オカ姉のためいき日記

人生色々、ためいき色々。今日はどんなためいきつくのやら・・・?

「沈まぬ太陽」あと一話

2016-09-20 22:37:25 | 上川さん
20話もある」と始まった頃はルンルンだったのに……

沈まぬ太陽」・・・25日には最終回を迎える・・・迎えてしまうぅぅ

決して楽しい、明るい内容ではない。
理不尽に地団駄踏みながら、毎回心かき乱されたにも拘らず
「早く次がみたい」と思わされた。
そんな欲求が20話という長さを感じさせなかったのかもしれない。

「地に足がついた」感の強いストレスフリーの作品だった。
多くの人に観てほしいという思いが沸々と湧いてくるが……
無理なのかな~もったいないなと、これまた忸怩たる思いです。

一部のアフリカ編は勿論、二部に入ってからもまた違ったドラマティックな展開に
目が離せず、正直見終わって疲れる。
恩地の海外での苦難の波は怒涛の如く押し寄せ、帰国後の波は足をすくわんと
ヒタヒタと忍び寄るような魑魅魍魎な者との対峙。

あ~恩地さんの人生って、なぜにこんなにも不遇なんだ!!と苦しくなるのだ。
・・・が、そんな展開の中の恩地に向けられる光のような言葉(台詞)と情景に
観ている側はひと時救われる。

遺族に土下座して謝罪する恩地を目にした、妻りつ子の・・・
「あなたが謝ることなんか何もない」・・・簡潔にして深いいたわり!

かたや、他の遺族からは「・・・本来だったらあなたのような人が国民航空の幹部に
なるべきですよ」とも。

国見会長から「力をかしてほしい」との言葉に、「・・・初めて人間の言葉をききました」と
涙する恩地。  思わずこちらもググッときましたね~
そんな恩地を柔らかく見つめる国見会長・・・国見を演ずる長塚さんが素敵でした。
緑の木々の中の二人の間に「信頼」が浮かび上がるような映像が秀逸!
とても感動したシーンです。

そしてこの人物からも・・・堂本・元社長。
「どうやら君に嫉妬していたようだ・・・
何年も僻地へとばされながら最後まで節を曲げなかった君にね」

二部の主役といってよい国見会長。堂本・元社長を演ずる国村準さん(国は違う字だけど
善と悪となってはいるものの人物造形が深く描かれ、お二人の演技力も相まって
とにかく魅力的です。

18話の冒頭、恩地が動物園を訪れたシーン。
「世界で最も危険な動物」の文字の前に胸を突かれたように立ちすくむ。
正に「世界で最も危険な動物は人間

今までも、この先にも立ちはだかる最も危険な人間達との対峙を暗示し、恩地が
改めて自覚せざる得ない・・・そんな心境を表しているように思えた。

国見会長と恩地は返り血を浴びるだけで終わるのか???
しっかりと腑に落ちる最終話になるのだろうか???(個人的に)

せめて悪党さん達は滅多切り~~~にせめて・・・・