ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

FM NACK5「Age Free Music!」3

2017-08-13 18:43:00 | メディア
続いては「Best of Rock Set かりそめのスウィング」に関する話題へ…
「さっき【かりそめのスウィング】を聴いて貰ったんですけど」と甲斐さん

ご登場の前に流れた、このニューレコーディング版について
「オリジナルは、ドラムが入ってないんですよ
だから、もっとジャージーにしたかったんで
ドラムのブラシ…ブラシで叩くドラム入れて
僕の歌もやり直して、かなり細かいトコ全部やり直して…」と話され

同じくニューレコーディングの「【ちんぴら】も
ちょっとアプローチを変えたかったんで…
(リミックスの)【グッドナイト・ドール】は
前に出したミックスが気に入らなかったと…(笑)
これはもう、絶対やった方が良いと…

まあ、要するに、自分のレコーディング・スタジオ…
リズム、フルに録れるスタジオも、10年前からあるじゃないですか
だから、相当、時間かけれるって状況がありますから」

…と、おっしゃってましたが、ソロアルバムやライブでは
もう何年も「当時は出来なかった」り
「ずっと気になっていた」りした曲を
新しい技術や新たなメンバーで、切り口を変えて披露なさってますよね?

そして…「【非情のライセンス】は、カバーなんですけどね
昔あった『キイハンター』っていうドラマの主題歌で、野際陽子さんが歌ってて…

ナンか、カバーの曲を1曲入れると盛り上がりそうで
目玉商品になりそうで、面白いじゃないですか
ただ、そのカバーって難しくて、どんな曲を選ぶかっていうのあるんでね

これ、2〜3年くらい前からやりたかったんですよ
作品がすごく昔から好きだったんで
『キイハンター』は、それほど別に思い入れがある訳じゃなくて(笑)

曲…この作品が素晴らしいと思ってたんで
それでまあ、やってみたら甲斐バンドに非常にピッタリな仕上がりになったんで…

ただ、あれですよ、野際さんお亡くなりになったんで…
レコーディングやって、ミックスして上がって来た時に、その訃報があったんですよ

もちろんね、僕、すごいリスペクトしてたんで、残念だったんですけど
そういう思いも込めて、是非聴いて頂きたいということで
【非情のライセンス】聴いて下さい」とQ出し

曲が明けて…「今、カバー、たくさん出てますけど
やっぱり、カバーをそのままやったらコピーですよ
一旦、自分の中で、取り込んで、バラバラにして、また組み立てるっていう
そして初めてオリジナルになるんでしょ?」

…と「曲を聴きながら、色々話してた」ことを取り上げられて
甲斐さんは「消化(昇華?)した形で、しかも、そこの中に自分の色とかね
自分のスタイルとかがないと、やっても面白くない訳ですよ」と話され

富澤さんの「オリジナルが良いに決まってんだから」との言葉に
「そうそうそうそう!そのまんまやったらね
絶対負けるもんね」と頷いておられましたが

アルバム「翼あるもの」のきっかけになった【サルビアの花】は
「どう歌っても早川義夫には負ける
それで、このアルバムの中では、唯一原曲に近くした」そうです

余談ですが…アルバム「翼あるもの2」についてのインタビューで
「カバーとオリジナルの一番の違い」を訊ねられ
「他の人が書いた曲をやるっていうのは
基本的には、テイク3までしか歌えないね」と甲斐さん

「やっぱり、カバーで取り上げる曲っていうのは
思い入れがあって『歌いたい』と思ってる訳で
一応の完成型を聴いて知ってる訳じゃないですか

それを自分の中で消化して歌うっていうことだから
やっぱりオリジナルとはハッキリ違うんですよ

オリジナルは、何回も歌って行きながら
詞もメロディも全体のサウンドも考える訳だし
しかも、それをどうやって転がしながら形作って行くかっていう作業だから
圧倒的に時間がかかるんですよね

それに比べると、カバーの場合は手探りの分量が極端に少ないんですよ
その曲の生理を捕まえるだけだから
自分らしく生理を捕まえるっていう…
逆に言えば、捕まえてるから、やろうと思う訳だし、僕の生理を全部ぶつけて
あとは、イマジネーション一発で行くっていうことなんでしょうね」と答えられ

また「選曲する段階で意識したことは?」との質問には
「手垢のついてない曲ってことですね
つまり、聴く人に先入観がない曲ってことですよね
それで、仕上がったテイクが良ければ、更に効果を生むし
結果として良いことになる訳だから

つまり『こんなサウンドは誰もやってないでしょ』ってことなんです
斬新な切り口で入ってるんだけど
でも、聴いてみると、どこかで聴いたことがあるってことになってる
聴いた記憶を呼び起こしてるってところもあると思うし…

バックのサウンドも、歌い方も全然違ってるのに
受ける感触は、すごくオリジナルに近い感じがする
…っていうようなことを巧妙にやってるから」と、おっしゃってます

それはさておき…「テーンテーンって
あの有名な『キイハンター』のイントロあるじゃないですか
これは、イントロ全然出て来ないんですよ
【非情のライセンス】のね、間奏で初めて出て来る

で、まあ基本的に、このギターのリフとか
ホントに甲斐バンドのスタイルですからね」と話されてましたが
甲斐さんのギターリフへのこだわりは
【ポップコーンを…】から永久に不滅ですね(笑)

「これ、ホントは丸々3番まであるんですけど
しかも、これ作詞、あれなんですよ、映画監督の佐藤純弥なんですよ
『おおーっ!』と思ったんですけど…

ま、それを2番+ハーフしか歌ってないんですけど
それは、構成もあるじゃないですか
どれだけ、こう…ロックっぽく聴こえて
斬新な構成に聴こえるか?っていう…
フレッシュな方が良いですよね」とのことでしたが

オリジナルでは「ストーリーが見える歌」を書かれる方だし
歌詞の一部をカットされるって珍しいんじゃないかと…?

ちなみに…カットされた3番の歌詞を見たら
「ああ 愛し愛され合って きっといつか一緒に生きる
ああ その日その時待って 今日も涙流さず泣こう」
…となっていて、まっいっかって感じでした(笑)

そもそも、野際さん版で覚えていた奥さんが
気にならなかったみたいですし…(笑)

ともあれ…「カバーだろうと何だろうと、まず聴いた人が
ハツラツとして、ちょっとフレッシュな感じに聴こえないと
ナンかね、良くないですよね」と甲斐さん

関東圏を中心にツアーの告知があり
「このベストアルバムを聴いて貰って
それなりに歌詞もね、覚えられるし
そうすると、大体、甲斐バンドの観衆は、ものすごいみんな歌いたがりなんで(笑)

コール&レスポンスも含めて、みんなでね
ツアーを楽しく迎えられるっていう…
流れがあって、次の曲が判ってるのと判ってないのとじゃ
やっぱりノリが違いますよね」とおっしゃってました(笑)

最後の曲は、富澤さんセレクトの【最後の夜汽車】
「実は、MISIAがこの曲をカバーしてくれて
ジミー大西の自伝というか、そういうドラマが…『Jimmy』っていって

NETFLIXで…ちょっと色々、事件があったんで、撮り直してるらしいですけど
そのエンディング・テーマをMISIAがやったんですけど
今夜は、オリジナル…甲斐バンドで【最後の夜汽車】を…」とQ出しされてましたが

さんまさんが、この曲に強い思い入れをお持ちなことも含め
その思いをお知りになったMISIAさんが、カバーして下さったことを
ホントに嬉しく思っておられるんだなあと…
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