りんごっこ劇場

どうせ一度っきりの人生,楽しまなくっちゃ!損々、
お酒に趣味に好きな事をして 我が老後まっ盛り! 花盛り!

本を手にした雨の日曜日

2024年07月28日 |  小説 読書

令和6年7月28日(日)のち

 

 

雨音で目が覚めました。

朝の、一通りのことはいつもと変わらず済んだのですが、

雨でもなければ 用があります。

徘徊⁉バァバにとっての雨の日は「何しましょ」です。

 

A先輩カメラマンから、

「読まないから」と、本を2冊頂戴しました。

この雨具合では きょうが最適とばかりに。

 

早速 カメラバッグから取り出したのは、

津村節子『さい果て」 樹木希林『一切なりゆき』

一日にして読み切れそうです 

どちらも初作家さん

いただいた際に、A先輩カメラマンより

津村節子と吉村昭は ご夫婦という事を初めて知り ググってみて、

『さい果て』は、私小説ではと思いました。

 

 

樹木希林 『一切なりゆき』~樹木希林のことば~

名言集!ですね。 3編抜粋しました。

私の中にあるドローッとした部分

私の中にあるドローッとした部分が、年とともになくなっていくかと思っていたんだけれど、

結局は、そうじゃなかった。でも最近は、”それがあっていいんだ”と思えるようになって、

少し、楽になりました

 

最後には「やがて哀しき」に執着するのです

「おもしろうて、やがて哀しき」

私は、人間というう存在そのものが、「やがて哀しきもの」だと思っています。

日本人には、「ものの哀れ」という感覚がありますが、

人はみな、どんな人生を送ろうとも、最後には、「やがて悲しき」に執着するのです。

 

”きょうよう”があるに感謝しながら

最近のわたしは、”きょうよう”があることに感謝しながら生きています。

教養ではなく、”きょう よう”があるということ。

神様があたえてくださった今日用をひとつづつこなすことが日々の幸せだし、

最後には、十分に役目を果たした、

自分をしっかり使いきったという充足感につながるのではないかしらね。

 


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角田光代『庭の桜、隣の犬』読みました

2023年09月28日 |  小説 読書

令和5年9月28日(木)

 

 

昼から雨との天気予報 

庭に出て少しばかり収穫

10時にはもう 音を立てて

 

 

晴耕雨読 

春辺りから目がかすみ

何かと読書には不便をきたしておりますが、

区の図書館からお借りしていました、

タイトルで手にした、

角田光代『庭の桜、隣の犬』 株式会講談社 読みました。

 

 

天才少女でなくなってしまった主人公 妻房子

『ゼロのものにゼロを足してもゼロ、私たちは何をやってもゼロの気がする』という

『ビジョンを持つことが大切』という 夫宗二

 

夫婦そろって愛も嫉妬もなく無気力 

そんな男と女が結婚するとこうなるのかなと。

最後まで薄気味悪くとらえてしまいました。


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桜木紫乃『砂上』読みました、

2023年09月11日 |  小説 読書

令和5年9月11日(月)霧雨

 

 

晴耕雨読です。

区の図書館からお借りしていました、

桜木紫乃『砂上』(株)KADOKAWA 完読いたしました。

 

あらすじ 

バツイチ40歳女性が主人公は作家志望

シングルマザーに育てられ、

自らも10代でシングルマザーに、

我が子は実母の子として届け 戸籍上は妹となる。

投稿した作品を、女性編集者からの一方的に

三人称を一人称にと、歯に衣着せぬ辛辣までに指摘 改稿を求められること3年

作家として 世に送りだすまでの物語

私小説のような小説?と受け止めましたが・・。

 

 

 

 


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船戸与一『虹の谷の五月』読みました

2023年09月01日 |  小説 読書

令和5年月9月1日(金)時々

 

きょうから9月 朝から雨

昨日今日と最高気温35℃以下の札幌でした。

雨の予報さえなければ、

「公園への徘徊?できるじゃん?」と思ってしまうほど暑さに鈍感になったような。

いつもの年なら、気温30℃越えたなら大騒ぎしたのにです。

 

晴耕雨読

区の図書館からお借りしておりました、

船戸与一『虹の谷の五月』集英社 完読しました。

高らかに謳う、誇りと希望の叙事詩

新世界の冒険小説の指標、ここに完成 

と あるを眼にし 手にしました。

初作家さん 長編小説です。 

 

ジャピーノ13歳  1998年5月 フイリピンセブ島

ジャピーノ14歳  1999年5月 フィリピンセブ島 

ジャピーノ15歳  2000年5月 フィリピンセブ島 の三部作で構成

ジャピーノ(日比混血)トシオの

『虹の谷の五月』に起きる成長冒険小説

敏夫の父は日本人 娼婦であった母親は彼に捨てられトシオ3歳の時死んだ。

戦争の名残りがまだまだあるという、フィリピンセブ島ガルソポンチクに祖父と二人で暮らす

雨季になると、真ん丸な虹が浮かぶという、

虹の谷への道を知っているのはトシオだけ

 

文中で、『わが祖国』(バヤンコ)を時々口ずさむ

愛しき祖国

東洋に輝く真珠よ

君の胸に燃える炎は

永遠に尽きることはない

 

勇者を生み出す

麗しき地よ

もう二度と征服者どもに

踏みにじらせはしない 

と。

 

苦手意識のあるカタカナ名に、

思ったほどに困りもせず読み進めたのは不思議?

 

 


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小野正嗣『九年前の祈り』読みました。

2023年08月25日 |  小説 読書

令和5年8月25日(金)

 

 

朝の涼しいうちになんて思うものの、

朝から暑い とにかくとんでもなく暑い。

危険な暑さが今日もです。

 

区の図書館からお借りしていました、

小野正嗣『九年前の祈り』株式会社講談社 完読いたしました。

初作家さんと、芥川受賞作品だけで手にしたのですが、

 

カナダ人の夫に逃げられ、

発達障害のある息子を連れて大分の実家に戻った話し

4編からの物語にはなってはいますが

4編とも繋がりのある『九年前の祈り』

本筋は何なのかを最後までつかめず、理解できぬまま終わりました。

情景描写はつかめるのですが、心理描写がなんとも入ってきません。

 

熱中症警戒アラートの中

読解力はどこかへではないはず?

力不足?が歴然となった1冊になってしまいました。

再読の元気もあらず。


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