晴れときどき風

ノンキな主婦が時に風に吹かれながら送る平凡な毎日。

「女王国の城」読了。

2008年01月18日 16時06分45秒 | 趣味
有栖川有栖著。

面白かった!!

えっと粗筋はややこしいので省きますが、これぞ、ミステリー!です。

宗教団体施設で起こる殺人事件。
その土地で11年前に起こった密室殺人事件。
怪しそうな人たちがわんさか。
謎に挑むアリス達、英都大学推理小説研究会の五人。

「性寂説」を唱えるアリスは抱き寄せて いいこいいこしたくなる。
しんとした淋しさを湛えている江神部長は見つめているしかない。
これは青春小説でもあるかも。
モチと信長もいい味だしてるし。
もちろんマリアもね。(なんだか付けたし気味。紅一点には点が辛くなるものです)

途中まで気になるところをメモに取りながら読んでいましたが、ぐいぐい引き込まれ、すっかり忘れていた・・・。
そこへ「読者への挑戦」
やってもた!
しかし戻ってチェックする気にもならず読み進めてしまいました。
代表が誘拐されているのではないかという事は気づいたんだけどなあ。
どうしても分からなかった江神部長が神倉に来た理由が最後になって明かされ、それにはなんだかホロリとさせられ・・。

という事で、すっぽりと有栖川ワールドに嵌ってしまいました。

ただ「人類協会」建物の見取り図がバーン!と登場人物表の次ぎあたりに書かれてるともうちょっと親切かも。

このシリーズはなんと15年ぶりとか。
こんなに楽しいんだからもう少しペースアップして書いてもらわないと、次が出る頃私はもう生きていないかもしれない。

PS.ワンコ、手術せずにすみました。
傷口はもう少しで塞がります。良かったよ~。