今朝は、久しぶりに良いお天気です
とてもキレイな朝焼けが見れました
天気がいいと気分までスッキリ爽やかになります。
といっても、は数日で、1週間も続いていなかったのに。。。
だって、ちょうど1週間前の月曜、火曜は流星群を見たくて、空を見上げていましたから
でも、ずっと天気が悪かったような気がしてたんですよね。
実は、不眠症に悩んでいた息子のジローが帰ってきました
また、眠れないの
いやいや、免許の書き換えでね
不眠症はもう大丈夫のようです。
安心しました。私は、自分で思っていたより、ジローのことを心配していたようで、元気な様子を見て、かなり嬉しくなって、自分で自分にビックリです
ジローもこのまま眠れなくなってしまうんじゃないかって、怖くなっていたようですが、そんなことはないようです
不眠症になって、色々考え込んでいたジロー君。
ふーちゃん(私の母)にたずねました。
『人間は何の為に生きるのだろう。結婚して子どもが生まれて働いて働いて、何が幸福なんだろう。』
ふーちゃん:「馬鹿たれ 生きるっていうことは、苦しみの連続なんだよ。ずっと幸せだなんて幻だよ、嘘っぱちだ。」
ジロー:『苦しみしかないのに、何で生きていかなきゃならないの。』
ふーちゃん:「苦しい中に、たまにチョコット楽しいことがあるんだよ。それが喜びで幸せさ たまにあるから、頑張れるんだよ。」
この話を聞いた時、私はヒョエ~って思いました。
だって、同じ質問をジローにされた時、私は答えられなかったんだもの。
ふーちゃん、カッチョエ~
いや、待てよ
ふーちゃんの答えって、よく聞く言葉だよね
でも、即座にコレが出る瞬発力は素晴らしい
ふーちゃんは、昔から「口先星人」と呼ばれるほど、しゃべりの名人でした。
しかし、アラ70のふーちゃん、アッパレです
私も息子に「気の利いたことを言ってやりたい」と思って、本を読んでみました。
「老師と少年/南直哉」
南さんは禅僧で、永平寺で20年修行をされ、今は恐山で院代をされている方です。
九夜にわたる問答が「生きる」苦しみの根源に迫る。恐山の禅僧・南直哉が現代に生きる意味を問う。
本当の自分とは誰か?自ら命を絶つことは許されるのか?注目の禅僧が放つ、九夜の問答。「生きる」苦しみの根源に迫る。
という内容です。
本を読みまして、息子に伝えられるカッチョコイイ言葉は見つけられませんでした
というか、「これが答えだ」みたいなものは、眉唾ものだということです。
問答集なので、2度読んだ程度ではまだ私の体に言葉が入ってきていません。
ただ、「少年」が抱いた悩みは私も持っていました。
なぜ、死を選んではいけないのか。死を選ぶのは悪なのか?
本当の自分は、こんな自分じゃない。偽りの自分ではなく本当の自分に出会いたいし、本当の自分で生きたい。
生きてきてボンヤリ見つかってきた答えもあるし、捕まえることができそうでできない答えもあります。
もう1冊、南さんの本を読んだら輪郭が見えてきそうな気がします。
こんな考えても考えてもどうしようもないことを考えてしまう。
これも、人間に生まれた特権だと思えば、考えることを楽しまなければなりません。
もしかしたら、生きている間にその答は見つからないのかもしれない。
でも今目の前で悩んでいる人は、何らかの答を
求めているのですよね。
だからふーちゃんはジロー君の欲しかった答を
言ってあげたのかしら。
ジロー君はばかたれ、と言って欲しかったのかしら。
南さんの本、読んでみたいと思ったのですが、
禅問答って難しそう・・・
私に理解出来るかしら?
まだ本の内容は理解できていない私ですが、今まで自分の頭の中でグルグル考えてきたことが、次のステージに行けそうな気がする本でした。
迷った時は「答え」がほしくなりますよね。
でも「答え」は本当は自分の心の内側にあったりするんですよね。
ジローにとっての「答え」は馬鹿たれ!だったかもしれません。