コナラの森のなかで
今日は海浜公園のなかの沢田湧水地の近くのコナラの森を探索しました。木陰のお守りは太陽の直射を防いでくれて、肌にほどよい風が林道を通り抜けておりました。
そこで、インスタ映えならぬ、「孫映え」(ひこばえ)という新しいことばを見つけました。それは命の継続の「萌芽」という言葉でも説明されていました。
列島中央に移り住んだ我々のご先祖様はこのコナラの森のなか、自然のただ中で生存と喜びを醸し続け、環境との紐帯を確認して来たのでありましょう。
その自然環境に囲まれて生きて行くことは、ある面、人間の五感を研ぎ澄まして行くことが極めて大事なことであり、さらには、もう少し先の能力、つまり、自然と感応しあうために
は何らかの「直感力」が、策められているのでありましょう。この直感力というのは、また、生きる自然への畏怖でもあり、何十億年ものゲノムに刻まれた知恵と記憶というある種の潜在意識との交歓作業でもあるのです。
伊 尹