New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

福岡筑紫野・風のくら

2010-12-15 09:25:00 | 2010年オータム~クリスマスツアー
 宿泊先ホテルの福岡市内から30分。「風のくら」は古民家を改造して、実にモダンに変身させる住宅建築会社ハウスランドのモデルハウス。ここにピアノを入れ、今後は小さなライブ空間としても活用していこうという趣旨である。

 室内の各所に年月と共に円熟した木材と新しい建材との融合が見られ、お洒落なデザインとなっている。外の緑が見えるお風呂は、さぞ気持ち良く入浴できるだろうな。

 ハウスランド社の会長の名前が私と同名、三上邦比古(みかみくにひこ)さんなのであった!そして今回窓口となってお世話くださったのが弟さんで社長の三上信比古さん。

 今日はとても寒かったのに、満員のお客様。玄関外では暖炉に火がたかれているので、外でお酒を楽しみながら聴いている人たちもいる。

 料理コーディネーターである三上兄弟の妹・鈴代さんを始め、スタッフ手作りのしし汁とおにぎり、漬物等の出された食事も、コーヒーやお茶も美味かった、のは料理の腕前に加えて「この土地自慢の美味い水」が豊富だからだ、という。お客さんにもしし汁でがふるまわれ、十分暖まって開演を待ってくれた。

 50年の歴史あるピアノが、抜群の音響効果をあげるように設計されている高天井の室内に快く響く。

 今日が最後の演奏で明日東京に帰る福森康。彼のドラムは風のよう、バラードでは優しく包む「そよ風」、テンポのある曲になると歯切れの良い鋭角的な「つむじ風」、でも決してピアノの音を邪魔しない。


これが「風のくら」


玄関にて


会長・三上邦比古さん、社長・三上信比古さんと


入ってみたくなるお風呂


電気のスイッチは陶器製


みごとな天井の梁




演奏中


MC


客席の様子


お客さんの帯は音符柄


NYの知人、川瀬さんご一家と


終了後美味しいお茶で一服


会長の三上邦比古氏から説明を受ける


記念撮影