ちゅう年マンデーフライデー

ライク・ア・ローリングストーンなブログマガジン「マンフラ」

ジュクのジュンクでジュンと会う

2006年03月17日 | 
 ジュンク堂で夏目鏡子述「漱石の思い出」(文春文庫)、江藤淳著「夏目漱石 決定版」(新潮文庫)、三島由紀夫「サド侯爵夫人・わが友ヒットラー」(新潮文庫)を買う。

「漱石の思い出」「夏目漱石 決定版」はなかなかほかの本屋で見つからなかったので、ジュンク堂えらいぞ! 新宿の三越の7、8階にある店舗は背の高い書架形式の陳列なので商品数が非常に多く、たいがいの本がみつかる。国書刊行会の幻想文学全集などもしっかり揃っていて、ここへ来るとつい長居になる。目的の本を探すにはとても探しやすい。ベンチでやすめるのもよい。本好きにはうれしい本屋さんだ。

「漱石の思い出」は以前図書館で上装本を借りて読んだが、そばに置いておきたい1冊なので文庫を探していたのだった。この本は、久世光彦が演出したTVドラマ「夏目家の食卓」の原作の一つにもなっている。

 江藤淳の「夏目漱石 決定版」では漱石が作った英語の詩について触れられているが、なんとこれが浪漫派的なのでびっくり。まったく漱石という人は奥が深い。江藤淳は、漱石は饒舌で理屈っぽい作家だが、読んだあとその「理屈の小骨が残らない」と評している。大変的確でうまい表現だと思った。

 さてさて週末は天気もよく温かそうなので、谷根千方面でもでかけてみようかいな。

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