紫友会の保護活動が「正義」となってしまったら、これからの動物愛護はグチャグチャになってしまいます。
「かわいそうな動物を救うため」「ボランティアだから」と、今まで先人たちが培ってくれたルールを無視して良いワケがありません。
私たち愛護活動に携わる者は、一般の方々の「お手本」になるよう心がけなければならないと思います。
🔵公共機関のこと
ペットに関するトラブルは、愛護センターや保健所、あるいは警察署に連絡→相談→情報共有をしましょう。
✴虐待されているペットを発見したら
サーバルキャットはレアケースですが、爬虫類や猛禽類の飼育放棄は、身近で起こるかもしれません。
その場合も、必ず公共機関を通して下さい。
その場合も、必ず公共機関を通して下さい。
ラブラドール虐待動画の拡散と共に、SNSでは「京都のセンターか警察へ」と呼びかけられていました。
それが最善策だったと思います。
紫友会は、直接飼い主宅に乗り込まず、まずは地元のセンターへ連絡をし、広島に連れ帰らず、地元の行政に委ねるべきでした。
そうしていたら、あと味の悪い結末は迎えなかったでしょう。
この時に反省が出来なかったため、今回の悲惨な事態を招きます。
他県の民間団体が独断で、特定動物の所有権を移すなんて無責任極まりない。
京都府は、この件に2年近く前から取り掛かっているそう。
その努力は無駄になってしまいました。
多頭飼育でのレスキューは、イの一番に個体識別とトリアージ。
次に病院と保護場所の確保となります。
サーバルキャット、その他の動物も救出にはなっていません。
所有権放棄が先って聞いたことがありません。
ましてや、それが救ったことにはなりません。
🔵越境のこと
紫友会は広島県の団体。
広島は殺処分ゼロの歪みで、いつ地盤沈下しても おかしくない状態ではないでしょうか。
右を向いても左を向いても、助けを求める犬だらけだと思います。
ちなみに、私の住む東京は殺処分ゼロ、港区は ほぼほぼ地域猫化達成。
なので、全国に共生社会が広がるようブログから応援をしています。
身の回りから、地域からが、動物愛護のセオリーです。
とはいっても、出先で困っている動物に遭遇してしまうことあると思います。
実は私、初めて行った所でのヒット率高め。
近くにあるお店に「猫のボランティアさん、知っています?」と尋ねると、幸運なことに徒歩圏内で見つかったりします。
それから、ボランティアの輪が広がったりして。
愛護団体や動物病院だけではなく「猫を助けてくれる家」とかでも、周辺サーチしてみて下さい。
🔵所有権のこと
所有権放棄は、そうせざるを得ない最終決断。
飼い主とよく時間をかけて話し合い、双方に納得をした上でされるべき。
その過程が公表されることは避けなくてはなりません。
必要ならば結果だけ伝えるのが望ましいです。
まあ、常識の範疇だと思います。
紫友会のように「保護=所有権」と固執するのは、間違っています。
「虐待が続けられる」「このままでは殺される」「私の方が幸せにできる」という根拠のない憶測から、所有権の剥奪を保護団体が宣言するなどはあってはならないことです。
実際、ラブラドール事件から「隣の犬が虐待されているようなので保護して」「近所の外飼猫が かわいそうだから里親募集します」といった感情に先走った事例が後を絶ちません。
結局、紫友会は、不幸な命を増やしてしまっているのです。
ペットも命であり家族とするならば、社会規範の中に置かなくてはなりません。
動物だから許されるとしていれば、その命が軽視されるのを助長させることになりかねません。
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✴ペットの所有権について
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