登山日:2014/7/26
山名:旭岳・間宮岳
標高:2,290m
場所:表大雪
コース:旭岳温泉コース
標高差:690m(姿見駅から)
ガイド標準時間:登り2時間 下り(参考記録なし)
ガイド評点:55点(中級)
札幌発:3:00
登山口着:5:40
出発:6:15
山頂:8:20
所要時間:1:55
駐車場着:13:10
登山時間:7:00
やっと北海道の最高峰、旭岳に登る気になった
別に残しても意味がないし花があるうちに行ってしまおうと思ったけど・・・
前日の金曜日には札幌にもPM2.5が来襲し午後3時にはもやもや状態。
まー大雪は大丈夫だろうと・・・
ロープウェーで姿見の池駅まで 不安が的中
全然大丈夫じゃない!
でもこのモヤがPM2.5の影響なのかもよくわからずに出発~
せっかくの姿見の池がぁ
ここは頂上めがけ一直線に登るだけだからね
ロープウェー駅にあった花々はすでに無く一部の根強い花だけとなった。
ヒメイワタデ
ちょっと登って振り返れば駅に池に石室に
もやがなけりゃ下界が見えてるんだろなぁ
この辺まで登ると岩礫の中を好きなルートで登って行く。
ある場所は直登である箇所はジグを切りながら登る
左の地獄谷を覗くと噴煙が勢い良く噴出している
ふうふう言いながら小ピークをいくつか越えて
結構登ってきたら前方に特異な金庫岩が見えてきた。
あそこまで登れば山頂は目の前だ
がんばろーっと。
高度が上がってくると咲く花にニューフェースが
チシマクモマグサがこれもたくさん咲いていた。
以前に赤岳や白雲非難小屋で群生を見たが
この花が礫地に咲いているとは思わなかったね。
この花も大雪山系で良く見る
エゾイワツメクサはこれからがピークかな
金庫岩を過ぎて最後のひと登り
下に見えるニセ金庫岩を本物と見間違い
手前の沢形を下って遭難した事例が多々あるそうだ
今はロープを張っているがガスが強くなると
岩場は道筋がはっきりしないだけに注意だ。
山頂すぐ手前より地獄谷を覗き込む。
噴煙は見えるんだけどなー その下は全然見えない 泣
そしてほぼ予定時間通りに山頂到着。
北海道の最高峰だが景色が見えないだけに喜びも半減・・・
でもお鉢平周りの山々は良く見えるぞ
登山者は多いが予想よりは少ない
やはりPM2.5のせい??
ではPM2.5?で霞む周りの山々を
右から北鎮岳~鋸岳~比布岳~安足間岳
山頂には花もある
メアカンキンバイ
イワブクロ
コマクサ
予想通り山頂は風が強くさえぎる場所はない
また常にモヤのかかっている状態で、次に進む
裏側へ下っていく
この砂礫は滑るので少し注意した。
途中にイワヒゲの群落
正面に熊ケ岳 ここは登ることはできない
後旭岳と奥に白雲岳
滑る火山灰地の斜面を慎重に下り
後旭岳キャンプ地目指しては雪渓がまだまだ!
尻すべりを楽しむ登山者もあり
楽しそうだなぁ
降りきった底には沢がありチングルマがここは盛りだった。
もっと低い場所ではすでに穂になっていたけど
まぁ元気なチングルマはいいね!
今日の大雪での初見のエゾコザクラと
裏側から見上げる最高峰
ウスユキトウヒレン
ここから熊ヶ岳へ向けて軽い登りだ
いよいよお鉢平への対面
その前に鮮やかなヨツバシオガマはこの株しか見なかったが何故か一輪だけ今が盛り
これもラストの一株かぁ?
タカネスミレは群生するスミレ。
もはや周りの株はすべて花はない
一輪でも撮影できてラッキーだったよ
この花は今年初見だった
でもこの花も一輪しか見なかったなぁ
エゾウサギギク。
お鉢平を右に見ながら間宮岳を目指す。
この花は多く咲いていたな
クモマユキノシタ。
イワギキョウにエゾイワツメクサ
熊ケ岳の特徴ある雪渓
相変わらずモヤはとれず消化不良だ!
平坦な場所にある間宮岳。
ここから中岳分岐~裾合平へ降りながら進み帰途に着くコースへ
折り返し地点のようなものだな。
間宮岳から中岳分岐へ降りる途中にお鉢平を見る。
霞みながらも左から北鎮~稜雲~桂月~黒~そして烏帽子の頭が見えた。
それにしても底は異様な雰囲気だ。
ここは立入禁止地帯
有毒ガスがあるとのことだ。
正面に比布~安足間岳、写真は切れているが右に中岳~北鎮岳方面へゆるく下る
裾合平へ向かう。
ここにもクモマユキノシタとチシマクモマグサ
ミヤマリンドウ
時間的に北鎮岳の往復は厳しく
中岳分岐から裾合平へ向けて下っていく。
途中で沢が一気に落ち込む箇所がある
これは滝じゃないのかなぁ?
右側から降りていく
途中にイソツツジ
降りてきて目の前の温泉、中岳温泉に足湯に浸かりたく石に腰掛て足を浸す
ちょうど良い熱さの温泉に疲れた足が癒され最高の気分だ。
予想外の足湯に時間がかかりすぎ
結果的にはここでのロスタイムは大きかった・・・
周りには時期はずれのエゾノリュウキンカ
平地では春先の花だがここでは今頃に咲いている。
改めて高地であることを再認識した。
岩場にジムカデもあり
ウコンウツギを見ながら裾合平に入る。
有名なチングルマの大群生はすでに8割終っており
かわりとゆうかエゾコザクラはまだ大丈夫であった。
それにしてもちょっと残念だな
整備された木道の脇に大きな花。
バイケイソウが咲いていたので思わず撮影。
このころから雨が本降りになって来た・・・
ちょっと温泉でのんびりしすぎたかな
右手に愛山渓から登る山、当麻岳から安足間岳の稜線が
当麻岳の下部に当麻乗越しがありそこから沼の平を経由し別ルートでも下山できる。
もちろん今回は旭岳ロープウェー駅が最終地点だ。
地図で見ると楽そうなトラバースの裾合平だがロープウェー駅に
近づくほどアップダウンや軽い登りが出てくる。
今回は少しだけ遅かったか、花の季節には素晴らしい絶景になる場所だろう
それにしても強いというほどまでは行かないが雨が降り続く
ついに折り畳み傘を使用した。
やっと夫婦池まで来た!
あと少しのところで雨脚も強くなる。
観光客も傘をさして見に来ているがかわいそうだなぁ
またいい時に山に来てよ
もはや撮影もままならず、とにかく早足で駅に向かう
やっと着いて一安心。
下山もロープウェーを使うので登山はこれにて終了。
PM2.5に雨に散々な登山のようだが
お鉢の山々は見れたし花もあった
そして最高峰の旭岳には次回こそ最高の景色を見るために
毎回同じだけどリベンジの誓いを立てたのであった。。
7月26日 訪問
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