お正月に帰ってきた二男・ジローから「母さん、カラフィナのコンサートのチケット1枚あるんやけど、行かへん!? 行くんならやるよ」
えー、タダでくれるんなら、そりゃーもらっとくに決まってるわ 頂戴、ちょうだいナ
ってなことで、1月28日(土)中野サンプラザであったKalafina LIVE TOUR 2012“After Eden”に参加してきた私です。
一応ね、オバサンやし、場違いちゃうかーって、長男・イチローに「アンタ、行かへんか?」って訊いたんですよ。
でも返事が「俺、ソレ知らないし」って、もう素っ気ない返事でね、もうちょっと言い方っていう物があるでしょ アンタも、もうエエ年したオッサン、もとい大人なんやし
イチローはね、同じ3人組でも、もうチョイエレクトロニックなピコピコした3人組が好きなんですよ。
クラッシック音楽も聞くけど、ピコピコも大好きな、ようわからんオトコがイチローです
ところで、カラフィナを知らないオジサン・オバサンの私たち世代にちょっとカラフィナを解説しますね
まず、グルー名 Kalafina→カラフィナと読みます。
とっても美しい女性3人組のヴォーカルグループです。
声楽をしっかり学ばれていたりとかで、とにかく確かな歌唱力
声の伸び、ピッチの確かさ、リズムの正確さ、3人の歌声が織りなすハーモニーは、まるで極上の織物ののようです。
ハーモニーと言いましたが、3人の内で1人が主旋律、そして2人がコーラス、ハモリを付けてるというより、違う音階をそれぞれ歌っている3人ともが主旋律のような、誰がメロディーで誰がハモリだなんて区別がありません。
でも、3人が競い合っているかろいうと全然そんなケンカしているような音には聞こえません。
途中、歌い回しのところがあっても、全然違和感なくスルッとフワッと歌い継がれていくところなんか見事ですよ
イメージは弦楽四重奏です。
主に、作曲家で音楽プロデューサーの梶浦由記さんの楽曲を歌っています。
子どもたちは、ゲームやアニメの音楽から、彼女たちの歌声を聞いていると思います
ゲームやアニメの音楽というと、私たち世代には遠い世界ですが、NHK「歴史秘話ヒストリア」の音楽を担当しているのが、梶浦さんなので、OPとEDの歌を歌っているのは、カラフィナです。
ヒストリアの予告編で、バックに流れている歌声もカラフィナなので、そう云われるとどこかで聞いたことがあるかも・・・なんて思いませんか?
梶浦サウンドともいえるクラッシックとバンドの融合
そして、梶浦語ともいえる意味不明な言葉、言語のような音の羅列
カラフィナや梶浦さんの音楽には、私の好きな要素がいっぱいあります
いつも家の中では、音楽はBGMとしか聞いていないのですが、コンサートに行って生の歌声を聞いて、歌詞の意味が胸に沁みたり、歌詞のメッセージを再認識したりすることが多いんですよね。
ところが、カラフィナのコンサートでは、歌詞がいっこも聞き取れなかった
それが嫌だった、残念だったというのではなく、ある意味、全部梶浦語だったけど、カラフィナの歌声も楽器の一部のようだったけど、その分とっても音楽に浸ったというか、とっても大満足なコンサートでした。
バンドさんの音量もかなり大きく、ドラムの低音が体に響いて、マニュピレーターから様々な音が鳴って、ステージのセット、照明、どれをとってもスッゴイのステージでした。
でも、一番スッゴイって感じたのは、そのスッゴイステージにカラフィナが負けていなかったこと
数曲続けてアップテンポを歌って、すぐにバラードを歌っても息が乱れません。
生で歌っている3声に、コンピューターから3人の多重コーラスが重なって、何だかスッゴイもありましたよ。
一人多重コーラス録りをする方は沢山いますが、違う人間の声と声のコーラスって厚みだけじゃなくうて奥行きもあって、本当スッゴイです。
3人の声の体力がとにかくスッゴイで、フルオーケストラをバックに聞いてみたいな~なんてね
カラフィナは、アニメやゲームなどポップカルチャーの関係で、海外でのお仕事も多いのですが、日本代表として全然恥ずかしくないグループです。
会場で売られていたグッズも、とってもセンスが良い品ばかりでした。(但し、男子が購入するには勇気がいるものが多いような。。。)
会場でのアンケートには、どこのアンケート用紙にもあるような内容と、「音量はどうでしたか?」みたいのもありましたよ。←コレは、私初めてでした。
他にも、ライブハウスでは女性専用エリアも設けたりとか、とっても心配りができてるグループだなって、印象が更にです。
一人参加だったので、一番聞きたかったsymphoniaを聞いて満足したところで、私は退場
息子から前に、「アンコールを求める時って手拍子だけなの?」って訊かれて、反対に「なんで?」って訊き返したことがあったのね。
そうしたら、「俺らは、アンコール アンコールって声に出すぞ」って答えが
もちろん、カラフィナの時も「アンコール アンコール」の大合唱でした。おぉぉー、コレが。。。って感動しながら席を立ったのよね。
ちなみに、アンコールではstoria を歌ったと聞かされてちょっと惜しい気はしたのですが。。。
そうそう、初めて参加したコンサートには、今までとは違った常識があるもので。。。
ここで、少しご紹介しますね。
コンサート前のアナウンスで「腕を横に広げての声援は、近くの方のお邪魔にもなるし、トラブル防止のためやめてください」みたいな。。。(忘れちゃったので、ニュアンスだけ受け取ってね)
私は、横にステップしたり、フリをしたりなどなど、そうしないといけないようなコンサートに参加してるんですけど。。。
最前列にいたファンの人たちは、キレイに腕を前に出すポーズでノリノリ感を出していました。(揃っていて、見ててスッゲーと思ったよ)
アナウンスその2「ペンライト、サイリウムは演出の都合、そして危険防止のため使用しないでください」
ペンライト等は、グッズとして販売しているコンサートもありますからね、ない方が変って思っている人もいるのよね。
私は、ペンライト等の使用は苦手なので(目がチカチカするから)、なくて良かったです。
決まりごとの多いコンサートは窮屈ですが、これだけはやめてネってことを事前に告知してくれるのは、ある意味親切かもしれませんね。
kalafina - storia
私の好きな曲を載せてみました。いかがですか?「カラフィナ、知ってるよ」なんて言ったら、子どもからビックリされるかも・・・ですよ。