ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

ノネコは存在するのか?

2020-01-02 19:55:00 | 奄美ノネコ駆除問題
環境省は識者(天下り団体)の意見のみを取り入れ、机上の空論から施策を打ち出す。
それは、各自治体へポンと丸投げされる。

言葉を持たぬ動物たちの代弁者である愛護活動者の声は聞き届けられないこと。

政治利用されやすいということ。

命の重さは同じはずなのに地域によって格差が生じていること。

見た聞いたで判断される情報と実際に不幸な命と向き合う現場とは乖離していること。

社会へ行政へ声を上げ続けなくてはいけないこと。

私たち人間の無知・無責任・無関心から搾取される命があります。
耳を澄まして声なき声を聴いて下さい🙏

2019/4/22の記事に加筆して再投稿。

環境省のミスは、今のご時世に殺処分ありきの駆除を計画し、そのためにノネコなどというカテゴリーを捻出したこと。

このノネコという曖昧な分類を許し、「希少種を捕食するなら仕方ない、殺処分やむなし」としたならば どうなるのでしょうか。



Yamasaki Hiro氏 Facebook から。
東日本大震災の折、動物救援本部が集めた義援金2億円塩漬け問題で提訴した時の環境省ノネコ答弁。
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「ノネコという表現について」

ノネコという単語は、東日本の義援金使用方法をめぐって旧緊急災害時動物救援本部を僕たちが提訴した時の代表 東海林克彦氏が環境省出身で、裁判中に東京地裁に提出した資料の中に環境省の見解として被災猫を「ノネコ」だと連発していたことを記憶しています。

そうやって被災地福島などの元飼い猫、半野良猫に義援金を使用しなかったことを正当化しようとしたのだと認識しています。
自分たちは「ペットのために義援金を集めた」のであり、ノネコのために集めたのではないと。

実は、救援本部が集めた義援金は、提訴前に飼い、保護、野良に関係なく助けていた団体にたくさん分配されていましたが、銀行に2年間寝かしていた義援金2億円を「塩漬け」と指摘され、ノネコへの支援は合理性を欠くという主張に転じたのです。

ノネコという表現自体が玉虫色であり、役人の好き勝手に利用されかねないものですから、動物愛護的な観点からも今後もあらゆる状況下で厳しく執拗に指摘していくべきですね。

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環境省の主張は「災害時に飼い主と離れてしまった元ペットから生まれた子はノイヌ・ノネコなので義援金は使えない」です。

皆さん、国が申しております。
有事の際に傷ついている動物をやたらに助けるべからずと。
手を差し伸べるべきは飼い主様が困っているペットのみと。

決して、ノネコだからなんて責任逃れを許してはいけません。
飼い猫も野良猫も野猫も、猫なのですから。
動愛法を適用される愛玩動物であり命です。



猫は犬と違って、TNR(不妊去勢手術)が可能です。
殺さずに頭数を減らすことが出来ます。

ネット愛護家さん達は、環境省とは似て非なるもの?
やはり、現場とは齟齬が生まれるのだと思います。

TNR 否定は、不妊去勢手術の拒絶。
TNR 否定は、飼い猫と飼い主のいない猫の差別です。

猫の愛護団体&ボランティアは、TNRを広げるための活動を基本としています。
保護は “ TNR の過程 ”です。

TNR の理解が進んでいる地域では殺処分頭数が少ないはず。
逆に、あなた方がバカでかい声で TNR 反対を唱えると、不幸な命は増えていくという自覚を持って下さい。

私は TNR 活動に対して周囲の賛同が得られない場合は、繰り返し考えて頂きます。

🔻ナゼ増やしてはいけないか?
🔻減らすためには何が必要か?

そのため、TNR終了後、地域住民の意識は変わっていきます。

この点が皆さんには見えない、行政やネット愛護家だけではなく、保護団体も犬のボランティアも😠

地域猫活動は、住民を巻き込まないと成立しません。
広報して理解を広げる、その結果「三無(無知・無責任・無関心)」が解消されることで、遺棄虐待がなくなり、地域の犬や猫は室内飼いになります。

具体的な方策の無かった「適正飼養」が自然に根付くのです。



愛護活動としての TNR への意識がグラグラしているから、どうぶつ基金にも懐疑的になるのではないでしょうか。

私自身は一度も どうぶつ基金を使ったことはありません。
助成金で手術費用はロハになるから。

しかし、そうでない自治体の方が多いという現実があります。
そこで活動されるボランティアは、どうぶつ基金のおかげで破産せずにTNR を進められるのです。

どうぶつ基金は民間団体。
本来は行政が、飼い主のいない猫を減らすためのTNRと地域猫活動を推進し取り組まなければなりません。


🔻町内会の掲示板、ノラネコはいなくなったけれども…

奄美大島にノネコなんていないのです。
だから誰かの飼い猫もサクラ耳も排除する。
地域猫として生きることは許されません
命を繋げるには、ただ一つ島を出ること。

想像して下さい。
毎日 声をかけ、ご飯を与えていた愛おしい存在が消えてなくなることを。

駆除処分では何も変わりません。
誰も幸せになりません。

非情な駆除計画は、環境省により、皆さまの血税を使い、今後9年間も続きます💧



〈 ねりまねこ 奄美ノネコ駆除問題 〉
■1週刊文春「奄美大島 世界遺産ほしさに猫3千匹殺処分計画」
■2多額の税金でネコの駆除を行う
■3猫を合法的に殺せる
■4ノネコを生かす?殺す?
■5弱い者同士争わず、知恵を出し合う
■6奄美は東京から近い!
■7「しっぽの声」
■8ノネコ管理計画の見直しもあり得る
■9奄美の猫を全国で救う
■10ノネコのために私達にもできること
■11奄美大島ノラ猫大論争

~関連記事~
奄美ノネコ駆除の問題点1
奄美ノネコ駆除の問題点2
奄美ノネコ駆除の問題点3
ネコとノラネコとノネコと
ノネコってナンだ?
無用の用であるノネコたち
奄美大島の猫3千匹殺処分計画

【 ねこてん 公式HP 】

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