ネットで評判の讃岐うどん店は、日曜日は休みだったり、営業時間が限られたりするところが多い。マイ丼、つゆ・しょうゆ等を持っていって、玉売りしてくれる製麺所が面白そうだけど、行ってみたかった店が休業中だそうである。営業時間が短いという日の出製麺所を選んだ。開店1時間前に到着したが、ちょうど列ができ始めるところだった。お盆休み明けの平日なのに、徐々に列が長くなっていった。凄い人気だねえ。お土産のうどんは日中時間帯販売しているので、先にそれを買った。
午前11時半開店だが、11時には入れてくれた。フライング開店の日がほとんどかもね。同じタイプのメニューをまとめて出した方が効率いいみたいで、釜玉から先に出された。開店前に注文を訊かれ、「冷たい 中(1.5玉)」を頼んだ。じきに自分のうどんがやってきた。器と盛り付けかたが美しかった。先着100人は国産小麦を使ったうどんを食べられるけど、どちらにするかなんて訊かれなかったなあ。冷たいぶっかけだしをかけ、無料トッピングのネギ、しょうがを入れた。ねぎは自分でハサミで切る。
いただきま~す。うん、コシがあって食感が良い。評判通りである。うどんは店員さんが運んできてくれるし、返却もセルフではないし、ネギを自分を切るなんて経費削減にならないと思うのに、1玉100円である。安くてうまい、サイコーだね。讃岐うどんはトッピングもオススメだというので、うどんを食べ終えてから目の前のパックの中にあるゲソ天も食べた。店を出たら、もの凄い行列になっていた(驚)
予定より早く食べれたので、駅までの途中にある日本庭園「香風園」を見学した。入園料無料の日本庭園って珍しいなあ。
次の善通寺に向かった。歩いて20分強で到着。東院、西院とある広い寺である。駅からまっすぐ歩くと、東院の南大門から入る。 東院は空海が父親の名をとって建立したそうである。なんだかんだで、四国のお寺に初めて入った。やはり、お遍路さんがいた。
45メートルあるという五重塔。
古い樹齢で、空海幼少時からあるという大楠。
金堂。中には薬師如来坐像がある。3メートルもある座像で、左手には薬の壷が乗っている。周りにも小さな座像があり、真上には塔がある。
外に出ると、黒い雲が目の前にあった。そして、大粒の雨が降り出し、強い風が吹き始めた。寺で急な天気の悪化に遭ったので、「穢れた僕が訪ねたせいか?」と思った(汗)
雨がいつ止むか分からないので、傘さしていても濡れながら西院へ向かった。西院は空海が生まれた佐伯家があったところだそうである。仁王門の両側には怖い形相している金剛力士像が立っている。
御影堂。
「ぶっちゃけ寺」で紹介された産湯に用いた井戸が見たかった。有料の戒壇めぐりをすれば見れるというので、することにした。しかし、戒壇めぐりがどういうことをするものか分かっていなかった。堂内の下に降り、真っ暗闇で100メートルある通路をを、左の壁に左手を当て、「南無大師遍照金剛」と唱えながら進むと説明された。
ホントに真っ暗だった・・・。やがて、センサーでかすかに灯りがともる空間に辿り着いた。お大師様(空海)のありがたい話が流れたけど、動揺していて内容覚えてないや(汗) 出口に進むにも、左右どちらに行けばいいのか迷ったし。再度進み始める際、壁に曼荼羅が描かれていることに気が付いた。戒壇めぐりは長野の善光寺、お隣岐阜県の関市の善光寺でも体験できるそうなので、岐阜なら気軽に行けるなあ。
宝物館に向かう途中に産湯の井戸があった。合掌して中を拝見した。
宝物殿を見学して外に出たら、雨が小康状態になっていた。戒壇めぐりで少しは身が浄化できたか?
JR四国の殉職者慰霊碑なんていうものもあった。
そして駅に向かい、帰路に就いた。善通寺を去る頃にはほとんど雨が上がった。大雨でストップ、徐行している区間も発生したが、幸いなことに自分が進む方向は大丈夫だった。平日は青春18きっぷで移動する人が少ないのか、ずっと座っていけた。米原発大垣行は8両編成で、最後尾に座ったら自分1人だった。さらに、大垣で接続する新快速でも次の特別快速でも同じ普通列車に接続するので特別快速に乗ることにしたら、乗ってきた列車が引き続き特別快速になった。あと、ピンクの113系に3回も遭遇したよ。
今日放送の「月曜から夜ふかし」で、善通寺の石パンが取りあげられていた。行った後に知っても・・・。また、今年7月下旬に行き、来月初めにまた行く予定の奈良の事もやっていた。
117系もJR西日本の湖西線、和歌山線、紀勢本線、そして山陽本線で走っているけど、山陽本線岡山エリアでは快速に使われていて、しかも「サンライナー」という愛称があり、トレインマークが活かされるので、岡山エリアにて撮影したかった。117系はこちらでも以前走っていたので、親しみがある。デビューした時には、高レベルな車両に感激したなあ。天気状況をみて、午前に撮るのと、午後に撮るのと、2つの計画パターンを立てていた。起きた時に雨が降っていなかったので、午前に撮る事にした。空の様子を確認するために窓の外を覗いたら、まん前が駅なので鉄欲が急上昇したよ(笑) ホテルを出たところで、「サンライズ出雲・瀬戸」が岡山駅へと滑り込んでいった。
庭瀬~中庄 を撮影地に選んだ。中庄駅から鉄塔を目標にして田んぼがあるところへ。動かずに両方向撮れるポイントも無かったので、上りのみ狙った。まずは213系。これも撮りたかった。同系を改造した観光列車が来年デビューするらしい。
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115系のモーター音が響き渡り、ワクワクした。
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1本目の「快速 サンライナー」は115系だった。快速イコール117系とは限らないんだ。携帯から2本目の使用車両を調べたら、117系8連だったので、安心した。なお、2本目は休日運休である。そして、その列車が来た。残念ながら両編成とも黄色の方だった。
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撮影中に通りかかったおじさんに「何か珍しいのが走るの?」と訊かれた。ネタ列車が走る時は撮影者が多いという。
水島臨海鉄道のキハ37、38形は土休日には走らないので、なかなか撮る機会が無かった。次は倉敷(市)駅近くの跨線橋に向かった。皮肉なことに、倉敷に向かう際に乗った列車が117系サンライナー色だった。
中庄駅まで小走りで向かったおかげで、1本前のMRT300形に間に合った。
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倉敷市駅側がキハ37形だった。こちらは国鉄色が来て良かった。久留里線で撮ってからの再会である。
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折り返しの38形側。
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まだイベントで走る事はあるけど、キハ20形が撮りたかったなあ。なんとか天気がもって良かった。これにて鉄道撮影は終了。水島臨海鉄道は貨物と旅客営業がある数少ない私鉄の1つだけど、貨物撮影はまたの機会に。讃岐うどんを食べに、善通寺観光に、香川へと向かった。 【続く】