台風による三陸鉄道の被災で予定変更となってしまったが、良い旅ができた。またを楽しみに日々頑張ろう。
台風による三陸鉄道の被災で予定変更となってしまったが、良い旅ができた。またを楽しみに日々頑張ろう。
7時に開いたレストランで朝食をとった。和、洋朝定食があって、500円のとウインナープラスの千円のがあったけど、ウインナープラスで500円の差は割に合わないので、500円のにした。
※飲み物は別料金
聟島(むこじま)列島が近付いてくると、6、7デッキにてガイドによる解説があり、参加した。僕は参加しなかったけど、昨日は小笠原の観光案内があったりした。聟島列島は全て無人島だから、存在を知らなかった。深夜にはベヨネース列岩や須美寿島(すみすじま)、鳥島他沖を通過しているが、それらも同じく。カツオドリらしいという鳥が飛んでいた。聟島ではアホウドリの保護、繁殖活動が行われている(活動する際に上陸するのだろう)そう。クジラ、イルカは見られなかった。
そして、いよいよ父島が近付いてきたが、まずはその手前の弟島、孫島が見えた。小笠原諸島の多くの島には家族や結婚に関する人を指す名前が付けられている。
父島到着はほぼ定刻通りだった。乗客の多くは年輩の人だったなあ。仕事やってれば、僕みたいにまとめて休みがとれる人も少ないだろうし。自分くらいの歳の人はほとんど見掛けなかった。家族を持ってたり、仕事で上の立場の人が多い年代だし(汗)
下船したら、お世話になる「民宿 ささもと」の看板を探し、看板を持っているご主人のところへ。「今日は350人だから少なくてのんびりできるよ」と言われた。何故乗客の数を知っているのか尋ねたところ、島内放送で言うそうである。昨晩、某掲示板を見たら「357人の乗客だから少なくなった」と書いてあり、乗客が船のスタッフに訊いて書き込んだと思っていた。他の宿泊客も揃い、宿に向かった。
今日は釣りのみで、部屋に荷物を置いて、すぐ釣りしに向かった。宿を予約した後で釣具店併設であることを知り、ラッキーだった。仕掛けは用意してたので、コマセのアミブロックを買った。小笠原の釣りはコマセ使用禁止だそうだけど、釣具店で売られてるから大丈夫らしいし、ネットで注意されたという話を見なかった。
さらに、隣に早朝から深夜まで開いてる店があり、今回泊まる宿は便利である。昼食を買った。
釣り場は二見港青灯台である。
内側に仕掛けを落とした。
母島行きの「ははじま丸」が出航していった。
結構な引きがきた。ベラだった。リリースした。
今度は強い引きが。アイゴだった。こちらのアイゴは青いんだなあ。アイゴが釣れるというので、ちゃんと挟むハサミを持っていった。背びれに毒がある。美味しくないというのでリリース。
観光客が釣りしにやってきた。旅行会社のツアーで来ているが、島のツアーに参加しないで釣りしに来たそうである。宿は別地区にあり、いい釣り場が近くに無い地区だという。小笠原には何回か来ているそう。エギでアオリイカを狙ったり、常温保存のサビキ餌でサビキ釣りをしていた。
表層に群れているロクセンスズメダイ。
結局、日中はアイゴかベラしか釣れなかった。アイゴは引きが強いので、釣りは楽しめた。
小さな可愛い鳥がやってきた。
小さな女の子達がやってきて、「なんか釣れましたか?」と声掛けられた。釣った魚の写真を見せた。観光業が主な島なので、観光客慣れしてるのかな?
夜はメアジが釣れるというので、宿に戻って夕食をとってから、また港に行く事にした。食堂は宿泊の建物から一旦出たところにある。話をした宿泊客の中にリピーターが2人いた。船でもリピーターに会ったし、さっきの釣りに来た人も含めてリピーターが多いなあ。
外に出ると、もう暗くなり始めていた。ヘッドライトを持って先程のポイントに向かった。風が強くなってきた。じきに強い引きがあり、上げるとお目当てのメアジだった。ここも神島みたいに夜がアジを狙う時間帯なんだな。
続いてもう1匹釣れたが、後が続かなかった。あまり宿に戻る時間が遅いと宿で魚を引き取ってくれないだろうから、8時過ぎに納竿した。パトカーの赤色灯がメインストリートの方に見えた。日中には白バイが港まで来た。お仕事ご苦労様です(苦笑)
食堂の中に声を掛けると、板前さんが出てきた。「お客さん分無いから、明日も釣るのなら冷凍しておく」と言われたので、渡した。明日は日中はツアーを入れていて、釣りは夜のみである。明晩、お客さん全員にわたる様、数釣れるといいな。シャワーを浴びてから、そばの店でお酒を買い、飲んで就寝した。明日の天気予報が雨なので、ツアーに影響ありません様に。
離島の旅が好きな人にとって、行きにくい島は訪問を憧れるであろう。そんな島として、これまで鹿児島県トカラ列島(口之島、平島を除く)、東京都青ヶ島を訪ねたが、東京都小笠原諸島はまだである。小笠原には空港が無いので、毎日運航ではないフェリーで東京・竹芝桟橋から父島まで24時間かかる。母島ヘは父島から2時間かかる。今年、思いきって行くことにした。
思いたったのが先月中旬で、GWの合間の出勤日(自分の勤務先は土日+1日だけ)に休みを申請したら、承認貰えた。「これで行けるぞ」と「おがさわら丸」の予約をしようとしたら満席で、さらにキャンセル待ちも空きが出るのは厳しいとのことであった。GWの一斉発売日の後であった。「行きにくいところだからまだ予約できるだろう」という考えが甘かった。営業所前で泊まり込みでチケットを求める人もいたそうである。世界自然遺産に認定されてから凄い人気らしいし、今年のGWは10連休だからね。とりあえずキャンセル待ちを申し込んだ。でも、絶対無理だろうし、もし取れたとしても今度は宿の確保が大変なので、GWに行くことはすぐ諦めた。別の日に行くことにした。ただ、父島、母島両方行くには行けるけど窮屈なので、まずは父島を訪ねることにした。4月まではザトウクジラが見られるというし、暖かくなってくると観光客が増えそうだから、4月のうちに行くことにした。この前、九州に行ってきたばかりなのにね(苦笑) 「おがさわら丸」はこの時期6日おきの出航なので、出航の曜日がずれてくる。帰りが日曜日でキリが良い、今日出航からにした。先に船と宿の予約をしてから、休みの日の変更を申し出た。「船が取れなかったんですよ」と上司に言ったら、笑われたけど(汗) そして、行くのを楽しみにした。
東京に新幹線で朝行くとなると,、一番列車のひかり号に乗ることと決め付けてしまっていて指定席を予約したけど、午前11時竹芝桟橋出航なのだから後の列車でも良かったなあ。むしろ、早く東京に着くと在来線の酷い通勤ラッシュに出くわしてしまう。品川駅で山手線より京浜東北線のホームの方が車内に余裕が出てくるまで待ちやすかった。なかなかぎゅうぎゅう詰めが解消されず、8時50分になってようやく大きな荷物を持っていても乗車できるスペースができた。浜松町駅で下車し、竹芝桟橋へ。以前八丈島へ向かうフェリーに乗った時に竹芝桟橋を利用したけど、こんなに遠かったかなあ?今回は釣りをするので竿、クーラーボックス他の荷物があるし、歳をとったからかも。
手荷物持ち込みは1人2点までで、それ以上は有料預かりだという。荷物はリュック、竿ケース、クーラーボックスの3点なので、手荷物預かり所でどれか預けなければいけないか確認したところ、預けなくていいとのこと。乗船率高い時は預ける様言われるかもしれないし、他の客に迷惑かけるから預けた方がいいだろう。行きは雑魚寝の二等和室を予約した。早く乗船手続すると隣との間隔が狭く席をあてがわれるという情報だったので、締め切り30分前に手続きした。乗船券引換書を往路復路両面印刷していったのだが、それぞれ片面印刷する様言われた。「引換」という言葉の意味をちゃんと理解していなかった(汗) 復路分の乗船券引換書のコピーを往路乗船券と一緒に貰った。席等級が上から乗船できるのだが、手続きした時点で全ての客が乗船できた。小笠原の自然、生態系に影響を与えない様、靴底消毒マットを踏んでから乗船した。
自分の席にまず荷物を置きに行ったら、結局両隣1席空けての席だった。釣りの荷物は荷物置場に。コンセントはスペース隅に1つしかなく、用意周到な人が延長コードを繋げていた。僕の席はコンセントから離れていた。
お酒とおつまみとコンデジを持って船の一番上へ。何人もいて、お酒を飲んでる人もいた。
高層ビルが立ち並ぶ辺りがのんびりした島々への玄関口になっていることが凄い。
定刻通りに出航し、早速飲んだ。
すぐにレインボーブリッジ下を通過。
羽田空港。
三浦半島、房総半島を抜け、段々と洋上へ。
ここで船内の紹介。「ショップ ドルフィン」ではお酒、菓子つまみや冷凍食品まで売っている。電子レンジがある。他にも本や小笠原の土産物などが売られている。
自販機コーナー。ここにも電子レンジがあって、レンジで調理する食べ物が自販機にあった。
無料の貴重品預かりボックス。指紋認証式である。スマホの指紋認証が反応悪いこと多いから、開かなくなるのが怖くて使わなかった。
有料で冷蔵の預かりボックスがある。結構使われていたなあ。
小さなお子さんは長時間の乗船が苦痛だろうし、子どもが遊べる部屋がある。
なんと、ペットも一旦別れることなく一緒に乗れる。ペット連れOKの宿があるのかなあ?
一等席の区画の廊下。一等以上はその席を予約した人でないと各区画の廊下も入ってはいけない。
レストラン「Chichi-jima」へ。メニューが充実している。
別に食事をする訳ではなく、また飲んだ(笑)
さらに展望ラウンジでも。洒落たカクテルも売っている。
伊豆大島沖を通過。
右が三宅島で、左が御蔵島。この辺りは揺れた。竹芝桟橋の各船運航予定案内板で、御蔵島は条件付になってからなあ。
やがて携帯の電波が入らなくなった。ゲーム機を持っていったので、ゲームをしたりして時間を潰した。寝転ぶと、身体が引っ張られる感じがした。船の時速が40キロ以上だから、高速船に近い。八丈島が近付いてくると、再び携帯の電波が入る様になった。八丈島が見える頃には結構暗くなっていた。まだ誰も使っていないシャワーを浴びた。
夕食はレストランでステーキをワインと共に。
残ったワインを持って船の一番上へ。星が綺麗だった。でも、風が強くて長居しなかった。
自分の席に戻り、就寝した。
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815系
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「ソニック」は約30分おきにやってくるので、効率よくビデオ撮影もできた。883系。
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残念ながら415系は時間が合わなかった。
最後は別府駅近くの温泉に入り、温泉三昧♪ 共同浴場は体験したので、少しだけ大きい、市営の「北浜温泉 テルマス」に入ることにした。途中にある共同浴場「的ヶ浜温泉」。
「北浜温泉 テルマス」には露天風呂や打たせ湯、蒸し湯があり、ボディーソープ、リンスインシャンプーも備え付けであった。水着着用の混浴露天風呂もあるけど、利用しなかった。
別府湾。
「別府タワー」。
大分空港行きのバスが停まるバス停前のデパート「トキハ」でバスの乗車券を買い、土産を買った。今回の旅行では焼酎を飲まなかったなあ。団子汁は美味しかったので、家でも食べようと。
空港は大分市、別府市から離れている。飛行機は小型ジェット機だった。中部国際空港が混んでいて、15分強後の離陸予定だという。もう、県営名古屋空港をもっと活用した方がいいのでは?飛行機は静かなフライトだった。到着が遅れて予定の電車に乗れなかったので、早く帰りたいために蒲郡駅か国府駅からタクシーで帰ることにした。調べたら国府駅の方が我が家に近いので、国府駅まで向かった。明日は仕事なので、帰宅後ソッコー就寝した。
九州は温泉、グルメ、鉄道の魅力満載で好きである。鹿児島本線なら貨物がもっと走っているし、今度は熊本県の温泉に入りたい。行く前に貨物時刻表を買おう。
【撮影地までの行き方(杵築~大神)】
日豊本線杵築駅下車。駅前の道を左へ。八坂川に近付くと丘に近付ける道が畑の中にあるので、それで丘に近付き、昇る。徒歩15分位。
朝風呂は外にある2つの内湯のうち、昨日入らなかった方に入った。
朝食はバイキング形式だけど、大分の郷土食である団子汁とご飯はテーブルに運んできてくれた。バイキングは品数多かった。おかずをよそっている途中にテーブルに運ばれてきた団子汁の器が大きいのを見て、手が止まったよ(笑) これでお酒は別で17,000円なので、リーズナブルである。団子汁は山梨のほうとうみたいだけど、麺がつるっとしていた。
次は杵築の城下町散策であるが、乗り換え回数を少なくしようと、大分駅まで列車で行き、大分駅から杵築の城下町までバスで移動するつもりだった。でも、それだと8時前の列車に乗らなければならず、朝食が7時半からなので、先にチェックアウトを済ませて急いで食べなければならない。杵築駅からバスで城下町まで行くのも少し遅くなるだけだし、バスの遅延も予想されるので、由布院駅8時40分発の列車に乗ることにした。
大分駅から特急「ソニック」に乗った。883系だが、乗車位置案内板に「青いソニック」と表示されていた。885系なら「白いソニック」と表示されるのだろう。4075レが隣りホームに入線してきた。情報だと月、水、金、日(稀に)運行という話だったけど、旅行中に見た「貨物チャンネル」によれば、どうも毎日運行している模様。当初の予定で一昨日から旅行だったら、同列車を撮らない気でいた。
杵築駅と杵築市の市街地(城下町)は離れている。バスで10分位である。「勘定場の坂」から「北台武家屋敷」に入る。商人の通りの両側の台に武家屋敷があるという、変わった城下町である。
「磯矢邸」。有料だし、中に入らなかった。
歴史を感じさせる通り。
藩校「学習館」の門。
「能見邸」。なんと、杵築藩主の松平氏は岡崎市能見町が出身地だそうで、その「能見」を姓としたそう。実は大分県の観光地を探すまで杵築市の存在を知らなかったんだけど、偶然僕が住んでいる三河と繋がりがある杵築市を訪ね、驚くと共に嬉しかった。お抹茶もいただける(有料)とのことで、入った。
まずは庭園を眺めながら、お抹茶を頂いた。
欄間。「波うさぎ」というそうで、波は火除け、うさぎは子孫繁栄、跳躍を表すという。
琴が置いてあり、弾く事ができた。「さくら さくら」を弾ける様、番号が振ってあった。
戸が90度曲がる仕組みになっているのが面白かった。戸を移動する体験もできた。収納スペースを減らせ、庭が見やすくなる。
刀が抜けない様に天井が低くなっているのは、京都の新撰組の屯地であった八木家と同じだね。
隠れ2階。
台所。
ひな祭りが近いということで、古いひな飾りが展示されていた。他にもこの時期に古い町並みを訪ねたどこかでひな飾りを見たことがあるので、こういう催しがある古い町並みが全国にいくつかありそう。
隣りの「大原邸」へ。
茅葺屋根の立派な邸宅である。
立派な庭園。
ここにもひな飾りが展示されていた。
風呂場。
台所。
台所の天井。煙で燻して虫がつかない様にしていたそう。
庭園に下りてみた。この「関守石」は茶道で「この先立入禁止」を示すとのことで、先には行かなかった。
一番の景観スポットである、「酢屋の坂」と「塩屋の坂」のV字の眺め。
「酢屋の坂」。
「塩屋の坂」を昇って「南台武家屋敷」へ。
特に観光で強く案内されているところはなく、北の方が身分の高い武士が住んでいたのであろう。お金持ちそうなお宅はあったけど。
奥の方にはお寺の集まりがあった。
教会も町並みに合わせていた。
商人の町には少し古い商家があった。
「杵築ふるさと産業館」で土産を買った。店員さんに杵築らしい土産物を訪ね、味噌味などの饅頭を買った。
喫茶コーナーでかぼすジュースを飲んだ。かぼすは爽やかな風味でさっぱりする。杵築の城下町はテレビ番組のロケでよく使われるそうで、地元の人がなんかの番組の放送日の話をしていた。
杵築駅近くに鉄道撮影地があるというので、そこに向かった。
※②に続く