ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

災害時における飼い主の責任

2020-03-10 22:20:00 | ペット災害情報&防災対策


私はヨチヨチと歩き始めた頃より、動物が好きで、事あるごとに両親にねだっていました。
近所で子犬が生まれたと聞けば─
捨てられた子猫を拾って来ては─
必ず「大人になってから」と望みは聞き入れて貰えませんでした。

「いいな、大人は何でも自由にできて」
と口を尖らす幼い私へ父が言いました。
「自由と責任は表裏一体、良いことばかりではない」と。



猫と暮らす私は3つの責任を担っています。
「家族としての責任」
「飼い主としての責任」
「愛護活動をしている者としての責任」

総じて「命との向き合い方」なのだと受け止めています。

家族としての責任
災害時、どのように安全を守るかを予め考えておかなければなりません。
命あるものの所有者として、責任を自覚し適正に管理しなければならないのです。

だって、愛猫さんにとってアナタは世界の全てなのだから。

地域の同行避難所を自治体に確認
水・フード・トイレ砂などの備蓄
動物病院にカルテを作成して貰う
キャリー&ケージの用意



飼い主としての責任
社会的なもの。
一時預かりの際や逸れてしまった場合も考慮しておく必要があります。

また所有者として、他人の生活保全上の支障を生じさせぬよう努めなければなりません。

不妊去勢手術
ワクチン接種・ウィルス検査
マイクロチップや迷子札を装着
動物と接していないご家庭や猫アレルギーの人の迷惑にならないよう配慮

猫は同伴避難所でないと…それでも長期間だと厳しいかもしれません。
環境の変化がストレスになりますから。

あらかじめ万が一の時を想定して、猫友やご親戚に預りを相談しておくと良いでしょう🤗

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311動物たちの悲劇を忘れない!
311から学ぶペットの災害対策
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私が「ピースワンコ」を許せないのは、3つの責任を蔑ろにしているから。

西日本豪雨災害は、予想できない突発的なことで被害が拡がってしまいました。
現に「まさか」が起きているのです。

もしも不妊去勢手術されていない、ノーリードの野犬 3,000 頭が屋外に放たれたら、パニック映画さながらになるでしょう。

犬同士の噛み殺しも起きているのです。
収容施設周囲の人は、災害からだけでなく野犬の群れからも家族を守らなくてはなりません。

既にピースワンコは、逸走した6頭を放置したまま。
脱走は有り得ること、それに対しての危機管理も社会的責任も放棄しているのは、恐ろしいことだと思います😱
ピースワンコ樫原レポート4


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