初めての妊娠&子育て

8歳差の姉弟を育てています。色々色々ありますが、子育ても仕事も結構楽しくやっています。

今日と明日に思うこと

2012年03月10日 | Weblog
今日は東京大空襲の日
そして明日は東日本大震災から1年になる

ちびと紀尾井ホールで行われたコンサートに行ってきたのだが
どちらについても出演者(眞理ヨシコさん)が触れていた

和楽器と歌う童謡・唱歌
『家中で歌う、よくばり音楽会』 というコンサートだったのだけど

最後の曲が『故郷』(うさぎ追いしかの山~)
震災以来コンサートの最後に何かと『故郷』が歌われる

これを聞いたら不快に思われる方もいるかもだけど
震災後の金子みすずの詩と同様に何だか私の中で重たいものになってしまった
どちらも聞くと気が重くなる
そういう意味では『ポポポポーン』とかいうのも思い出して凹むものだけど

まぁそういうことは置いておいて
歳を重ねたことで歌の意味が分かって涙を流すものがあったり
とても良いコンサートではあったと思う

一年が経ち、被災地では色々なことが起き続けているのにどうしても他人事になりつつある自分が少し恐いです。
本当はそうではないのに

今、被災地の外に住んでいて、何もできることがないと感じるその心の痛みを大切に
現地で今なお努力されている皆様に心からの尊敬を送りつつ、出来ることをして過ごすことが自分に出来ることなのかなと

すごくデリケートな問題なのかもしれないけれど
汚染がれきの問題などもありますが、『絆』とかとこれだけ言っているのであれば全国で協力すればいいのに・・・
確かに放射能という未知なる物への恐怖と不安はあります
子ども達への影響など思う部分も正直あります
そんな恐い物を受け入れたくないと感じる反面それを抱えている人が同じ国内にいるのも事実で
もう全国で同じように振り分けてしまえばいいのにとか考えたりもします。

震災から1週間も経たない日のこと。
電車のダイヤも乱れ人も街中をあまり歩かない時期に仲良くさせていただいている作曲家さんの演奏会に行きました。

来場された方が「今、このコンサートがあってよかった。とても音楽どころじゃないとあちこちで言うけれどこういう時だからこそ音楽を聴きたい。」と話していました。

被災地の作詩家さん(無論その方は当日駆けつけることは出来ませんでした)の作品もかなり演奏され、きれい事かもしれないけれど気持ちが届けばと皆で話しました。
売り上げは全額作曲家さんの意志で義援金となりました。

そのコンサート以来、何かの公演に足を運んだときは千円だけだけど義援金を募金箱にと決めています。 少ない額ですけど

お金のことは抜きにして
被災地の方やそうでない方たちにも心の痛みはこれからもずっと発生し続ける。
芸術の力というものがライフライン等の復旧の後にもっともっと必要となるのかなと思います。
その時に何かすることが出来たらと思っています。