9月6日午前3時8分、北海道で震度7を観測する地震が発生しました。
一時は全道が停電する事態となりました。
地震発生から1週間となった13日午後8時時点では、死者41名、負傷者681名、避難している人1452名、建物被害1291棟以上、停電144戸、断水約4850戸です。
被害を広げた要因には
厚真町(あつまちょう)では、土砂崩れで36人が死亡しました。
北海道では初めてという震度7を厚真町で観測しましたから、土砂崩れが起きるのも仕方ないかもしれませんが、専門家の分析では
①「極短周期」という揺れ方が多かった
②火山灰が厚く積もった地層であったことが、地震で崩れやすいので影響が大きかった、と指摘されています。
停電は人災
6月に発生した大阪北部地震でも極短周期の揺れが多かったといわれますし、火山灰は日本のあちこちにありますから、今回のような地震は日本のどこでも発生すると考え、それに対する備えをしておく必要があると思います。
北海道の地震では停電が大きな被害を広げています。
酪農家が多い北海道では、6日から8日にかけての停電で、搾乳の機械が稼働せず、「8割の乳牛が乳房炎になった」「1割の乳牛が死亡」「2割の乳牛を処分せざるを得なくなった」という事態が生まれました。
停電は人災であり、原因の解明と再発防止、被害者への補償が必要です。
救援募金ご協力をお願いいたします
現地では身近な人が亡くなり悲しみに耐えません。
救援・復興に全力を挙げ日本共産党は救援募金活動を行っています。
ご協力いただければ幸いです。
◆西の原事務所◆
千住龍田町8の3
03ー3879ー3628
*写真は9月29日行われた築地市場移転・解体中止の宣伝