連休で帰省中、智積院に行ってまいりました。
いつも地下鉄での移動が多いのですがこの日はバスで東山七条駅へ。
もう少しするとつつじがきれいでしょうね。
収蔵庫には長谷川等伯の襖絵がありゆっくり見ることができます。
庭園は利休好みで「座ってみる庭」です。
座る書院の縁の下まで池がある珍しいお庭です。
築山に色々な緑が重なりとてもきれいで心の落ち着く場所です。
お昼は敷地内のお店でこんにゃく会席を頂きました。
お腹いっぱいになるけれどヘルシーです。
次は和歌の家 冷泉家の3日間だけの特別公開に参りました。
同志社大学のすぐ横にあり現存する最古の公家住宅です。
門を入ると供待ちの腰掛があって、立蔀で内玄関が目隠しされています。
内玄関と大玄関があり身分の高い方の使う大玄関の前には
籠のまま入れる広い式台があります。
そして座敷は上の間、中の間、使者の間が並んでいて身分別に
通されたそうです。男子が生まれるとのぼりを作ったそうですが
(写真で見えるかなぁ)ここ100年は男子が生まれていないそうです。
おもちゃも100年以上前のものがそのまま飾ってあります。
和歌を詠む会に使われるので襖絵は季節感のない図柄です。
たまたま壁の修理の際にはがしたら牡丹唐草の模様が出てきたらしく
これも無季的なのです。
台所には「しゃぐま」という藁束が飾ってあり、これは祇園祭の
長刀鉾のを毎年貰っているのだそうです。この「おくどさん」は
特別なときにだけ使うかまどです。
そして何より重要なのは古文書の蔵。
火事に備えての壁やから井戸があります。
今でも当主以外は立ち入り禁止だとか。
藤原定家からつながるお家・・・とても良い観光でした。