剣山の里宮【クリスト神社】
栗須戸とか栗枝渡などと書くが、キリストが転訛したようだ。
(この剣山周辺が祖谷と書いて【イヤ】と読むのも、イザヤ、イシュヤの転訛だろうか?)
クリスト神社は平家の隠れ里集落にひっそりとある。
落合集落展望台向かい側付近の道を上がって行くのだが、非常に分かり難い。
平家隠れ里【落合集落】 【案内板】
鳥居は無く左右の杉
【本殿】
祖谷には平家や安徳天皇にまつわる伝説や遺跡が残っている。
安徳天皇は壇ノ浦で入水したことになっているが、この地方の伝承によると、屋島の合戦の後、祖谷に落ち延び剣山に宝剣を奉じ再起を祈願したが、そのまま祖谷で崩御され、ここクリスト神社で火葬されたとのこと。
クルス堂 安徳天皇 火葬跡
このクリスト神社で荼毘に付された安徳天皇の、次に即位した後鳥羽天皇から、天皇家の紋章を菊16紋にした、
という事も何か縁があるのだろうか…。
【クリスト神社】菊16紋
【エルサレム神殿】16紋
16紋はユダヤのヘロデ王家の紋章でありイスラエルの聖地エルサレムの神殿にもあるが、
元々はアジアで生まれた世界最古の文明シュメール王朝の紋章とのこと。
天皇=スメラミコトの語源も、シュメールミガド(=シュメールから降臨したという意味)との異聞もある。
日本が西洋人の国ではなく、アジア人の国である以上、最古の起源がアジアのシュメール文明にあったとしてもおかしくはない。
もっともシュメール語、ヘブライ語、日本語は共通する特徴が多い様で、日本語の起源とも考えられるらしい、、、、
シュメール 16紋 アジアで生まれた世界最古の文明シュメール
数千年の歴史を持つ16紋だが、現代では、
日本の皇室だけが後鳥羽天皇以来、数百年 16紋を使用している。
祖谷はさすがに平家が隠れ里として潜んだだけあってとてつもない秘境だ。
日本三大秘境のひとつでもある。
西アジアから東アジアの果てへ逃れた古代ユダヤ人が剣山に秘宝を隠したという伝説もうなずける。
秘宝を隠すならば「まさかこんな所に」と誰も疑わない所に隠さなければ意味がないが、我々日本人が「まさか日本にユダヤの秘宝があるはずがないっ」と思っている以上、隠した古代ユダヤ人にとっては、きっと大成功なのだろう。
【白人神社】
剣山から車で一時間ほど、穴吹川沿いの国道492に忽然とある。
駐車場を挟んで、奥には磐境神明社へ登る参道がある。
拝殿
摂社に顕れたオーブ 庇の中央あたり
【磐境神明社】
磐境神明社は日本の神社にしては珍しく、ユダヤの神殿アラッドと同様な石造り。
木造の社殿がない、石造りの古代礼拝所だ。
ユダヤ拝殿アラッド
・・・確かに似ている。
拝殿入口付近
まるで木霊のようだ…
この地域には、前駐日イスラエル大使やユダヤ研究家を驚かせたユダヤの伝統が数多く残り、
剣山も幾度となく調査が行われたが未だ秘宝発見には至ってない。
日ユ同祖論 では、天孫降臨の高天原【タカアマガハラ】とは、西アジアのアブラハムが住んでいた【タガーマハラー】であるとの説があり、日本の始祖神イザナミ・イザナギも旧約聖書のイザヤ夫婦の転訛ではないかと云われている。
4~5世紀、大陸からの渡来人が大勢やってきた中で、空海、聖徳太子、秦氏、平家などは、中央アジア・西アジア系の渡来人とも云われているが、こちらの地方はそれら所縁の地のなのだろう。
剣山から吉野川に流れる清流【穴吹川】
穴吹川
日本という国はつくづく不思議な国だと思う。
古代、遊牧民族や海洋民族の移動により、原始アジア人の幾つもの支流が生まれた。アジアの文化や人々は、西から東へ流れるのが基本だ。
国々が興っては滅び、幾つもの文化がアジアを流れ、再び日本で出合い集積され習合する。
良くも悪くも【島国文化】とはそういう性質の様だ。
多くの文化が流れつくが、出てゆくことがないので、概ね受容され、保存される。
アジアの文化が混ぜこぜに残されている。(沖縄風にいうとチャンプルー文化)
日本人は節操がないと言う人もいるが、海の向こうからきたものを迎えうる
【島人の心】が日本人にも元来あったのだと思う。
そして、日本は僅かでもそれを後世に残す。
今でこそキリスト=西洋のイメージが強いが、キリストが青い目の西洋人だった訳ではなく、私達と同じアジア世界の住人なのだ。
この徳島で古代アジア世界を偲ぶと、日本もイスラエルもアジアの一部だったことが感じられる。
~途中立ち寄った祖谷温泉
【谷底の秘湯】朝7時頃~やっている。1500円
ケーブルカーで170m下の谷底にある露天風呂まで降りてゆく。
しかもセルフサービスのケーブルカー!? 車掌と運転手を自分でやる。
【平家歴史民俗展】
竹宮恵子さんのイラスト
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます