1月の鎌倉、つづき。
午後からは、鶴岡八幡宮を経由して、建長寺へ。
駆け足で鎌倉散策をする際には、なぜかいつもスキップして
しまっていたので、大学時代以来の拝観です。
とっても質感のいい三門をくぐって境内へ。
記憶の中にあるよりもどっしりした風格を感じました。
年齢のせいなのか、記憶力の問題なのか……
三門の向かって右側にある梵鐘は国宝。
梵鐘そのものよりも茅葺の鐘楼に目が行ってしまうのは
私が建築好きだからかな~
そして、見事なビャクシンの木々(樹齢760年の古木!)を
眺めつつ、仏殿へ。
仏殿の中のご本尊、地蔵菩薩が素晴らしい。
大学時代、初めて鎌倉を訪れて歩き回った際の印象が、
「鎌倉って地蔵菩薩多いな」だったのですが、
その印象の一端はこちらのご本尊なんですよね。
法堂との並びもいい感じです。
派手な唐門と庭園を見て、さらに奥へ。
さて、問題はここからです。
半僧坊へ向かったわけですが……
ここ、学生時代に行ってないような気がする。
つまり、記憶に残ってなかったんです。
すごく広いお寺だっていう印象はあったので、
隅々まで見た気がしていたのですが……
結構な距離があります。さらに後半、鳥居が見えて以降になって
階段、上る上る!
かなり疲れてきたころに烏天狗の大群が見えます。
道すがらの風景からすると少々異様な印象もあるのですが、
なかなかすごいです。
勢いで御朱印もいただきました。
そして最後、スタート地点の北鎌倉まで戻って浄智寺へ。
ここも久々だなあ。
雰囲気のあるいいお寺ですよね。
参道入口には鎌倉十井のひとつ・甘露の井があります。
仏殿(曇華殿)と、その中のご本尊・木造三世仏坐像がいい感じ。
ただ私としては、その仏殿の裏にぽつんと、というかひっそりと
祀られている観音菩薩が気になりました。
なんというか、要するに私は、観音菩薩が好きなんですよね。
もとは山門の上に五百羅漢と一緒に祀られていたとのことです。
浄智寺はやぐらが多いです。
昔ながらの鎌倉の古刹に、最近っぽい七福神めぐりなどが
プラスされていて、アンバラス感が妙というかおもしろいというか。
そんなこんなで、まる一日、歩きも歩いたり32503歩!
やってしまった、3万歩超え。
ま、今回はひとりなので、誰も巻き添えにしてないからいいか。
鎌倉七口のひとつ、亀ヶ谷坂を通ったりしたのも
歩数に貢献してますね、きっと。
浄光明寺へ行く道すがらに、相馬師常墓やぐらほか、
鎌倉らしい風景をいっぱい見られたのが楽しかったなあ。
ひとり歩きの醍醐味なんですよね、こういうの。
だって気を遣うじゃないですか、連れがいると。
鎌倉、大好きです。
独特の文化と風土、多くの風情ある寺社。
また行きたいと思います。