男１人でフレンチ

　花祭りの地豊根村在住のイラストレーター福光文さんのイラストレーション展が、今月いっぱいまで豊橋のフランス料理店「ボン・ファン」にて開かれている。文さんの作品は豊川のモデルルームで行われた作品展でも鑑賞したことがある。フレンチのお店ということで、１人では入り辛い。親孝行の意味でも両親を誘ってみたのだが、父に「歯が悪いから」と断られた。ハンバーグとかもあるし、せっかくおごるのに・・・。母と２人は１人より恥ずかしいので、１人で行ってきた。
　開店時間１１時半に到着。他にもお客さんが来ていた。洋館みたいな造り。


　２人向かい合わせの形のテーブルに案内された。文さんの作品は店内所々の壁に飾られていた。メインとサブを組み合わせる形の「セレクトランチ」から、メインは「市場からの鮮魚料理」を、サブは一番品数が少なくて安い「Ａセット」を頼んだ。自分が通された空間にはまだ他の客がいない。早い時間に行ったのは１人の気恥かしさもあるが、作品を観たいからでもある。僕は絵画を批評することはできないので、この空間ではブランコの作品が印象に残った。
　ふと自分のテーブルを見ると、もう料理が置かれているではないか。早っ。１品目は「野菜ソムリエが作る健康サラダ」。名前だけあって野菜がホント美味しく食べられた。
　食べ終えたら、すぐに皿を片付けに来た。小樽で食べた寿司屋でも似た様な経験したけど、そういう料理ジャンルだろうが、マイペースで食べにくいのは苦手だなあ。文さんから頂いたＤＭを見せると、オードブル１品がサービスされた。テリーヌが来た。濃厚で柔らかい食感を楽しんだ。フランス料理って見た目を楽しむ部分が大きいんだろうね。ここからは店員さんの許可をもらった上で写真撮影開始。


　店員さんからまだお客さんがいない空間の作品を見る様に勧められた。カラフルなランドセルを背負った児童達の絵が今時の風景だなあって思った。あと、極めて近い色同士を隣り合わせにする描き方が面白かった。
　フランスパンとスープ。スープが大変優しかった。スープの素材は何だろう？じゃがいもではなさそう。フランスパンはおかわりでき、もう２切れもらうことにした。


　そして、いよいよメイン。エビとカレイの料理だった。全然料理の次元が違うけど、先日スーパーの惣菜でカレイの天ぷらのあんかけを買い、カレイって美味しいなあって思った。今回もカレイの美味しさを楽しめた。上品な白身である。かかっているソースは、エビがあるからエビの殻のエキスが入っているのか？


　イラストレーション展のメッセージ帳にメッセージを記入し、行こうとした母に同行するのを断ったお詫びにマドレーヌを買っていった。文さんのイラストレーション展開催が行ったことがないフランス料理店に行くきっかけになった。フランス料理の相場が分からないけど、値段はお得ではないだろうか。最後に、絵もフランス料理にも全然疎い僕のチープな感想をブログにしてごめんなさい（汗）

「ボン・ファン」
http://www.bonne-femme.co.jp/