非常に皮肉家のアシモフのSF は込み入った推理の迷路に私たち読者を誘い込み、私たちの頑固な思考回路の血栓を弾き飛ばして、かつてカントが、彼の啓蒙思想によって、二律背反の世界を独特な手法で合一させ、非道徳性を糾弾し、漸進主義的陽動を推奨させたように、アイザックのSFは、数多くの特異な装置をちりばめて私たちの未来への開拓を哲学させているのです。
そのぎりぎりの突きつけている技法の一つに、ロボット三原則に続くGiskard とDaneel の第零の法則の発案は、その中でも、決めつけだと思います。
例えば、コロナ以降の世界は、その自然現象の人間社会への変移への不可逆的挑戦であり、例えば、民主主義の展望は、議会側と国民との責任は半々であり、「私はラッキーだった」という人々は、これからは、グローバル的に仏教の「利他」、キリスト教の「慈愛」に匹敵する富のシェアリングを遂行することが希望の未来に続く道(process )なのです。
https://youtu.be/keiZHZI_1pE
yatcha john s. 「第零の法則=利他・慈愛」
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