「様似山道」は
千島列島を伝って南下を続けるロシアの脅威に備えるため、江戸幕府が1799(寛政11)年に東蝦夷地に最初につくった道路の一つ。
日高山脈の南端のアポイ岳が海にせり出す交通の難所であった日高耶馬渓の断崖上につくられました。
明治以降、耶馬渓の海岸線に道路が整備されると、この山道は次第に廃れ人々の記憶からも忘れ去られていきましたが、30年以上前に地元有志によって山道跡が確認され、現在は延長約7km、行程約4時間のフットパスコースとして親しまれています。
コースはその名のとおり山道で、何度も渡渉を繰り返しますが、広葉樹の森林浴が楽しめ、途中には耶馬渓を展望できる場所や明治初期にあった旅籠屋の跡などもあります。
道中は看板のほか、樹木にピンクテープや赤札などがつけられていますので、それを目印に進んでください。
ルートは、東口(様似町字幌満)から入り、西口(様似町字冬島)から出ることをお勧めします。
※日高振興局HPより
訪問時は山と滝と花とが兼ね備えた場所と思い行ってみた
アフターで「耶馬渓」も行って見たがそれは次回で
東口は、幌満川右岸から山に入る沢。
幌満橋の浦河側(トンネルの出入り口)に川に降りる階段がある
降りたら上流へ向かうと山への登山口がある。
小さな沢沿いを緩々と登ると両側にすでに花が咲いている
登りきると多少のアップダウンの道を行く
春先はエゾオオサクラソウが満開になりとても気持ちがよい
いくつかの沢を軽く超えたり小滝を見たり、断崖上から海をみたりと飽きない。
昔の旅籠屋の跡を見るとこんなところにあったのかと驚く
普通に?ヒグマがいるので熊鈴は必須だ。
下山すると折り返しは国道を駐車場まで歩くのが疲れる
民家の軒先でミヤマオダマキが今が盛りと咲いていた。
「エゾオオサクラソウ」
「ヒトリシズカ」
「エゾキケマン」
「オオバナノエンレイソウ」
「フイリミヤマスミレ」
「ホソバノアマナ」
「エゾオオサクラソウ」
1873(明治6)年から1885(明治18)年まで原田安太郎が旅籠を営んでいた跡で,4×7間の家屋跡が復元されている。
「ケマルバスミレ」 この先もここでしか見たことがないスミレ
「ニシキゴロモ」
ゴール
「ミヤマオダマキ」
※2011年5月24日撮影
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