Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

ダリアの話

2021-11-06 | みんなの花図鑑
昨日、テニスの帰りにあけぼの山農業公園に行ってきました。風車前のコスモス畑もすっかり、刈り取られ、殺風景な風景で、公園の花は少なく、写真を撮る素材を見つけるのに苦労しました。

<あけぼの山農業公園 風車前のコスモス畑 10/5当時の写真>


そんな公園で唯一存在感を放っていたのがダリアです。ダリアはキク科 テンジクボタン属で、和名はテンジクボタン(天竺牡丹)。今日はダリアを中心に話を進めたいと思いますので、お付き合いいただければ嬉しいです。

<ダリア あけぼの山農業公園>


ダリアの名前はスウェーデン植物学者ダール氏の名前にちなんで付けられたものです。 テンジクボタンという和名の由来はインドを経由して日本に持ちこまれたことと、花の形が牡丹に似ているからだといわれているそうです。

<ダリア あけぼの山農業公園>


ダリアは非常に品種が多く、草丈、咲き方、色のどれをとってもバリエーションが豊富です。草丈は150cm近く伸びる皇帝ダリアもあれば、50cm以下のものもあります。

<皇帝ダリア 我孫子市民農園>

<皇帝ダリア 我孫子市民農園>


「ダリア」の花言葉は「優雅」「気品」「栄華」「気まぐれ」「裏切り」。赤のダリアの花言葉は「華麗」、白のダリアの花言葉は「感謝」、黄色のダリアの花言葉は「優美」。

<ダリア あけぼの山農業公園>


美しさに心奪われるのは何時の時代も同じ。ナポレオンが活躍していた時代に、ダリアはその美しさを巡って争いを起こしていたのです。

<ダリア あけぼの山農業公園>


ナポレオンの妻ジョセフィーヌはとてもダリアを愛しており、庭に沢山のダリアを育てていました。

<ダリア あけぼの山農業公園>


ある日、あまりにもダリアが美しいので、ダリアを譲ってほしいという貴婦人が現れましたが、ジョセフィーヌは軽くあしらいます。

<ダリア あけぼの山農業公園>


貴婦人は怒ってお金を使い、ジョセフィーヌの庭師を丸めこみ、球根を盗ませたのです。しかし、この事はすぐにバレて、ジョセフィーヌの逆鱗に触れます。

<ダリア あけぼの山農業公園>


庭師と貴婦人はジョセフィーヌによって追放されたのです。この事件がきっかけで「裏切り」という花言葉が付いたとされています。美しさは欲望に変わり、果ては人間関係も変えてしまうのですね。

<ダリア 柏の葉公園>


公園の中で花を見つけるのに苦労しましたが、数少ない花の中から2~3点追加でご紹介します。公園内の通路脇の雑木林にはアザミの花がまだまだ元気いっぱいに咲いていました。

<アザミ(キク科アザミ属) あけぼの山農業公園>


春になるとお花見の名所になる「さくら山」にジュウガツザクラ(十月桜)が咲いていました。秋から冬に、葉の落ちた枝先に、白や淡い紅色の八重の花が数輪ずつ咲き続け、春は葉を出すとともに花がたくさん咲きます。

<ジュウガツザクラ(バラ科サクラ属)あけぼの山農業公園>


ジュウガツザクラの花言葉は「優美な女性」「寛容」「神秘な心」。花言葉「神秘的な心」は、春に咲く整った花と、秋に咲く花弁が少しねじれたような花とでは雰囲気が異なることからきているのでしょうか。

<ジュウガツザクラ(バラ科サクラ属)あけぼの山農業公園>


ツツジの花でしょうか? 例年5月に咲く花が、この時期に咲くというのも気候のせいで狂い咲きしたのでしょうか。

<ツツジ?(ツツジ科ツツジ属) あけぼの山農業公園>


白地に少し紅ぼかしが入る一重中輪のサザンカ、翁衣 (おきなごろも、サザンカ群)。
裏紅が表に現れてぼかしになるようです。

<サザンカ・オキナゴロモ(翁衣) あけぼの山農業公園>