【高鴨神社】
奈良県御所市鴨神1110
全国の賀茂氏(鴨一族)の神社の総社⛩️
(※御所市=「ごせ市」と読む)
⛩️御祭神
阿遅志貴高日子根命
(あぢしきたかひこね)
またの名を
迦毛之大御神(かものおおみかみ)
妹の👰下照姫も祭られている。
鉱脈の上にある神社で、多くの気が出ていることで知られる。
神社の案内によれば、
『夏場に参詣されますと、涼しく感じられるのはその為です。「気」は身体にたいへん良く、ぜひ神域を巡られて神様の「気」をお受けになられ、心身共によみがえられることをお祈り申し上げます。』
とのことだったが、確かに
リトリート感のある神社だった。✨✨
そして、境内にたくさんの神々が祭られていたことも心やすけた。
鴨一族の始祖『アジスキタカ彦根』は
大和に繋がる古い神様だが、
大和より古い出雲に繋がりあった神様で、
出雲の大国主命と多紀理姫の子。
農業の神様として祭られている。
創建不明だがこちらへ祭られたのは、
出雲の国譲り後かもしれない。
上鴨社⛩️高鴨神社
中鴨社⛩️御歳神社
下鴨社⛩️鴨都波神社
と、三社を呼ぶように、この地域は古くから鴨一族が拓いた農地だった様だ。
大和王朝にも繋がりが浅からずとしても
それより古い、
葛城王朝とも繋がりがあったと思われる。
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古事記では、
高天原から「出雲を譲れ」と派遣されたアメノワカヒコにそっくりだったと言うエピソードが記されている。
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高天原より国譲りの為に派遣されたアメノワカヒコは、出雲にやって来ると
アジスキタカネ彦根の妹💖下照姫と結婚して出雲側についてしまい、高天原陣営から殺されてしまった。しかし、
アメノワカヒコの葬儀に、
アジシキタカ彦根が現れると、
そっくりだった為に「生きていた!」
と驚かれる。
アジシキタカ彦根は、
「自分はアメノワカヒコでは無い」
と怒り、
下照姫もアメノワカヒコではないと否定する歌を詠んだ。
アメノワカヒコは、高天原を捨て出雲に亡命し
出雲の神アジシキタカとなったことを物語る様なエピソードであり、
当時は高天原より出雲の方が勢いがあったであろう事が覗える。
この後、高天原からの
三回目の遠征で出雲はとうとう
高天原側に王権を譲り渡し消滅する。
『アジシキタカヒコネ』を始祖とする鴨一族は
王朝を超えて在り続けてきた由緒のある氏族だったのだろう。
最後までご覧頂き、ありがとうございました🙏
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