New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

土佐病院

2009-05-25 00:09:00 | 2009年春のジャパンツアー
 土佐病院。ここは4回目の出演となる、今まで以上に多くの皆さんが集まり百人以上となる。患者さんもクラシックの演奏会とは違ってリラックスして手拍子や会話でのやりとりに参加、ウキウキの院内コンサートとなる。おなじみの曲ではメロディをハミングしてくれる人も。毎回、聴き手の素直な反応が嬉しいコンサートである。

 晩は高知で知り合ったA夫妻の案内で、外見は普通な食堂へ入る、と出てくるもの皆、美味しい豪快な土佐料理。「かつおの塩たたき」は厚さ2cmもある、間ににんにくや茗荷などの薬味をはさんで食することを初めて知った。醤油は付けない。四万十川の青海苔の天婦羅の口中に広がるノリの味、これでけ生魚臭の無い鯖の刺身は今まで食べた覚えが無いほどだ。

 これらの料理、量が多いのも嬉しいが、眼をつぶって味わったら、何を食べているのか判らないほど柔らかくて魚っぽくなくて、ただただ美味しいものを口にしているという印象である。良い酒は料理の味を惹き立てるし、うまい料理は酒の味を増す、とは下戸の長谷川氏の言である。また酒を一口含むとサッパリとして、次の料理に手が出る。

 演奏する際にも、こんなレフレッシュする1曲を間に挟めると良いのに・・という傾聴に値する案を出した。




客席の様子


いつもお世話になる職員の石坂さん、伊藤さんと正面玄関にて

最新の画像もっと見る