New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

別府へ移動

2012-10-11 23:43:00 | 2012年秋のツアー
 山口から4時間、別府に着く。毎回思うのだが、本州と九州をつなぐ橋の短いことに驚く。さて今日から3泊はここに泊まり、2日間休みで演奏はあさって。明日は東京から橋本が合流する。

 ホテルは海岸近く、目の前は大きなデパート、別府駅まで徒歩10分だ。商店街にあった食堂で「さんまの塩焼き」を食する、旬だけに美味いこと、「海老玉子」や「ナスの煮浸し」が附いて500円という申し訳ない値段、で満腹。

 向かいのケーキ屋さんをのぞくと「プリン入りドラ焼き」を薦められたので1個買う、お茶をどうぞ、というサービス振りの店長。「どこからですか?」というので「NYです」「えっ、私も10年間住んでいました」という返事。

 私もよく買いに行くマンハッタンの日本食品店のシュークリーム(アメリカでは珍しいんです)も彼が考案して作ったものだと言う。2年前に日本に戻って、この地で働いている。驚いた!1杯のお茶のおかげで思わぬ出会いがあった。


山口下松・華のうつわ

2012-10-10 23:27:00 | 2012年秋のツアー
 岡山から3時間、途中、眼下に「安芸の宮島」が眺望できるサービスエリアで休憩、名物あなごや牡蠣の天麩羅を食す、美味し!

 今日の演奏は山口県下松の「華のうつわ」というその名の通り、陶器やガラス器の並んだ素敵なギャラリー&カフェ。リハーサル後、オーナー・中村まりさん手作りの身体に優しいお料理の数々をいただく。これまた美味!

 今日はベースとピアノのデュオでの演奏、いつも以上にベースの出番が多く、林博士(物知りなのです、特に電磁波や物理系が)が頑張って私を支えてくれました。

 ビートルズのメドレーで皆さんが一緒に合唱(イエスタディの英語の歌詞を4番全部知っている!)してくれたのには驚きました。今までの多くのコンサートでも、全員が英語で歌った、こんな場面は初めてです。

 演奏終了後、大急ぎで瀬戸内海に浮かぶ島の先端にある「大城国民宿舎」に向かう。温泉の門限である10時半に間に合った。柔らかい水質で露天風呂を満喫した。眺望明美な、ここの周囲にも何も店が無い。もちろんインターネットも繋がらない。


素敵な華のうつわの庭を見てください




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玄関にて


おいしくてやさしい食事


今日はデュオでの演奏


ホームコンサートのような雰囲気でした


移動日

2012-10-09 23:01:00 | 2012年秋のツアー
 東京で演奏予定のある橋本を新大阪駅に降ろし、林、三上、横田の3人は岡山に向かう。

 オフの今日は岡山・遥照山(ようしょうざん)ホテル。地図上では高速出口からすぐ、のはずだったが、山道を登ること20分、山の頂上だった。なるほど平面の地図では隣同士だが標高までは判らなかった。

 確かにすぐ眼下に高速が見える、周囲には天文台以外は、な~んにも無い温泉風浴場付きホテル。演奏が無い日で良かった、浴場は10時で終了だから、演奏後の汗を流すのにも部屋にはお風呂がない。


ホテル横に唯一あった建物は天文台

和歌山田辺・オレンチ

2012-10-08 23:32:00 | 2012年秋のツアー
地図上では随分と南下するのだが、和歌山県田辺市まで3時間もかからなかった。まずは地元の農産物や手作りの食品を売っているお店でお買い物。

 ジャズ好きの三輪さんがお迎えに来てくれて「いこら茶屋」へ。この店は若い人から年配の人まで地域の人たちが気楽に集う喫茶店で、皆さん我が家のように過ごしている。我々も持ち込んだ食べ物を広げて昼食を取り、コーヒーを飲みながらゆっくりと過ごす。

 その後三輪さんとマスターに案内してもらって、宿泊先の「秋津のガルテン」へ。ここは小学校を改修して体験教室や交流センターとして利用したり、宿泊施設やレストランが併設された、とても素敵な施設なのである。

 昨日といい今日といい、公共施設のほうがビジネス・ホテルより格段に設備が良い事を発見した。

 演奏は、昨年に続いてライブハウス「オレンチ」。三輪さんといこら茶屋マスターのおかげでジャズ好きの方々が集まり、リクエストも沢山あって盛り上がった。


農産物販売所にあった、一等を取った巨大かぼちゃ


これが「いこら茶屋」


我が家のようにくつろいでます


いこら茶屋の前を流れる川


秋津野ガルテンの庭で


これが秋津野ガルテンの玄関。昔の校舎です


小学校の看板がそのまま残っています


校舎の向かいには、古い校舎と同じような景観の新しい宿泊棟とレストランがある


「オレンチ」の外観







大阪河内長野・百年邑

2012-10-07 23:13:00 | 2012年秋のツアー
 午前中は昨日演奏した牛窓シーサイドホールの母屋を拝見、江戸時代から続く材木商の服部家は広大な敷地に邸宅や蔵が点在する。高品質の木材が使われ、作りも緻密で強固な建造物である築百年の屋敷内には重要文化財級の襖絵や骨董品があり、驚きの豪商振りである。

 昨日もお世話になった小家氏の見事な木工作品は同敷地内のギャラリー・カフェに展示されていた。


南岳の襖絵


色も鮮やかに残っている


広い台所


当時の冷蔵庫です


トイレの手洗いもこのように凝った作りなのです


この形のトイレは新潟県にある豪農の館にもあった


現在事務室に使われている部屋


金庫と言っても、扉を開けるとその先は蔵なのである


よく手入れのされた庭


巨大な灯篭を見よ


服部家の玄関で小家さんと

 牛窓から3時間、大阪の河内長野市に到着。まずはチェックインをする。宿泊は障害者交流センター。ここは一般客も宿泊できるのだが、広いお風呂やバリアフリーの設備が健常者にも実に使い心地が良い。職員の方々も親切である。

 演奏はここから30分のカフェ「百年邑」。昨年に続き2回目の演奏である。歌手の岡さんもいらして、1曲披露していただいた。

 ちょうど今日は、この地域の「だんじり祭」だったので、練り歩く山車が目の前を通過し、日本古来の音楽を耳にする事が出来た。


百年邑の玄関にはいつもお花が素敵に生けられている






お店にあったカホン


マスターも登場


歌手の岡さん