先回の続きです。
2021-08-31 バラ ばら 薔薇
私が今までに撮りためた薔薇の写真を織り交ぜながら薔薇についてレポートしていきます。(スマホで無造作に撮った写真なので、不鮮明、ピンボケはご容赦ください)
バラは有史以来、人類にもっともなじみ深い植物の一つです。
特にローマ人は、生活のなかでバラを多用したといわれています。
今回はバラの歴史を調べてみました。
<インカ 柏の葉公園で撮影>
1978年 Tantau(ドイツ)作出 Hybrid Tea
<バラの起源>
バラの起源は一説によると今から約7,000万年前~約3500万年前とも言われています。チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけて野生の原種が多く生息していることから、このあたりで生まれた可能性が高いのではないかと言われています。
<うらら 柏の葉公園で撮影>
1995年 京成バラ園(日本)作出 F フロリバンダ
<バラの歴史>
古い文献等によると、英雄王ギルガメッシュを描いた「ギルガメッシュ叙事詩」には、「バラは永遠の命…」と記されていることから、紀元前2000年以上前にはすでに愛されていた花だったと思われます。
紀元前6世紀頃にギリシャやローマでは、バラが栽培され、詩人サッフォーや哲学者プラトン、アリストテレスなどの著作にもバラが登場しています。
<ニューアベマリア 柏の葉公園で撮影>
1983年 Kordes(ドイツ)作出 Hybrid Tea
<日本におけるバラの歴史>
日本におけるバラの記述は西暦700年代の文献「万葉集」や「常陸風土記」が最古と言われています。バラは荊(うらま)、そうび、しょうびとも言われており、防人の歌にある「道の辺の荊~」とはノイバラの事を指しているようです。
<アブラカダブラ 柏の葉公園で撮影>
1993年 William A. Warriner(アメリカ)作出 Hybrid Tea
源氏物語や枕草子にも薔薇(そうび)の記述が見られ、これは中国から渡来したコウシンバラだと考えられています。
『 源氏物語 』 賢木(さかき)の巻
今日も例の人々、多く召して、文(ふみ)など作らせ給ふ。
階(はし)のもとの薔薇(さうび)、けしきばかり咲きて、
春秋の花盛りよりもしめやかにをかしきほどなるに、
うちとけ遊び給ふ。
<アンバー・メイアンディナ 柏の葉公園で撮影>
2008年 Meilland(フランス)作出 Min ミニチュア
日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類(ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナシ)は日本原産です。
花屋さんの店先には、必ずと言ってよいほど並んでいるバラの花。
実際にどれほど人気があるのか、政府統計の平成30年(2018年)産花きの生産状況を調べてみました。(令和3年5月公表) 農林水産省 花木等生産状況調査
1位 キク 614億円(17%) お葬式、供花
2位 洋ラン 353億円( 6%) お祝い
3位 ユリ 202億円( 5%)
4位 切り枝 180億円(5%) いけばな
5位 バラ 164億円(5%) ブライダル、記念日
<カインダブルー 柏の葉公園で撮影>
2016年 Kordes(ドイツ)作出 Hybrid Tea
先回、花言葉を紹介しましたが、ネガティブなバラの花言葉もあるとのことです。
大切な人へ贈るバラは、ネガティブな花言葉だけは絶対避けたいですね。
これだけはしっかり覚えておきたいものです。
ネガティブな花言葉は本数、色、部位、状態などで意味合いが違ってきます。
<ジョン F ケネディ 柏の葉公園で撮影>
1965年 バーナー(アメリカ)作出 Hybrid Tea
本数
■15本「ごめんなさい」
色
■黄色 「愛情の薄らぎ」「嫉妬」
■黒赤色 「死ぬまで憎みます」「憎悪」「恨み」
■赤に白班のバラ 「戦争」「争い」
部位
■トゲ 「不幸中の幸い」
■枝 「あなたの不快さが私を悩ませる」
状態
■赤いしおれた薔薇 「はかない」
■白いしおれた薔薇 「束の間の印象」
<アベイ・ドゥ・クリニュー 柏の葉公園で撮影>
1996年 Meilland(フランス)作出 Hybrid Tea
花言葉は誰が決めたとか、正式に制定する団体などはありません。
色々なところで言い伝えられたり、日本では花に携わる人たちが、その花に合った言葉を考えるなどして広がりました。
世界に数万~数十万の品種があるとも言われる薔薇の花、まだまだ入り口の段階で、知らないことばかりです。
奥の深い薔薇の世界、これからも深堀りしようと考えています。次回以降も私にとっての新たな発見を目指します。
愛の象徴ともされる薔薇にふさわしい曲
愛の挨拶(エルガー作曲・バイオリン 五嶋みどり 3:14)
2021-08-31 バラ ばら 薔薇
私が今までに撮りためた薔薇の写真を織り交ぜながら薔薇についてレポートしていきます。(スマホで無造作に撮った写真なので、不鮮明、ピンボケはご容赦ください)
バラは有史以来、人類にもっともなじみ深い植物の一つです。
特にローマ人は、生活のなかでバラを多用したといわれています。
今回はバラの歴史を調べてみました。
<インカ 柏の葉公園で撮影>
1978年 Tantau(ドイツ)作出 Hybrid Tea
<バラの起源>
バラの起源は一説によると今から約7,000万年前~約3500万年前とも言われています。チベット周辺、中国の雲南省からミャンマーにかけて野生の原種が多く生息していることから、このあたりで生まれた可能性が高いのではないかと言われています。
<うらら 柏の葉公園で撮影>
1995年 京成バラ園(日本)作出 F フロリバンダ
<バラの歴史>
古い文献等によると、英雄王ギルガメッシュを描いた「ギルガメッシュ叙事詩」には、「バラは永遠の命…」と記されていることから、紀元前2000年以上前にはすでに愛されていた花だったと思われます。
紀元前6世紀頃にギリシャやローマでは、バラが栽培され、詩人サッフォーや哲学者プラトン、アリストテレスなどの著作にもバラが登場しています。
<ニューアベマリア 柏の葉公園で撮影>
1983年 Kordes(ドイツ)作出 Hybrid Tea
<日本におけるバラの歴史>
日本におけるバラの記述は西暦700年代の文献「万葉集」や「常陸風土記」が最古と言われています。バラは荊(うらま)、そうび、しょうびとも言われており、防人の歌にある「道の辺の荊~」とはノイバラの事を指しているようです。
<アブラカダブラ 柏の葉公園で撮影>
1993年 William A. Warriner(アメリカ)作出 Hybrid Tea
源氏物語や枕草子にも薔薇(そうび)の記述が見られ、これは中国から渡来したコウシンバラだと考えられています。
『 源氏物語 』 賢木(さかき)の巻
今日も例の人々、多く召して、文(ふみ)など作らせ給ふ。
階(はし)のもとの薔薇(さうび)、けしきばかり咲きて、
春秋の花盛りよりもしめやかにをかしきほどなるに、
うちとけ遊び給ふ。
<アンバー・メイアンディナ 柏の葉公園で撮影>
2008年 Meilland(フランス)作出 Min ミニチュア
日本はバラの自生地として世界的に知られており、品種改良に使用された原種のうち3種類(ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナシ)は日本原産です。
花屋さんの店先には、必ずと言ってよいほど並んでいるバラの花。
実際にどれほど人気があるのか、政府統計の平成30年(2018年)産花きの生産状況を調べてみました。(令和3年5月公表) 農林水産省 花木等生産状況調査
1位 キク 614億円(17%) お葬式、供花
2位 洋ラン 353億円( 6%) お祝い
3位 ユリ 202億円( 5%)
4位 切り枝 180億円(5%) いけばな
5位 バラ 164億円(5%) ブライダル、記念日
<カインダブルー 柏の葉公園で撮影>
2016年 Kordes(ドイツ)作出 Hybrid Tea
先回、花言葉を紹介しましたが、ネガティブなバラの花言葉もあるとのことです。
大切な人へ贈るバラは、ネガティブな花言葉だけは絶対避けたいですね。
これだけはしっかり覚えておきたいものです。
ネガティブな花言葉は本数、色、部位、状態などで意味合いが違ってきます。
<ジョン F ケネディ 柏の葉公園で撮影>
1965年 バーナー(アメリカ)作出 Hybrid Tea
本数
■15本「ごめんなさい」
色
■黄色 「愛情の薄らぎ」「嫉妬」
■黒赤色 「死ぬまで憎みます」「憎悪」「恨み」
■赤に白班のバラ 「戦争」「争い」
部位
■トゲ 「不幸中の幸い」
■枝 「あなたの不快さが私を悩ませる」
状態
■赤いしおれた薔薇 「はかない」
■白いしおれた薔薇 「束の間の印象」
<アベイ・ドゥ・クリニュー 柏の葉公園で撮影>
1996年 Meilland(フランス)作出 Hybrid Tea
花言葉は誰が決めたとか、正式に制定する団体などはありません。
色々なところで言い伝えられたり、日本では花に携わる人たちが、その花に合った言葉を考えるなどして広がりました。
世界に数万~数十万の品種があるとも言われる薔薇の花、まだまだ入り口の段階で、知らないことばかりです。
奥の深い薔薇の世界、これからも深堀りしようと考えています。次回以降も私にとっての新たな発見を目指します。
愛の象徴ともされる薔薇にふさわしい曲
愛の挨拶(エルガー作曲・バイオリン 五嶋みどり 3:14)
今回も色々なバラの蘊蓄をお写真とともに見せていただき、ありがとうございました!
アジア起源であること、日本が有名なバラの原種の産地であることなど、なるほどです。
おそらく大昔のバラは一重だったのでしょうね~
花言葉は面白いですね。
「しおれた薔薇」にまで花言葉が付いているなんて、ちょっと面白いです。
まあ、こんな薔薇を贈られたら、花言葉を知らなくても「嫌がらせか!」って思いますよね^^;
余談ですが、ほとんどの人が名前をしらないような植物でも、花言葉がありますね。
誰が考えるのかと思ったら、特に決まりはないようですね。
ぜひninbuさんも新しい花言葉を作ってみてください!
何か華やかな薔薇って、どうもヨーロッパのイメージだったんで、
てっきり鉄砲とかと同じように持ち込まれた花かと思いきや
ノイバラ、テリハノイバラ、ハマナシは日本原産とは、
日本人を昔から楽しませてくれてきた花なんですね。
花の生産量、売上で見せて貰うと、へぇぇです。
キクが多いのは、分かります。薔薇は価格も高いですし、
もっと多いかと思いきや、五位ですか、
と言っても、相当な売上ですよね^^
余談
ゴルフ、趣味とは言っていましたが、ほんと遊びレベルでした。
あの頃は、スコアアップすると嬉しかったですが、
ninbuさんのほうが、多分、上手ですよ。
良く一緒にコースに行っていた友人数人は、
何歳になっても出来るからと、今でもよくやっています^^
現代バラの祖先種をたどって行くと、ノイバラ、ハマナス、庚申バラなど7、8種の野生バラにたどり着きます。
その中に日本原産のバラが2種類入っている(ノイバラ・テリハノイバラ)のは驚きです。
花言葉、なつみかんさんの提案で私も作ろうかと、その気になり、続きを調べたら、愕然として諦めました。(:_;)
花言葉は誰でもが勝手に花言葉を付けて良いのかと言えば、やはり花卉業界の団体が中心となって決めているようです。新品種が開発された場合にはその開発者自身が花言葉を決めるそうですし、生産者が消費者から募集して命名する事もあり、販売会社が決めたりすることもあるそうです。
私もバラはヨーロッパ原産のイメージを持っていました。
調べてみて、日本や中国の原種がルーツと知ってビックリです。
花の生産は金額しか統計がないので、生産量(数量)だと、また違った順位になるのでしょうね。
2位の洋ランは頷けます。会社や店舗オープンのお祝いは洋ランが定番です。単価も数万円と高価で、法人需要が多いのでしょうね。
ゴルフやテニスは何歳になってもできるスポーツですね。
私のテニス仲間に今年89歳になる女性が元気にプレーしています。
私の昔のゴルフ仲間にも、今でも年間50回はコースに出ている”ゴルフ馬鹿”が一人います。(笑)
薔薇も深く掘り下げるといろんな歴史があるのですね。
調べたり文章読んだり、書いたりが大の苦手。
けどお花の育て方だけはしっかり読む…そんな身勝手な私に合う花言葉のバラ是非見つけてください。
そう自分で探すのは苦手だからです。
けどねツルバラは育ててるから知っています。
子供に送ると良いそうですね。
健やかに伸びるって有ったような気がします。
違ってるかも、もう一回見たのですが見当たりません・・。
けど私のメモには残ってる???
そもそも子供にツルバラって、棘があるのになんででしたね?
あ~~~又意味不明。
「そんな身勝手な私に合う花言葉のバラ」
しいちゃんにピッタリな花(バラではない)が簡単に見つかりましたよ。(^_-)
ぜひ、しいちゃんの庭で育ててくださいね。(^.^)
その花はデンドロビウムです。
こちらにアクセス → https://hananokotoba.com/dendrobium/
科・属名: ラン科セッコク属
学名: Dendrobium spp.
和名: デンドロビウム
別名: デンドロビューム、デンドロ
英名: Dendrobium
原産地: 東南アジア、オセアニア
花言葉は「selfish beauty(わがままな美人)」
ツルバラの話の花言葉は「無邪気」「爽やか」です。
だから子供に贈るのは正解ですね。
子供に棘があるツルバラはダメ?
あ~ あ~ 私も意味不明です。(笑)
早速私の待乳山聖天にコメントをお寄せ頂き有難うございましたm(__)m
ところでバラ、私も時々バラ園に写真を撮りに行っておりますが、知識は精々名板に書かれている花名と産地位で、
とてもninbuさんの様に詳しく花言葉迄は調べておらずさすがです!
私なんかはただ撮るだけで・・・(^0^;)
それから前回のゴルフですが、私も若いときはクライアントにゴルフメーカーや雑誌社の仕事も有り、
下手なゴルフ(練習嫌いでスコアは精々100前後)をしておりました。
ただ船に乗るようになり、クルーザーなど借りると半日乗っても数万円以上掛かり、とてもゴルフと両立出来なくなって、
ゴルフ関係の仕事が無くなった時点でゴルフから離れました。
まあ選手の活躍などたまにテレビで見たりすることは有りますが、どうも私には船の方が合っている様です。
まあ知人達(仕事先も含め)も喜んでくれますし(^o^)
バラのことを色々調べ始めたのですが、情報が多すぎて混乱しています。
バラに関するネット情報は多岐にわたっており、量も非常に多いのです。
調べれば調べるほど新たな発見があり、面白くなってきました。
当分「バラ ばら 薔薇」シリーズは続きそうです。(笑)
ヒゲオヤジさんも、ゴルフは仕事上必要で始められたのですね。
昔はゴルフもお金がかかったので、他の趣味と両立は難しかった時代です。
私もキャリアだけは長かったのですが、スコアは全く伸びませんでした。
だから、未練もなくスッパリ止められたようです。(^.^)