ムダを省き 区民のくらし最優先へ!
足立区の新年度予算を審議する区議会予算特別委員会が3月2日(月)から始まりました。
総額で2980億円、6年連続で過去最大を更新した一般会計予算をはじめとする区の新年度予算案に対し、日本共産党足立区議団はムダ遣いをなくして、区民のいのち・安全を守り、くらしを応援する区政への転換をめざす立場から予算修正案を提案(以下、提案理由を紹介します)
わが党は、予算の組み替えを求めましたが、その意思が区側にないため、予算修正案を提出した次第です。
気候変動と災害から いのちを守る対策
・コミュニティFM局の開設
・第一次避難所も「福祉避難室」を設置することにふさわしく、すべての第一次・第二次避難所に段ボールベッドを備蓄
・窓ガラス飛散防止工事助成は、単独事業にし、施工業者も拡充
・甲状腺超音波検査及び血液検査を実施
・制度の高い放射線空間線量率の測定ができるよう「ホットスポットファインダー」を購入
・足立区でも産後ケア事業が始まりますが、育児や子育てに不安な母子に「宿泊型」も
・どの子にも行き届いた教育を保障するため、当面副担任講師を復活し、教員の多忙化を解消
・区の実施に追加し、モデル地域を決めて直接雇用で毎日配置を
気候変動と災害からいのちを守る対策
・医療的ケア児の学ぶ権利を保障するため、国の「学校における医療的ケア実施体制構築事業」を活用し、ただちに検討
・就学援助の入学準備金は、準要保護の金額は、要保護同様値上げを
・教育の一環である学校給食費は、他区同様、多子世帯の無償化を
・学力テストは中止
高齢者、医療、介護で 「安心・安全」を確保する対策
・介護保険利用料負担軽減は、11区が区独自の軽減を実施。足立区でも実施を
・23区で最も厳しい支給要件の紙おむつの要件緩和を実現
・胃がんハイリスク検診及び胃がん内視鏡検診はワンコインで
交通空白地域の解消などまちづくりと ムダを省く取り組み
・改定された交通総合計画に基づき、運営事業者が増便や更新を実施できるよう車両購入費用を助成
・戸籍・国保・保健所・生活保護、4事業の委託を中止
・区内15ヶ所に設置されているデジタルサイネージは費用対効果が見えない。デジタルサイネージの予算2億8千万円を削除
・学童保育室の見守り配信メールサービスは、設置費用も割高で保護者負担も生じる地域BWAをやめ、従来型で行えば、1190万円の財源が生む
以上、18事業の6億4782万円の拡充事業を盛り込みましたが、削減・縮小事業は11億5781万円で、全体としては5億4千万円の減額で実現することができます。歳入・歳出の均衡を図るため、学校施設建設債を削減し、学校改築は借金をほとんどせずに対応します。これにより区長提案と同額修正の提案となります。
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