硝子戸の中でのひとりごと

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タイトルは漱石より拝借☆

愉快な仙人伝説のある久米寺へ

2019-05-22 23:29:50 | 奈良
少し遡ってゴールデンウィーク。
橿原神宮のすぐ近くにある、久米寺に行ってきました。
……『久米寺練供養(久米レンゾ)』は外しています。
まあそんなもん(笑)。

久米寺は、推古天皇の勅願により、聖徳太子の弟・来目皇子が
眼病全快を感謝して建立しのが最初だといわれます。

創建は古いんだけど、仁和寺の別院なのね。
うーん、歴史のうねり。

こちらが正面、仁王門。
いい感じの仁王さんが睨みを利かせています。
 

境内は広くてきれいです。
最も印象的なのは、こちらの多宝塔。
仁和寺から移建されたものだそうです。
なかなか美しい。


そして目玉!久米寺といえば!の久米仙人です。
神通力を会得してで空を飛べた久米仙人が、
川で洗濯している別嬪さんの太ももに目がくらんで
空から落っこちた、とか、おもしろすぎる伝説があります。
無事結婚してハッピーエンドのようですが(笑)


そしてこちらが本堂。
ご本尊は薬師如来。来目皇子の伝説にもあるように、
眼病治癒に霊験があるとされています。
そのせいか、わりと目がはっきりしているんですよね。
新薬師寺を思い出したけれど……インパクトはあちらのほうがあるかな。


若干不思議感のある、ゆったりしたお寺でした。



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1 コメント

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久米の仙人 (藤原朝臣頼長)
2019-05-23 09:47:17
久米の仙人は私の師匠。私の生まれた村、私の生まれた家の前から少し山道を上がると石碑がある。久米の仙人洞穴跡である。仙郷と言われる龍門岳の中腹、龍門滝の下である。その上の龍門寺で久米の仙人は修行をしていた。龍門寺は室町時代に焼けて、今は礎石が残るだけ。時空を越えて私の夢物語に久米の仙人が現れる。久米寺建立の時の木材は吉野龍門岳から、久米の仙人が天空を越えてかの地に運んだ。久米の仙人の修行した龍門岳は素晴らしい仙郷である。
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