令和2年6月29日(月) 時雨
昨日も今日も雨
読書用電気スタンド 我が家から消えた。
雨読は止めにして
お天道様を頼りにと思っては見たものの
まったくもって 読書とはいかぬではないか。
晴耕雨読とは よく言ったものだ。
昨日も今日も 気持ちよく朝から晩まで 雨読三昧
○○郵便局の『仔ひつじ文庫』からお借りしていました
小池真理子『虹の彼方』完読
あらすじ
48歳の女優と43歳の作家 男と女が出会い恋に落ちる。
まだ間に合うという・・・
それぞれに家庭があり、名声がある。
この恋がどれほど周りを傷つけるのか、
世間の非難を浴びるのか、
わかっていながらも 無防備に子供のように愛し合う二人
遊びの恋ならどんなに楽だろう。
もう戻れない。もう一人では生きていけない・・・
女優の夫の物静かな物言いが
読み終わった後にも心に残りました。
朝帰りの妻に 「遅かったねというより朝帰りだ」と、
逃避行から帰った来た妻に、
「何かに狂う・・ 見事に徹底して狂う」と
「まさか離婚の話をすることになるとは思わなかった。
さびしいものだよ」
「あやまれても困る」
「さびしさは、あやまられたところで消えはしないよ」とも、
ミステリー小説と思いきや、恋愛小説
「困ったなぁ」と思いつつ それでも惹かれて・・
主人公二人から離れ 目線を変えて読み進むうち
一介の読者にもチャンスを与えて下さいました。
小池真理子は 裏切りませぬ。