遅くなりましたが、朝ドラ「ブギウギ」も、もちろん観ております♪
まず、初回のオープニングで、甲斐さんがお好きな岡部たかしさんの役名が
「アホのおっちゃん」とクレジットされた時から「いいね!(笑)」と食いつき(笑)…って
関西で「アホの」と言えば、坂田師匠一択だったのに…(笑)
この「おっちゃん」は「はな湯」開業日の初めてのお客ということだけで
連日「無銭入湯」を繰り返す…って、一応?「10万円持っとったんやけど、落としてしもたんや」
…などと、誰も聞いていない言い訳だけはするんだけど…(笑)
でも今、ネット上では、舞台が東京へ移ったにも関わらず、この「おっちゃん」の正体について
主人公・スズ子(趣里さん)の「実の父親ではないか?」とか「後の松下幸之助さんかも?」
…などと様々な憶測が飛び交っていて、後者は、おっちゃんが無銭入湯のお礼に
はな湯の看板を器用に手作りしたことに基づいてるようですが
もし、ホントに松下氏をモデルにしてるなら「アホのおっちゃん」って役名はどーよ?(笑)
それはともかく…
「戦後復興期の大スター・笠置シヅ子をモデルにしたショービジネスの世界」を描くということで
歌やダンスのシーンは、相当力が入っていて、大阪編の「ラインダンス」や
先週のスズ子のステージシーンを観た時は、思わず拍手しそうになりました(笑)
「朝イチ」の「朝ドラ受け」で、大吉先生が口にされた「『バドジズ』って何?」との疑問については
「ジャズの歌唱法の1つで、声を1つの楽器として表現する手法」という説明よりも
あのスズ子のステージをご覧になった方が、皆さんそれぞれに
お感じになったことが、本当の意味での「答え」じゃないかと…?(笑)
ステージシーン以外でも「ショービジネスの世界」が描かれているだけあって
印象的なセリフがちりばめられていて
例えば、梅丸歌劇団のトップスター・大和さん(蒼井優さん)が
初舞台直前で緊張MAXのスズ子にかけた言葉…
「お客様は、現実を忘れるために劇場にいらっしゃるって言ったけど、それだけじゃない
現実に立ち向かう力を貰いに来るの。生きる力を」
…は、そのまんま、甲斐さんのライブを観に行く奥さんに当てはまるし(笑)
また、スズ子たち新人は、先輩方のステージ衣装の管理を任されていたのに
トップスターの1人で、3人の教育係でもあった橘さん(翼和希さん)のステージ衣装…
ジュディ・オングさんが「魅せられて」でお召しになっていたような…の羽根を忘れてしまい
結果、橘さんは、羽根なしのままステージで踊ったあと
「一番、迷惑をかけられたのは、お客様や!私たちにとっては、沢山ある舞台の1つでも
今日のお客様の中には、初めて観に来てくれた人もいる
もう二度と観に来られない人もいるかも知れない」
…と、1回1回のステージをおろそかにしないよう戒めるシーンは
甲斐さんのおっしゃる「One Night Stand」を彷彿させたし
草彅剛さん演じる羽鳥先生が作曲し、スズ子が猛レッスンした「ジャズ」を初披露する前日
先生がスズ子に言った「この曲が完成するのは、明日なんだよ」との言葉は
「観客の前で演奏して、観客の反応があって初めて、曲が完成する」という甲斐さんの言葉と重なりました
でも、笠置シヅ子さんの歌は、さすがにリアタイでは聴いたことがない奥さん(苦笑)
「東京ブギウギ」の映像は、たびたび目にしていたものの
笠置さんを「タレントさん」ではなく「ブギの女王」として認識したのは
宇崎竜童さんが「買物ブギ」をカバーなさった時みたいで
「ちょっと、おっさん、これナンボ?」とか「わて、ホンマによう言わんわ」といった
コテコテの関西弁の歌詞をブギに乗せて成立させる…それも、決してコミックソングではなく
…っていうところに、かなり感銘を受けたらしい
この頃、宇崎さんは、根津甚八さんに「上海帰りのリル」のリメイクを提供されたり
ディック・ミネさんの「夜霧のブルース」をカバーなさったり
…って、こちらは、甲斐さんが気に入っていらしたので、せっせと聴いていたようだけど(笑)…と
「演歌ロック」というフレーズも生まれたくらい味のあるアレンジでしたよね?
そして、このドラマの主題歌も、趣里さんが、EGO-WRAPPIN'の中納良恵さん
シンガーソングライターのさかいゆうさんと共にお歌いになっていて
やっぱり「歌って踊れる」ご両親のDNAなのかなあと…?
ただ、奥さんの頭の中では、ドラマを観終わるたびに
石野真子さんの「ワンダーブギ」が「シュワッチ」の振り付きで流れるらしく
「もう、いっそフルコーラスで聴きたいくらい(笑)」なんだとか…(笑)
ともあれ…脚本は、甲斐さん大絶賛のドラマ「拾われた男」の足立紳さんだし
スズ子の両親役の柳葉敏郎さん、水川あさみさんを始め
岡部さんと同じく「ハヤブサ消防団」に出演なさった際に
甲斐さんが度々お名前を挙げていらした橋本じゅんさん
升毅さん、宮本亜門さん、菊地凛子さん、新納慎也さん、三林京子さん、妹尾和夫さん等々
「さすが朝ドラ!」って感じの豪華さなんですが
我が家は、若かりし頃の鶴瓶師匠が、笠置シヅ子さんの顔マネをなさっていたことを思い出し
「ポートレート」か何かで登場して下さらないかと妄想しております(笑)
さて、続いての我が家のお気に入りドラマは「ゼイチョー」
前クールで甲斐さんのお気に入りだった「シッコウ」と
「取り立てる側」VS「取り立てられる側」の「ドラマ」っていう部分が重なる感じだけど
執行官が、実質「個人事業主」だったのに対し
徴税吏員は「地方公務員」なので、かなり強制力がある感じ?…って
まあ、主演の菊池風磨さんの決めゼリフ「公務員ナメんなよ!」は
権力を笠に着て、頭ごなしに納税させる…といった意味では使われてませんが…(笑)
毎回、豪華ゲストが登場する1話完結型でありつつ
…って、そのストーリーも「『払えない』にはワケがある」というサブタイトルの通り
「ナゼ、滞納しているのか?」がメインになっていて、なかなか考えさせられるのに加え
その毎回のストーリーの合間に、主人公の回想シーンが挟み込まれ
「チョゼってるねぇ!」やら「そんなにチョゼらなくても…」やらと飄々とした様子の主人公が
ナゼ、財務省のエリート官僚から、市役所の徴税吏員になったのか?
その経緯が徐々に明かされて行くことにも引っ張られてます(笑)
お金繋がりで言えば…「トクメイ!」…って
これ、絶対「相棒」の「特命係」を意識してるでしょ?(笑)
「警視庁特別会計係」というサブタイトルが付いているとはいえ
略すなら「トクメイ」じゃなくて「トクカイ」か「トクケイ」だと思うんだけど…?(笑)
ともあれ…最初は「警察は、正義の味方のヒーローなんかじゃない、会社!」と(笑)
派手なアクションやカースタント、激しい銃撃戦などが展開する
いわゆる「ザ・刑事ドラマ」に新風を吹き込んだ?(笑)「踊る大捜査線」みたいな
ちょっとゆる~い感じというか、それこそ「公務員」的な部分や
警察でさえ経費削減のため、残業時間を削る必要に迫られるなど
本来の業務に影響しかねない状況…にスポットを当てるってトコに心惹かれたんですが
いかんせん、主演の女優さんの声の張り上げ方に疲れてしまい(失礼!)早々に撤退…(苦笑)
本家(笑)「トクメイ係」は「相棒」第1号の「亀山くん」が復帰し
来るべき「アレ」に向かって、着々と進行してる感じで
次回は、首席監察官の「ラムネさん」こと神保悟志さんがご登場♪
「相棒」オールドファンの我が家にとっては、嬉しくもあり
また一方で「アレ」が近づいて来る足音を感じさせられ、少し寂しくもあり…といったところです
刑事モノと言えば、NHKのBSで放送された
「ガラパゴス」が、再編集版として地上波に乗りました
体調を崩し、第一線から外された刑事が、身元不明の死者リストを調べている内に
自殺として処理された案件が、殺人だと見抜き、身元を特定するところから始まるんだけど
最近、ベテランと若手のバディものによく登場するシチュエーション…
「刑事は靴底を減らしてナンボ」という、昔ながらの足を使った捜査を信条とするベテランと
スマホやPCを駆使して、効率的な捜査をしようとする若手…は
すっかり「刑事ドラマあるある」になったとはいえ
やはりドラマ的には「足で稼ぐ」捜査の方が、見応えがある訳で(笑)
若手刑事から「今の時代にガラケーって…」とか
「プリントアウトしたら、こんなになっちゃいましたよ」などと苦笑いされながらも
織田裕二さん演じる「鑑取りの鬼」は、地道な捜査で、被害者が派遣労働者となった経緯を調べ上げ
…といった展開になったトコで、このドラマのタイトル「ガラパゴス」が
「世界には通用しない日本独自に発達した技術」を表し
「失なわれた30年」や「派遣切り」といった問題に言及していることが明らかになり
これから先のストーリーは、現実社会と重なり、かなり重苦しくなりそうな気配…(汗)
…って、どうせなら、東京都市博を中止なさった「青島都知事と同じ」青島くんに
大阪万博を中止するようにと語らせてくれないかなあ?と…(笑)
でも、派遣業界最大手の代表取締役(髙嶋政宏さん)と
伊藤英明さん演じる珠班捜査係員の黒いパイプも気になるし
「織田裕二好き」の我が家としては、最後まで見届けることになるでしょうね(笑)