12時の新幹線で東京に帰る前に、駆け足で岡山城を見てきました。
その外壁の色から 『烏城(うじょう)』 という別名もある岡山城は、戦国大名の宇喜多秀家が慶長2年(1597年)に築城した後、四代の城主に引き継がれて、寛永年間前半(1630年頃)に完成をみました。
江戸時代には岡山藩の城府となり、明治維新により廃城。 天守閣は昭和6年に国宝に指定されましたが、昭和20年6月29日未明の岡山大空襲により焼失し、月見櫓と西手櫓が現存するだけとなりました。
現在の天守閣は、昭和41年に鉄筋コンクリート造りで再建されたもので、外観は旧来通りに復元されています。
岡山城廃城の後も残され、天守閣と共に国宝に指定されていた石山門跡。
石垣に残る赤茶けた焼け跡が、空襲の激しさを今に伝えています。
岡山城築城当時は、大名が勢威を誇る目的で、石垣に巨石を集めて築くことが流行していたそうです。
画像では分かりづらいですが、これ、かなり巨大な石が使われています。
当然重機などなかった時代ですから、相当な労働力が集められたのでしょうね。
壁に沢山ある穴。
これは 「狭間」 と呼ばれるもので、敵が攻めてきた時は、ここから鉄砲を撃ったり、矢を放ったりしました。
もちろん現在は、敵など攻めて来ません。
平和的な熱い戦いが繰り広げられています。
もう少し時間があったら、天守閣にも登りたかったなぁ。
夕方までに帰京して、もうひと働き!