もうじき公園の谷間に霧が充ちる
僕のフィクションは久美子さんの一行からはじまった
若きガールはウォンダの妹をもとめて銀河の果てに辿り着く
この風景は亡き魂たちへの思慕にすぎないのか
この愁いは亡き願い事への幻想にすぎないのか
果てしなく続きそうな未来への憧れは行き着くまでのファンタジーを食べ尽くす
ガールは五百年後にトラヴァイズとなってブリスの妹に何処で逢うのだろうか
僕にとってターミナスはやっぱり空想へ通じる折り返し地点にすぎないみたいだ
今日もひとり浜辺の公園をあゆむ
夕刻のひかりは格別だ
yatcha john s. 「 park side romance 2 」
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