｢パンドラⅢ～革命前夜｣

WOWOW　｢パンドラⅢ～革命前夜｣も明日で最終回です。
まさに本日、その前夜です。

面白かった～　　　
質の良い緊張感を持続させる。WOWOWドラマの真骨頂か？

江口洋介、内野聖陽、上川隆也、山本耕史、小澤征悦、泉谷しげる
平幹二郎、若村麻由美、板谷由夏、福田真由子・・・・

超豪華である。
あり得ない、美味し過ぎるキャストの画面は滅多に見られない。
内容にもそれぞれの演技にも見入る、息をつめて・・ドッと疲れる。
この展開、明日の最終話でどう収めるのか全くわからない。

WOWOWのドラマは隆也さん以外は観ることはないのだが
やっぱり｢いいな～｣と思うのだ。
今回も感じたことは、全ての出演者の存在感を大切に描いている。
例え一言の台詞での役者さんでも見逃せない。
無駄にしてない・・・いいなと思う。

そして登場人物のキャラクターが明確だった。
でも山本耕史さん以外の４人の男達・・・人間的に偏ってる(笑)
それをそれぞれがガチンコでブレずに演じきった。

溶けない氷のような江口さんも、その徹底ぶりが嵌ってるし
治療前、後の内野さんのどちらもイッチャッてる目は、ある意味怪演だ。
でも以前より内野さんの演じ方に、ちょっとそそられなくなったのは
どうしてだろう？　あ、あくまで個人的に！ですけどね。

隆也さんは・・・・刑事はいろいろ演ってはいるけど、こんなに
虚無感全開ってのはなかったような？？？
グレーオーラからは、刑事には必要ない危ない色気もかもし出してる。
そのキャラのブレがないというのは、ちょっと物足りなさを感じるのも
正直なところだ。
でも今回は珍しく拳銃を握ったシーンもあって、彼の得意分野が
生かされたようでお得感もありましたよ～

お得感といったら初回のラブシーンもそうだけど・・・
自分と同じ匂いの相手と巡り合って・・・すぐそうなる？？
な～んてオバサンの老婆心か(笑)

神林刑事のこれからは？みたいなものを暗示させるような
部分は最終話には盛り込まれるのか？　あえてないかもね。
このドラマの雰囲気のなかでは・・・ない方がいいかな？

女性陣の若村麻由美さん。
以前よりナチュラルで役の幅を拡げたような気がする。
好きな女優さんの一人でもある。

そして、やはり好きなタイプの板谷由夏さん。
世の中に背を向けられても貪欲に挑戦するような気概を
感じさせる思い切りのいい役処が似合う。
ただキレイだけではなく、大人の女！って感じ。
昔風に言えば｢小股の切れあがったいい女｣でしょうかね。

パンドラの箱の中の自殺防止治療が革命へという展開となった
８日間のお話。
｢・・・革命｣って、なさそであるのか、ありそでないのか・・・・
気がつけば考えたこともないな・・・