星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

平凡 / 馬場俊英

2012-01-25 16:20:29 | 馬場俊英

 

昨年の12月23日、馬場俊英さんのコンサート「LIVE TOUR 2011 ~平凡なヒーローたちによろしく~」渋谷公演の折に購入してきた

コンサート会場限定販売のCD「平凡DEMO SESSION 20110817 馬場俊英×須藤晃」

 


ちょっと昔のLPのような感じがするこのCD、実はデモ音源なのです。

曲が生まれ落ちた瞬間を閉じ込めた、熱い魂がそのままパッケージされたようなCDです。

ちなみに、ジャケットについているシミは、私がポテチをつまみながら出し入れしてつけたシミじゃあ~りません

最初から付いていたの。えっ、ポテチ食べてたのは馬場さんかって いやいや、お洒落なデザインなんだってば

 

「平凡」という楽曲は、まだ世の中には出ておりません。

ツアーのライブ会場でお披露目されたのと、関西のラジオ局で1度生で歌ったのと・・・それぐらいかな。

なのに、ツアータイトルは~平凡なヒーローたちによろしく~でした。

 

なぜ、ツアータイトルをこうしたかについては、馬場さんご本人が説明されているので、私は割愛します。

気になる方は、調べてネ 

 

そこで、私は渋谷でのライブの感想(1か月も前ですが)と合わせて、この曲の感想を少し話しますね

みなさんは、馬場俊英さんというと、どんなイメージがありますか?

リストラの星 、いい人 ・・・

 

私は・・・馬場さんの作る音楽、詞というより、馬場さんの人柄、言葉使い、文章から入りました。

馬場さんを応援しているファンの人たちの気持ち、そして誰よりも熱く応援している馬場さんのスタッフの情熱に心を打たれました。

こんな風に、沢山の人の心を動かしている馬場さんて素敵な人なんだろな~、ホンマや、素敵な人やわ~

 

でも、元々へそ曲がりな私です。

馬場さんを見ていると、いつも清潔で誠実で謙虚で真摯で、なんか「イイ人の結晶」みたいでね。

この人、いつもこんなんで窮屈でないのかな~なんて思っていたわけ。

こう建前の言葉だけではなく、ドロドロした本音を聞きたい、なんて思っていたわけよ。

どこかで「クッソー」とか、「そんなの知らんがな」とか、「ワカラン」「ムリ」とか言ってないのかな~

 

今回のツアーは、そういう意味では或る意味みんなの期待を裏切る「馬場俊英」

いや、ひょっとしたら私同様、「人間/馬場俊英」に触れたいと思っていた人にとっては待望のツアーでした。

 

何かを悟ったような馬場さんではなく、みんなと同じようにガッカリしたり喜んだり、笑ったり怒ったり悔んだり毒づいたり悩んだり迷ったり。

「このキャラクターは誰なんだ?」と思う瞬間がありながら、周囲の期待に応えようとして、少し窮屈に感じていたこともあったようです。

 

馬場さんのお話を丁寧に聞いていると、馬場さんはとてつもなく頑固なひとだって事が、よくわかります。

頑固だからこそ。。。

頑固はマイナスイメージがありますが、すごく粘り強いし頑張るし、我慢強いし、努力家でもあるし、プラスの要素もいっぱい。

 

昨年9月に事務所を独立した馬場さん。

私の目から見ると、大きな事務所の中にいても自分のやりたいようにやっていたんでは・・・と思うのですがね。

あえて茨の道を選び、自分で自分の道を切り開こうとされています。

遠くに大きな山の頂があって、そこに向けて地図とコンパスを頼りに道なき道を1歩づつ進む馬場さんを、応援せずにはいられません。

 

私、馬場さんの音楽性を抜きにしてファンになったと云いましたが、渋谷での馬場さんは超カッコイイーーーでした。

初めて参加した時のコンサートでは、まだアマチュアの匂いがあって、ファンの人たちの方が必死に盛り上げてる感じでした。

でも、年々参加する度に、馬場さんにリードされるようになりました。

ステージにいるバンドメンバーさん達も、馬場さんに協力しているっていう感じから同等の立場っていうか、音楽家同士の火花がバチバチと炸裂

 

特に公樹さんが、ノリノリで。

お兄さんのように、いつも馬場さんや会場の人たちを気遣っていた公樹さんが、ミュージシャンとしてステージを楽しんでいる。

その公樹さんのノリに引っ張られるように馬場さんの今までとは違った魅力が輝きを増す

今までもキラリと光っていた馬場さんのセクシーさが、80%まで開花してきた感じです。もう一声

 

私の周りには年配の人が多くて(チケットの座席を決める時に、年齢で決めてるのかしら?って思うほどシルバー席でした)、それも男性が多くてね。

オッサンが、汗と加齢臭をまき散らしながら、歌い踊り(横揺れ)、ジャンプをしていて、とっても微笑ましかったです。(←sUnさんじゃないですよ!!)

ロックのリズムで、おっさん、そこは縦揺れだろ!って思う所でもしっかり横揺れ

 

MCも聞き取りやすくなったので、しっかり聞き、メッセージの強い歌はじっくり聞いて涙し、歌い叫び、短い時間のなかで自分の持ってる喜怒哀楽を吐き出すような、そんなメリハリのきいたライヴ

セクスィー馬場さんも見たいし、ロックな馬場さんも、キャワユイ馬場さんも、アコースティックな馬場さんも見てみたい、そんな欲望が次から次へと湧き出すようなライブでした。

 

ご要望にお応えしてって訳ではなさそうですが、次のツアーは「ACOUSTIC CIRCUIT 2012」として、小編成でのツアーになりました。

小編成故に小さな箱で、全国色々な土地にも行けるようですし、何よりも小さな箱独特の息遣いみたいなのを感じられるのは嬉しいことです。

 

私、とある大御所さんのドームツアーに参加したことがあるのですが、その時に「ドームはこりごり」って思ってしまって。

つまり、音が伝わってこない、気持ちが伝わってこないの

小さな箱でチマチマより、大きな箱でドッカーンのほうが楽なような気もしますが、大きな箱には大きな箱に似合うパフォーマンスが必要みたい。

でも、小さな箱は「毛穴まで見えてしまいそう」な所があるので、ある意味手を抜けない、とっても怖い所だと思うのですよ。

 

小さな箱でのアコースティックツアーも馬場さんの挑戦の一つなら、

今年からのCDリリースの方法も挑戦です。

今までは、シングル曲を2~3枚出して、それを加えて12~3曲の楽曲を1年~1年半のサイクルでアルバムで出していた。

でも今年は、「4曲入りのCDをたくさん作る」 「伝えたいことや表現したいことをすぐに曲にして、 すぐにレコーディングをして、すぐに届ける」

食べたい料理を、熱いうちに、走って届ける、という感じで、 その時々の温度が感じられる新作4曲を季節ごとに届ける。

名付けてBABA EXPRESS盤

 

第1弾のリリースは、4月を予定してるそうです。

私、このリリースを結構、楽しみにしてるんですよ。じっくり熟成されたCDには、それなりにの味わいがありますが、旬の素材でその時期しか味わえない、多少あとから気になることがあっても、それも一緒に味わってしまえ~みたいな

 

なんだか、とりとめもなくダラダラ書いてしまいましたね。

そうなのよ、最近、私のボンクラ&グータラが益々エスカレートしてきていて、自分の気持ちや想いを上手くまとめられなくなってきているの

いつも、心にはあるけど、ボヤーンと薄い膜が掛かっていてね。。。

 

だから、とれあえずプレPVだけど、こちらを見てくださいな。前編・中編、そして、これから後編がアップされる予定のようです。

全部まるっとの方が本当はいいんだろうけどね

私的には、第2弾の馬場さんの小さな逆襲が大好きです

 

ちなみに、歌詞では、

今までは一番に朝起きて、朝ごはんの支度をしていたのは私ですが、今は夫より3分ほど遅れて起きています。

お風呂は、いつも最後ではなかったです。だって、みんな中々入らないんだもの。

#地球を回していたのは 君なんじゃないのか  いえいえ、地球が回っているのは自転ですから

世の中を回しているのは、誰かかもしれないけど、地球はどんな人でも回せないよ、たぶん

 

毎回突っ込みつつも、#僕にしかできないことっていったい何だろう 僕にしかできないことって何か本当にあるのか ってフレーズにドキッとしてしまいました。

 

自分を振り返ってみれば、自分にしかできないことなんて何一つないのに。。。

それなのに、息子たちには「隠れた才能」とか「個性」とか、何か妄想のようなもので掻き立ててはいなかったか?

「自分にしかできないこと」という綺麗な言葉で、何か特権意識を持つことを育てていなかったのか?「特別」を強制して、特別じゃなきゃダメだ、みたいなこと教えていなかったか。

 

昨年の地震の時、街の機能がストップしてパニックになった時、みんなを救ったヒーローは、地上の星どころか、地上の砂粒、名もなき一般ピーポーでした。

普通のオバチャンだったり、普通のお兄ちゃんやお父さん。

 

#昨日転ばないで歩けたのは もしかしたら偶然じゃないのか

この文章、どこかで、あ~、あの企画の時に目にした文章だ

昨日、転ばないで駅まで行けたのは、偶然でもラッキーでもなく、お向かいのお婆ちゃんが雪かきをしてくれていたから、お隣のおじさんが道路の氷を割ってくれてたからかも・・・。

 

誰からも褒められもせず怒られもせず、流した汗が報われることがなくても、ひょっとしたら地球を守っていたのは君なんじゃないのか・・・みたいな歌詞に、いまとっても心を打たれています。

 

やっぱり、うまく気持ちをまとめられないや、ギブアップや~

この歌から、何かを感じ取ってくれたら嬉しいニャ

 

 

「平凡 DEMO SESSION 20110817 馬場俊英×須藤晃」プレPV前編

 

「平凡 DEMO SESSION 20110817 馬場俊英×須藤晃」プレPV中編

 


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