分ゼロを継続し、全国から寄付金を得るためです。

そして、毎月 100 匹以上の野犬が捕えられピースワンコのシェルターへ。
1000、2000、3000匹...と増え続けました。

いくらお金があっても、食事も医療も世話も行き届かず、犬たちはストレスに晒されます。
感染症が蔓延したり、弱い小さな犬は噛み殺されり、800 匹以上が生死不明なのです。

きっとパピーミルにいる子たちと同じように、幸せだと感じることなく悲惨な死を迎えたのでしょう。

それでも、ピースワンコは犬を引き取り続けます。
それはゼロにしないと支援金が途切れるからです。

とうとう殺処分ゼロは、ビジネスになってしまいました。



動物たちはモノなんかじゃない、私たちと同じ命だと、この国の1人でも多くの人々へ理解して貰うためには、どうしたら良いのでしょう。

皆さん、もしも近所で野良猫を見かけたら「かわいそう」だけではなく「どうして、この子はココにいるのか」と考えてみて下さい。

まず殺処分されたり、捨てられたりする命を生ませないこと。
「去勢避妊手術を徹底」して、不幸な悲しむ命の連鎖をストップすること。

これから私の国では、愛する友だちを守るために、最優先されるべき必要なことなのかもしれません。
私の国 2017

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