ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

命の搾取に鈍感な国

2019-08-20 23:34:53 | 奄美ノネコ駆除問題
私は父からの受け売りもあって、中学生時代から黒澤明監督の映画を繰り返し鑑賞しています。
「七人の侍」「天国と地獄」―観る度に日本の様相は、驚くほど変わったのだと思い知ります。
でも、人間の中身は、差ほど違わないのではないかとも感じています。



先進国、そしてペット大国―私たちは豊かになったのでしょうか?

南にある奄美大島で、森や山にいる猫を捕え殺し、根絶やしにしようとする計画を、国が税金を投じて進めています。

島を世界遺産にするためには、猫たちは邪魔だというのです。
おかしな話です。

切迫した生死の危機ではなく、人の欲望のために命を搾取する、しかも無制限に無作為に。

野良猫にも私たちと同様に命がある、魂があります。
生きたい、変わらず明日を迎えたい願いは、人間と同じです。

それを奪われる苦しみ悲しみを“無視する“ ということは、「モノ言えぬ動物を利用することに疑問を持たない」人だけが出来ることだろうと思います。
「なぜ動物だけ?どうして不幸な命があるのか?」と考えない人を増やしてしまいます。



「仕方ない」「苦渋の決断」なのでしょうか。

空や大地は人間だけのものではありません。
我々は命を頂いて生きています。

長い間、猫は人間社会の傍らにいました。
排除される野良猫を減らそう、救おうとする人たちも大勢います。
その努力や希望も黙殺されたと同然です。

「何かを守るために他の一方を切り捨てる」―これが私たちの望む平和な満ち足りた世界なのでしょうか。

「奄美ノネコ管理計画」は、緊急事案(10年間)ではありません。
救済の道(TNR・保護・譲渡)は狭く閉ざされています。

共生共存を選ばなかった時点で、命も血税も決して報われることはないでしょう。
小さな命への支配、使役、差別―私たちは いつまで続けるのでしょう?

本当に森にいる猫たちを殺しても良いのでしょうか。
共に生きるため人間が知恵を力を使うことは無駄なのでしょうか。
今一度、皆さまの心に問うてみて下さるよう お願い致します。


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