ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

ネグレクト 届かなかったSOS

2020-09-10 23:30:00 | STOP!動物虐待


皆さん、動物虐待と見聞きしたら、暴力や危害を加える様子を思い浮かべるのではないでしょうか。

ネグレクトは「しないこと」が、命を苛み危険に晒す虐待。
このことが周知されてなかったため、今まで犯罪の認識が希薄だったのです。

警察に通報しても「死んでないから」と取り合ってくれないこともままありました。
しかし、命を落としてからでは遅いのです。

生きているうちに苦痛から解放させるために、ネグレクトを虐待事件として取り締まらなければなりません。

やるべきことをやらないネグレクトは 動物殺傷同様の紛れもない犯罪です‼

救いの手が届かなかったネグレクト虐待事件から、繰り返さないために私たちは何をしなければならないかを考えていきます。

🔴引き取り屋

Evaさんのレポート

太田匡彦記者のレポート



NHKクローズアップ現代でも報道された栃木県矢板市の引取り屋事件。
これを機にペット業界の闇が露見しました。

引取り屋の男性は、動物愛護法違反と狂犬病予防法違反(未登録・予防接種未接種)の疑いで書類送検。
狂犬病予防法違反については、大田原簡裁が罰金10万円の略式命令を出しました。
動物愛護法違反については不起訴。

その後2017年11月、大田原検察審議会は不起訴不当と議決しました。

現場に立ち会った獣医師の「この劣悪な環境が動愛法違反でなくて何が違反なのだ」という言葉に象徴されているように専門家の見解すら通りません。

児童虐待と共に動物虐待が見過ごされ、未然に防げないのは、警察と司法に専門的な知識のサポートがないからだと思います。



🔴パピーミル

動愛法シンポジウム/福井パピーミル



福井地検は「動物愛護管理法違反(虐待)容疑」で書類送検。
しかし、法人業者と代表者の40代男性と飼育員2人は不起訴処分でした。

約400匹を2人の飼育員で管理。
この事件をキッカケに、具体的な数値規制を求める要望が高まりました。



🔴NPO法人動物保護団体

ピースワンコ不起訴からの試練

いままでも今もピースワンコで



国内一の大型シェルターには、センターから引き出した野犬が約3,000匹。
主だった運営費は、ふるさと納税の公費支援から。

当初、シェルタリングの基本中の基本である不妊去勢手術を忌避。
凄まじい勢いで収容頭数が増えました。
蛇口を閉めなければ、バケツが満水になり溢れるのは至極道理です。

そうなれば当然、管理は追いつかない。
狂犬病予防法違反とネグレクト虐待による動愛法違反により書類送検。

週刊紙に噛み跡で穴だらけの犬たちの遺体写真が掲載されました。
残念ながら、不起訴処分の結果。

そして未だ、ピースワンコは生死不明の800頭について説明責任を果たしていません。

ピースワンコの母体であるPWJからスラップ訴訟を起こされ、その判決を待たず急逝された土屋和之さんの分析を基にした記事です。

800匹と1人

消えた800の命に言及した彼は、持ち前の正義感から、その行方を憂慮されていました。



もう嫌なのです。
命の尊厳の欠片も与えられない。
ただ死を待つだけの生き地獄。

そこから救い出すことも、
残酷な仕打ちを止めることも叶わない。

お腹が空いた、喉が渇いた。
誰も助けてくれない。
なぜ こんな扱いを受けているか分からない。
どんな絶望の中にいたのか。

せめて犠牲は明るい未来に繋げたい。
必ず終わらせるからと誓いたい🙏



本年度改正された動物虐待罰則強化は、ネグレクト虐待事案にも適用されます。
愛護動物の虐待・遺棄は 上限が懲役1年 罰金100万円へ。

通報したり告発したり、市民が法律を使っていかなければ改正が生きません。

広報し周知され、活用されなければ抑止力にはなりません。

知らない方々に広めてください!
知ることの大切さを伝えてください🙇‍♀️

🆘ポスター&チラシ配布のお知らせ
🆘動物のネグレクトは虐待にあたる犯罪



最新の画像もっと見る