皆さんに「無責任な餌やりさんはいますか?」と尋ねたとします。
「あの人、もう何年も前から」
「うちの近所にもいるわ」
「あそこの公園でもやっているよ」
おそらく具体的にお話下さるのではないでしょうか。
「なぜ無責任なのですか」
「どうしたら無責任ではなくなりますか」と問うたら、どうでしょう。
責任の所在が不明瞭なので、餌やり行為自体に定義はない。
全て主観で責任との因果関係はない。
そのことで猫が某かの責任をとらされる所以はありません。
よく考えれば分かることなのですが、私たちは「餌やり=悪」という虚実のイメージに支配されています。
そのことが望まれない命を過剰繁殖し、問題を深刻化させ、人も動物も共に生きる社会を遠ざけています😿
野良猫は地域から排出されています。
排除して追っ払っても猫がいなくなることはありません。
別の猫が流入してきますので。
野良猫は野生動物ではありません。
人と共に生きてきました。
皆さんが考えている以上に、弱く小さなホームレスキャットへ餌を与える人は多いのです。
だから、お題目のように「餌やるな」と唱えるのは、解決の一助にはなりません。
むしろ、解決の道を閉ざす迷惑行為なのです。
給餌だけを止めても猫はいなくなりません。
軋轢も軽減されません。
餌やり禁止で問題が解決された例はありません。
😾餌やり禁止で野良猫は増える
…そうするとトラブルも増えます🔥
私たちボランティアの無責任な餌やりとは、不妊去勢手術をしないまま継続される給餌を指します。
餌やりで猫が増えるのではありません。
不妊去勢手術をせずに給餌をしているから、繁殖して増えるのです。
野良猫が増えれば、猫を迷惑に感じる人が増えトラブルも増えます。
だからといって給仕者に責任追及しても、これもまた解決には至りません。
私たちのボランティアの役割は、猫で困っている人へ不妊去勢手術の知識を手渡すこと。
TNRをサポートし地域猫活動の広報をすること。
野良猫の問題を地域住民で協力して解決できるように、スキルを伝授しバックアップをします。
無責任な餌やりを止めさせるのではなく、責任ある管理へシフトチェンジしていきます😊
ところが、既に正解があり成果が現れているのに、なかなか広がりません。
飼い主のいない猫の問題は、人の問題であり社会問題。
本来は行政が、最善策であるTNRと地域猫活動の理解を地域住民に求めるべきなのですが…。
残念ながら、自治体の対応いかんで命の格差が生まれてしまっているのが現状です。
~徳島県の動物福祉団体HEART~
【スペイクリニック開設プロジェクト】
年間1000頭以上に早期・高回転不妊去勢手術を施すことを目指します!
スペイクリニックって❓
早期高回転による不妊去勢手術に特化した動物病院🏥
🔻早期は生後5ヶ月までの繁殖制限処置
🔻高回転は手術時間を短縮する技術
スペイクリニックによって、遺棄・放し飼いされるペットや排除され虐待される野良犬猫たちは確実に減ります。
🌸命に格差のない共に生きる未来へ
スペイクリニックは、繁殖制限の需要を掘り起こし、住民参加型の愛護を促します。
無責任な餌やりさんを責任感のあるボランティアへ変えます。
つまり、今までのようにボランティアだけが、あれもこれも引き受けて四苦八苦する必要はなくなるのです。
また、そのことが今まで飼い主のいない猫に対して無知・無関心・無責任だった人の意識を変えていきます。
地域にスペイクリニックがあれば、もう誰一人として「野良猫は死んでも仕方ない」なんて思いません。
既成概念を覆す動物愛護の改革にエールを‼
どうぞ宜しくお願い致します🙇♀️