令和5年7月6日(木)
雨読です。
晴れては徘徊⁉三昧の日々
区の図書館からお借りしていました、
船山 馨『茜いろの坂』上下巻 株式会社新潮社
完読しました。
初作家作品です。
裏表ある?聖女 節子と修介の大人の清らかなる恋愛小説と受け止め
文章も気に入り 最後まですらすらと読みました。
恋愛小説の受け止め方は 多々あるかとは思うものの、
忘れたくない一冊と思ったものです。
著者 舟山 薫
読後 医者から余命半年と宣告され 遺作として執筆したと知りました。
あとがきには、
・・・いずれにしても、一度は死期を告げられた身であれば、残り時間の長かろうはずはないし、
現在の躰の状態では、少なくともまとまった作品は、やはりこれをもって最後としなければなるまい。
長年のあいだ、ほんとうに有難うございました。
心からお礼申し上げて、ふでを擱くことにする。 とありました。