8時20分ホテル発。
約30分で香川県高松市にある82番札所・根香寺(ねごろじ)へ。
ここは天台宗のお寺で、ご本尊は千手観音。
仁王門の左手、駐車場わきに牛鬼の石像。
仁王門には赤い仁王と大きなわらじ。
お遍路姿の人たちが石段を上っていく。この石段は合計135段あるとか。
一人で写真を撮りながらマイペースで石段を上り常香炉(?)のある平らな所を
通過し石段を3~4段上がると目の前に本堂拝殿が見えた。
お賽銭の準備をしよう財布を背中のリュックから取り出そうとした。
なんとそこで不意な出来事が!
石段でバランスを崩して私は下に転がり落ちてしまった。
そして常香炉の所の柱かそれとも台石かで頭を打って、そこで、やっと止まった。
本堂の上から下を眺めていた人たちがそれに気付いて駆け下りて来て
「大丈夫ですか」と心配してくれた。
あちこち痛くて「大丈夫です」と言いながらもすぐには立ち上がれなかった。
坐り込んだまま骨折していないか、頭の打撲は大丈夫か確認。
ここで病院へ行くような事故をしたら一緒に行った人たちに心配をかける。
頭の中をそういう考えがよぎった。
じわっと用心しながら立ち上がると、痛みも気にならない程度に消えて
大丈夫だった。
石段を転がり落ちて、その下も石畳。
打ち所が悪かったら骨折はおろか生死の可能性だって無きにしも非ず。
こういうふとしたことから大変な状態に陥るのだなと改めて感じた。
石段の途中で財布を取り出そうなど何も考えずにしたのが間違いだった。
もう平衡感覚も若い頃に比べ鈍っているのは間違いない。
(手前の石段から落ちてこの写真の柱か香炉の台石で
頭を打って止まった。突然の事で正確な事は自分でも分からない。
写真をよく見ると一番手前の石段、中央よりやや左が欠けたような感じに
なっているように見える。ここに体重を置いてバランスを崩したのかな?など
思ったりしている)
ご本尊をお参りする時、「守ってくれてありがとうございます」と
お礼を言った。
根香寺から30分程度で高松市にある栗林(りつりん)公園到着。
ここは新婚旅行で来て以来。広い日本庭園。
しかし私は昨日の父母ヶ浜で満足し、ここにはあまり興味が無かった。
一緒に行った88歳の写真友達(男性)が疲れているようだったので
「車椅子を利用したことがありますか」と声をかけてみた。
その人が「あります」と言ったので「車椅子を借りて来ましょうか」と
尋ねたら「お願いします」と言った。
事務所に頼みに行くとすぐ無料で貸してくれた。
車椅子を押して庭園へ。砂利を敷いているので結構力が要る。
写真同好会のお世話をしてくれている人が中で待っていてくれて
車椅子を押すのを代わってくれた。
この方は今年80歳になるくらいの年齢だが、お世話が行き届いていて
いつも本当に頭が下がる思いがする。(尊敬している。)
高松市内の「中野うどん学校」という所の二階で昼食。
おみやげにうどんとタルトを買った。
途中石鎚山SPでトイレ休憩、八幡浜港15時35分発のフェリーに乗る。
臼杵港18時着。娘が迎えに来てくれた。
1泊2日のミニ旅行。行く前はあまり気が弾まなかったが行って良かった。
そこの所まで読み進めて、ワッ!と息を呑みました。
けっか大事にならなくて本当に良かったです。
でも見えない部分で痣になったりしてませんか?
内出血を起こしてないか良く気をつけてくださいね。
栗林公園で、お仲間の方の為に車いすを押す。
そんな姿が目に浮かびました。
紅葉のシーズンの良い旅行でしたね。
怪談を転げ落ちてしまったのに
大きな事故にならなくて本当に良かったです!
下手すれば、本当に大けがどころか、打ちどころが悪かったら・・・
でも、あざみさんは冷静でしたね!
とっさに骨折や頭の打撲の有無を
確認したなんて。
遅くなって痛みが出ると言いますが、
大丈夫ですか?
石段で体をひねって背中に背負ったリュックから
財布を取り出そうとしたら
バランスを崩して突然転がり落ちてしまいました。
骨折など起こしかねない状況でした。
ちょっとした不注意から怪我したりするのだなと改めて思いました。
自分の気持ちと体の老化のギャップが事故のもとかもしれないですね。
私は割と体が柔らかいので、それに救われたのかな?と思ったりしています。
この88歳の方は写真同好会入会が同期という事もあり
普段から親しみを感じています。
88歳でこういう旅行に参加するその好奇心が素晴らしいと思います。
運よく大したことなく済みました。
痛かったのはその場限りで、残りの行程に支障はありませんでした。
家に帰ってすっかりその事を忘れてお風呂でシャンプーしようとして
指で頭を押さえたら痛くて、ああここを打ったのだと気が付きました。
運が悪ければ入院なんてこともありえたと思います。
一人で行動していたので一緒に行った人たちは
誰もそれに気が付きませんでした。
心配を周囲に掛けなくて良かったです。