硝子戸の中でのひとりごと

日常の中のいろいろを
nyamisenjyuで
お送りします……

タイトルは漱石より拝借☆

横浜スタジアムその前に

2018-09-04 10:53:10 | 神奈川
少し遡って、8月25日土曜日。
横浜スタジアムでのTUBEのライブに参戦してきました。

今回は、横浜スタジアム30回目の記念ということで、
館内エリアでは連動したイベントなどもあり、少々ワクワク。
もちろん、せっかく横浜まで行くので、周辺をうろうろする予定も!

ということで、今回は<その前>を中心に。

横浜到着後、まずは、みなとみらい線 日本大通り駅コンコースのパネル展示を
見に行きました。
BGMはTUBEだし、アナウンスもTUBEだし、嬉しい……!

そして、コラボうちわを配布しているお店でランチです。

向かったのは、馬車道にあるタベルナ・ポローネさん。
3人でそれぞれ別のパスタランチをオーダー。
私はベーコンオニオントマトソースを選んだんですけど、これが大当たり!
いわゆるべっとり赤いトマトソースじゃないのね。良いお味。
価格もお手頃だし、いいお店でした。うちわもしっかりもらえて大満足。
  

満足したので、その後は近場の寺社へ。
同行者が御朱印巡りしているのと、私の寺社好きがうまいことマッチしてます。
昔は私も熱心に御朱印もらってたんだけど……最近は荷物を軽減したい思いが
勝ってしまって休止中。

まずは、伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)へ。
前知識ゼロでしたが、この間のお伊勢さん遷宮時に社殿をもらい受けてるんですね。
「関東のお伊勢さん」とも呼ばれる明治初年に国がつくった神社で、横浜の総鎮守。
なかなかすごい神社なんですね。
帰ってから調べたら、一度破産していたりとか大変なこともあったようですが。
  

そしてすぐ近くにある成田山横浜別院延命院。
初詣のニュースでよく見る、千葉の成田山新勝寺の別院で、明治3年に設けられた
遙拝所が最初とか。なーるほど。京都の新熊野神社みたいなもんね。(違うか。笑)
こちらも調べて知ったのですが、2014年の台風の土砂崩れで倒壊したことがあるとか。
いずこも大変です。自然災害って怖い。
本殿もですが、駐車場にあるお不動さんもいい感じ。
そして隣接するお稲荷さんもなかなか見ごたえあり。
子狐にお乳あげてるお狐さんが印象的です。
  

いやいや、おもしろかったです。
同行者たちと「ランドマークタワーの見える場所にこんな場所があるんだね」
と話しながら関内に移動。
中華街のお店でマンゴーのかき氷も食べたし、ライブ前の充電はばっちり。

もちろんライブも楽しくて……若干暴れすぎて、その後右足おかしかったけど
ま、いいことにしておきましょう。
野外ライブはね、楽しいんです。最高のストレス発散。

“次回”も早く来ればいいな。




1月の鎌倉(後編)

2016-01-30 21:44:04 | 神奈川
1月の鎌倉、つづき。
午後からは、鶴岡八幡宮を経由して、建長寺へ。
駆け足で鎌倉散策をする際には、なぜかいつもスキップして
しまっていたので、大学時代以来の拝観です。

とっても質感のいい三門をくぐって境内へ。
記憶の中にあるよりもどっしりした風格を感じました。
年齢のせいなのか、記憶力の問題なのか……

三門の向かって右側にある梵鐘は国宝。
梵鐘そのものよりも茅葺の鐘楼に目が行ってしまうのは
私が建築好きだからかな~

そして、見事なビャクシンの木々(樹齢760年の古木!)を
眺めつつ、仏殿へ。
仏殿の中のご本尊、地蔵菩薩が素晴らしい。
大学時代、初めて鎌倉を訪れて歩き回った際の印象が、
「鎌倉って地蔵菩薩多いな」だったのですが、
その印象の一端はこちらのご本尊なんですよね。
法堂との並びもいい感じです。

派手な唐門と庭園を見て、さらに奥へ。

さて、問題はここからです。
半僧坊へ向かったわけですが……
ここ、学生時代に行ってないような気がする。
つまり、記憶に残ってなかったんです。
すごく広いお寺だっていう印象はあったので、
隅々まで見た気がしていたのですが……

結構な距離があります。さらに後半、鳥居が見えて以降になって
階段、上る上る!
かなり疲れてきたころに烏天狗の大群が見えます。
道すがらの風景からすると少々異様な印象もあるのですが、
なかなかすごいです。
勢いで御朱印もいただきました。
  


そして最後、スタート地点の北鎌倉まで戻って浄智寺へ。
ここも久々だなあ。
雰囲気のあるいいお寺ですよね。
参道入口には鎌倉十井のひとつ・甘露の井があります。
 

仏殿(曇華殿)と、その中のご本尊・木造三世仏坐像がいい感じ。
ただ私としては、その仏殿の裏にぽつんと、というかひっそりと
祀られている観音菩薩が気になりました。
 
なんというか、要するに私は、観音菩薩が好きなんですよね。
もとは山門の上に五百羅漢と一緒に祀られていたとのことです。

浄智寺はやぐらが多いです。
昔ながらの鎌倉の古刹に、最近っぽい七福神めぐりなどが
プラスされていて、アンバラス感が妙というかおもしろいというか。
 


そんなこんなで、まる一日、歩きも歩いたり32503歩!
やってしまった、3万歩超え。
ま、今回はひとりなので、誰も巻き添えにしてないからいいか。

鎌倉七口のひとつ、亀ヶ谷坂を通ったりしたのも
歩数に貢献してますね、きっと。
浄光明寺へ行く道すがらに、相馬師常墓やぐらほか、
鎌倉らしい風景をいっぱい見られたのが楽しかったなあ。
ひとり歩きの醍醐味なんですよね、こういうの。
だって気を遣うじゃないですか、連れがいると。


鎌倉、大好きです。
独特の文化と風土、多くの風情ある寺社。
また行きたいと思います。


1月の鎌倉(前編)

2016-01-24 00:20:26 | 神奈川
1週間前になりますが、ちょっとついでができたので
鎌倉を歩いてきました。

鎌倉、大好きなんです。
学生時代、古美術研究会の合宿で思い切り歩き回り、
すっかり魅了されました。
それ以来、何度か足を運んでいます。


今回まず訪れたのは、北鎌倉の東慶寺。
要予約&タイミングが難しくて拝見していなかった
水月観音が主な目的です。

東慶寺は、江戸時代まで、駆け込み寺として知られてお寺。
映画があったからそれっぽい広告があるかと思いましたが、
そういうのは見当たらなかった(笑)
写真ツアー?か何かの年配の方がたくさんおられました。

落ち着いた境内は、いい風情です。
水月観音は、ちょっとだけ意外性もありましたが、
ようやく見られてよかった。

それから、漱石オタク的には要チェックなポイント。
平成6年に建立された、夏目漱石の参禅百年記念の碑があります。
釈宗演と中村是公と……
うんうん、と思いつつ散策スタートです。


お次は、ほぼお向かいにある、北鎌倉・円覚寺。
ここは一番、何度も来ている場所。
理由は、大好きだからです。

堂々とした三門を通り、仏殿へ行くと、法要の真っ最中。
 
しかもTVの撮影が入っていました。
ほう~、と思いながら境内奥へ。
あちこちのお堂を眺めたり覗いたりしながら舎利殿へ。

舎利殿は……通常は拝観できないので、門から覗くだけです。
でも、観られる時もそうじゃない時も、必ずここまで来てしまう。
かつて円覚寺に初めて来たとき、何に感動したって、
この舎利殿なんですよね。
美しいのは屋根!屋根の形!
側で見ると本当に絶妙なラインで……その印象が強くって。
唐様(禅宗様)の建物ってなんでこんなに美しいんだろうね~~
ちなみに、鎌倉期の建物と思いがちですが、室町期のものです。
今回は門の外からですが、ご挨拶してまいりました。

で、方丈まで戻ってきて、仏殿での法要と撮影の謎が解けました。
書家・金澤翔子さんの揮毫イベントがある日だったんですね。
私はほかのお寺も見たかったので、イベントは見ず、展示だけ拝見。
 
大河ドラマ「平清盛」の題字とか、風神雷神とか、
知っている作品もだくさん展示されていました。

さて、何度も来ている円覚寺ですが、今回初めて行ったところが。
それは、弁天堂と関東最大といわれる洪鐘(おおがね)です。
  
いやあ~~~~、階段、きつかった!(笑)
思わず御朱印もらってしまいました。

最後、例によって「入れなくても門まで行かねばならぬ」
帰源院の門の前へ。
漱石オタクとしてはね(笑)
今年は漱石の没後100年。来年は生誕150年です。
入れてくれないかな~。句碑が見たいな~。


午前中最後の訪問地は、扇ガ谷の浄光明寺。
私が鎌倉を愛する理由のトップに来るのがこのお寺です。
鎌倉らしさを感じたければココ!ココに来るべし!!

こちらも、最初に来たのは学生時代。
その時に見せていただいたご本尊、阿弥陀如来および両脇侍坐像が
素晴らしすぎて!
今回もそれがお目当てでした。
難しいのは、土日を含む週4日、晴れた日でないとみられないこと。

これには理由があります。
「土紋(土文)」と呼ばれる装飾の保護のためなんです。
この装飾技法、中世鎌倉のみで流行した技法なので
奈良でも京都でも絶対に見られません。
なにせ焼成していない土、粘土の装飾です。
これくらいの条件で見られることのほうがすごいですよね。

プラス、このお寺は、「鎌倉らしい」部分がたくさん見られます。
必見なのは、お堂の奥にたくさんある、「やぐら」。
岩盤をくりぬいて、その中に石仏や供養塔を入れたもの。
そういう供養碑やら何やらがいっぱいあるんですよ。

いちばんすごいのが、境内の奥というか上にある、大きなやぐら。
中には石仏、網引地蔵がおられます。
 
見応えありますね~。

せっかくなので、もう一回階段を上って、冷泉為相の墓にもお参り。

そうそう、浄光明寺、ブラタモリで紹介されたから、
ちょっと知名度あがるかもしれませんね。
(今までは好きだと力説してもまったく通じないことが多かった……)