ボクの奥さん

ボクの奥さんは、甲斐よしひろさんの大ファン。そんな彼女との生活をお話したいと思います。

甲斐さんのメディア露出その13

2022-10-06 20:56:00 | メディア
「甲斐よしひろ HOT MENU-KAI THE 35th
SOLO WORKS COMPLETE BOX」リリースと前後して届いた甲斐報には
「6人のKAIフリークが、ソロ・ワークとKAIFIVEのアルバム全10作品
およびそこに収録された101曲の楽曲のなかから、心の1枚
あるいは心の1曲をピックアップした渾身のセレクションを紹介する」との特集が組まれていて

甲斐バンド解散後、ソロ活動を経て、再びKAIFIVEという「バンド形態」で放たれた
「(楽曲としての)幻惑されて」を挙げられた方がお二人
ちなみに…どちらも、この曲がドラマ「恐怖配達人」の主題歌だったことに触れられてました(笑)

同じくKAIFIVEのアルバム「LOVE JACK」と
その収録曲「ノーヴェンバー・レイン」を選ばれた方がお一人ずつ
ソロデビュー曲「電光石火BABY」がお一人
KAIFIVE活動停止後、再びのソロ活動のスタートを飾ったアルバム
「太陽は死んじゃいない」収録の「渇いた街」がお一人…という結果でしたが

10枚のアルバム、あるいは、101曲の中から
「マイベスト」を選ぶというのは、なかなか困難な作業でしょうね?
奥さんなんて、各アルバムから1曲を挙げるだけで「うーん…」と考え込んでいたし…(笑)

甲斐さんも今回のツアーのセットリストをお決めになる際に
「えー、もうアレですね『FLASH BACK』っていう、2枚組のアルバムが出たんですけど
もう、その…ナンかもう、その中からのオンパレードって感じなんですけど
やっぱ、そうはいかないもんね、BOXセットが出てるんで…
だから、ナンか逆に、曲を決めるのが、あり過ぎてっていう…ね?
…っていうのはありましたけど、ハイ」と明かされてましたよね?(笑)

余談ですが…奥さんは、リリース時のツアー以外では、あまり取り上げられることがない
アルバム「エゴイスト」について気になっていることがあるらしく
…って、まあ、当時の甲斐さんのやや長めの「おぐし」はさておき(笑)

このアルバム辺りから、KAIFIVEのサードアルバム「嵐の明日」がリリースされる前まで
ちょっと巻き舌風の歌い方になっていらしたのが引っかかっていたみたいで
他のアルバムに比べると、聴き込み具合は浅かったぶん
「思い入れ」という訳ではないようだけど(苦笑)

甲斐さんは、インパクトの強い「エゴイスト」というタイトルについて
「イヤ、甲斐よしひろはエゴイストだということで…それはウソですが…(笑)
日本って強烈な自意識を出しちゃいけない国でしょう?でもそろそろやっていい時代なんだよね

僕が一番嫌いなのは、常識があるヤツなんだけど
それよりもっと嫌いなヤツは非常識なヤツなの
でもエゴイストって非常識ってことじゃなく、ある意味で自我を持ってる
それを口に出して言うことって、最高の美意識じゃない」と話されていて
いかにも「甲斐さんらしい」っていう感じなんですが(笑)

「前の『カオス』というアルバムは、家族というものが単位だった
そこから世界に放つという内容だったんだけど
今は世界とか社会とか愛情とかのすべてが脆くなっていて、すごく切ないでしょう
だから今、はっきりした自意識が非常に必要だと思うのね」…といった
現状を踏まえられた上でのメッセージだけじゃなくて

「これはいつか話せるときがくると思うけど、去年、実は家族に事故があってね
その事故というのが今度のアルバムにいろんな形で影響している
一生涯背負い込んでいかなくちゃいけないというような出来事だった
そういう重大事が起こったとき、まず背負うとかってことを
『そんなの流行らない』って風潮があるでしょ

それでも背負わなければいけないっていうと、人ってジタバタするもんなんだよね
オレは当たり前のことだけど、ストレートに背負おうと思った」とも明かされていて
実際「エゴイスト」に収録されている「炎」という曲は
「事故を起こした 冬のなまぬるい日
血を流し曲がり角で 君は泣いていた」という歌詞から始まっているし

アルバム「エゴイスト」のキャッチコピー…「君は自由をとりもどす」や
それに続く「テストが君を縛る ネクタイが君を縛る
そして彼女は一枚の紙切れで僕を縛る
この世の中、自由になれる方法はたったふたつ

エゴイストになるか エゴイストを聴くか
純粋に自己を追求するもよし、オリジナリティを大切にし
誰も作ったことのないものを作ってしまった男を聴くもよし
じきに、君も、自由をとりもどせる」という一節に重なる歌詞も見受けられ

奥さんとしては、甲斐さんが「カオス」を捧げられたアメリカのご友人方の時よりも
更に身近で大切な方の重大事を背負おうと思われたことと
「結局、音楽っていうのは、人生が見えるかどうかだから」という言葉が相まって
かなりヘビーな印象がある、このアルバムについて
ブックレットのライナーノーツで触れて頂きたかったということらしい

もっとも、このアルバムが原因となって、KAIFIVE結成に至られたのかどうかは疑問で
ソロアルバム3作目で、何らかの区切りをつけられたのかも知れないし
デビュー直前の頃みたいに、頭の中でバンドサウンドが鳴っていらしたのかも知れませんが

ただ、甲斐報の中でも「この展開にはかなり唐突な印象があり
個人的にその文脈的な必然を見出だせず戸惑った記憶がある」とか
「『甲斐さん、じゃん』と思ったのは憶えてるんです
『KAIFIVEって何だ?』っていう(笑)」といった記述をなさってる方々がおられたし
この35周年の節目をきっかけに「その辺りのことを知りたい」んだとか…

それはともかく…今回の甲斐報には、予めオフィシャルサイトから告知があった
甲斐バンドでのディナーショー「SHOW MUST GO ON Ⅱ」の詳細が記されていて
昨年の「飛天」でのリハーサル風景らしきショットも掲載されているんだけど

その「飛天」を擁する西武・プリンスホテルズワールドワイドが、所有するホテルを減らし
ホテル運営の受託を経営の重心に置く、ビジネスモデルへの転換を進めているようで
ニューヨークの日系老舗ホテル「ザ・キタノホテル ニューヨーク」の運営に乗り出すと発表
2023年春に、プリンスホテルの旗艦ブランドの名称を冠して
「ザ・プリンス キタノ ニューヨーク」として、リニューアルオープンするらしい

「ザ・キタノホテル ニューヨーク」は
ニューヨークで唯一の日系高級ホテルとして、1973年に開業
マンハッタンの夜景を一望できるルーフトップバーなどで知られ
日本の首相の訪米時の宿泊先にもなったそうですが

奥さんにとっては、甲斐さんが初めてパワーステーションで
ボブ・クリアマウンテンとお仕事をなさる際に
「音楽以外のことで余計な神経は一切使いたくない」ということで
当時、日本語の通じる数少ない一流ホテルの1つだった
キタノホテルをお選びになったというエピソードの方が大事らしく(笑)

特に、この「『破れたハートを売り物に』から全てが始まった」という
アルバム「虜」の制作のために渡米された年は
「何もかもが初めてでバジェットも読めない」「何があるか判らない」と
長時間のフライトにも関わらず、エコノミークラスになさったくらい
緊張感が漂うニューヨーク滞在でいらしたようですし

甲斐さんがボブと初めてお会いになったのは、甲斐バンドの皆さんがお泊まりになっていた
このホテルのスイートルームだったということも
後に「ニューヨーク三部作」に繋がる第一歩を
このキタノホテルが象徴しているような気がするみたいで

ニューヨークで開催された「JAPAN DAY」に参加なさった
「甲斐よしひろバンド」を追っかけて渡米した時には
そのキタノホテルに足を踏み入れ、ロビーの様子などを穴が空くほどガン見したり(笑)
1階に併設されていたチョコレートショップで、甲斐友さん達へのお土産を選んだり…と

今もくっきりと目に焼きついている、あのホテルが、
来年7月に開業50周年を迎えるのを前にして
150室の客室やロビーなどが改装されるとのニュースを、ちょっと物悲しそうに聴いていたけど
今、ニューヨークでは、行動規制が緩和され、徐々に観光客が戻りつつあることを受けて
ホテルの新規開業やリニューアルが相次いでいるらしい

かつて、アンディ・ウォーホルやボブ・ディランなど著名アーティストやミュージシャンが集い
様々な映画の舞台にもなったホテル・チェルシーは、パンデミックによる工事の遅延に加え
ホテルをアパートとして利用している長年の住人たちが
改装を契機に家賃が上昇するのを恐れたために、オーナーとの交渉が長期化した結果
実に、10年以上の休業期間を経てリニューアルオープンしたようで
ボクは、かつての住人らの手によるアート作品が飾られているという
こちらのホテルに泊まってみたいです(笑)
コメント
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