ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

高齢者へ子猫が譲渡できないワケ

2020-03-13 22:20:00 | 60 歳からのペット暮らし


春本番🌸譲渡会はこれから「子猫祭り」です。

昨今は、子猫をご所望のお年寄りが増えています。
しかし、子猫の譲渡条件は50~55歳まで。
高齢者のみのご世帯に子猫は、お譲りできません。

高齢化社会のペット問題解消法



対策がない
大きな理由には「セーフティネット」が確立されていないことがあります。

少子高齢化&核家族化が進み、単身家庭が増えるにつれ、飼育放棄されるペットが社会問題になっています。
しかし、どうしても動物事案は後回し。

もしもの場合に備えて飼育サポートが充実していないのが現状です。
愛護団体に受け皿がなく、行政のバックアップもありません。


あとは「所有権」がハードルに。
寝たきりや認知症でネグレクトされているペットを救出できないトラブルが多発しているのです。



猫の長寿化
外飼いOKの頃は「猫の寿命は10年」でした。
完全室内飼いになり、フードの品質向上や医療の発達などで今や20歳を越える猫も珍しくない時代。

でも、これは環境が激変したことに由来していて、猫自体が進化したのではないと思うのです。

やはり身体は小さく脆弱なまま、10歳(人間換算で65歳)頃からは、歯なり内蔵なり、どこかしらにガタがきます。

その時、高齢の飼い主さんにペットの介護が可能なのか...私はまず、これが頭に浮かびます。

体重5 kg 前後を抱えて、頻繁に通院はこなせるのか。
複雑な投薬などをマスターできるか。
老老介護になるかもしれないということ。



家族はアナタだけ
猫は10歳を過ぎた頃より、身体的に衰えるためケアが必要なります。
でも関係性はココからが楽しい💓
「猫の恩返しキャンペーン」始まります。

10年一緒に過ごせば、飼い主のことを一番理解しているのは猫です。
おそらく、連れあいより子どもよりも。

話しかけていることは、ほとんど把握していると思って下さい。
私たちの機嫌や体調も筒抜けです。

それだけ猫は、長年共に暮した人のことを大切に思っています😻
「全て」なのです。

それが、ある日突然に失われる可能性が高いということを、立ち止まって考えて頂けたらと切に願います。

息子が娘が面倒を見てくれるはず...。
老猫ホームへ預けることを想定している...。
いいえ、猫は、ずっと最期までお父さんやお母さんと過ごしたいのです。



素朴な疑問、なぜ子猫なのでしょう。
おチビさんは体力が要りますよ。

エネルギーの塊みたいな感じで、なおかつ何をやらかすか解りません。
ましてや、子猫時代は生後半年ぐらいで僅かな時間です。

純血種にこだわるのは、まだ理解が及びます。
ですが、責任や覚悟を棚上げした「子猫信仰」は動物愛護から外れるのではないでしょうか😿

【 ねこてん 公式HP 】

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