古都フエに到着。19世紀初頭から20世紀半ばまで約150年にわたりベトナム最後の王朝であったグエン朝の都。日本でいえば京都・奈良の位置づけだそうです。1993年ベトナムで最初に指定された世界遺産「フエの建造物群」のひとつカイディン帝陵にやってきた。今日は日曜日、その駐車場は観光バスがいっぱい。
階段の手すりには長い龍が刻まれているのでした。
グエン王朝(1802~1945)第12代のカイディン帝王が1920年から11年かけて造られたという皇帝の墓所だ。なんでもこの王様、中国よりもフランスを好んでいたとのこと、さらには無宗教だったそうで、建築様式も西洋風。内装も派手で、世の東西を問わず各地から色々集めたそうだ。なおこのグエン王朝は第13代をもって滅亡したそうです。
見上げた天井は、この絢爛さ。龍が見下ろしていた。
執務中の第12代皇帝カイディン(1885~1925)病弱であった彼は、わずか39歳の若さでお亡くなりになったそうだ。
墓所の前の広場。周りを山々に囲まれた田舎の村。この広場に次の写真、お役人などの石像が何体も並んでいました。