New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

移動

2010-06-22 21:33:00 | 2010年春~夏のツアー
 青森から青函連絡船で4時間、函館に到着、車で5時間で札幌に到着。今朝9時出発、着いたのが午後の6時、これで今日は終わりである。

 人通りの多い街を歩き「みそラーメン」を食べて寝る。日本も広くて移動はつらい。


宿泊「札幌・東武ホテル」従業員の皆さんの親切なこと!中庭での朝食は最高に気持ち良い、風は強いけれど。


フェリー乗り場にて。いざ北海道へ


晴天のフェリー


フェリー船内でくつろぐ人々


フェリーで売っていた「味噌ラーメンチョコ」「豚丼チョコ」?!

黒石・音蔵こみせん

2010-06-21 23:12:00 | 2010年春~夏のツアー
 北上すること4時間、途中で大雨になるが、目的地の青森県黒石市に着いた頃には雨は上がっていた。梅雨から逃れるように北に向かう今回のツアー、雨に降らずに本州を離れる事が出来た。

 今回3回目となるここ、音蔵こみせんでの演奏。毎回町の皆さんが楽しみにしていて暖かく迎えてくださる。名物は「つゆやきそば」今回ここを訪れるのが初めてのメンバーばかりなので、その名物を皆で頂く。

  酒蔵を改造した会場のステージの後ろには大きな「ねぶた」の絵幕。飲み放題にも関わらず、静かに音を楽しむ方々が多い。「キース・ジャレット」なんてリクエストが来たりした。

 演奏後にお客様の一人の経営するスナックで打ち上げ、いつも担当窓口になってくださる宮本氏が数曲、見事な喉を披露、すると伊藤宏樹が「北酒場」を甘い声で唄い始めた、マイクを向けられて池田聡が負けず劣らずの柔らかい歌声で後半を。横田、有明両人は「津軽海峡」を唄う。4人の巧さに驚く私であった。

 古い町並みのこの町も、閉店する店も多いらしく、これまで泊まっていたビジネスホテルはなくなってしまい、街中にある明治から続く旅館「中村旅館」に泊まる。


津軽こみせの売店前


看板も味がある


ねぶたを背景に


明治から続く「中村旅館」


八甲田の名水。近所の人が汲みに来る


名物「つゆやきそば」

仙台・レストランパリンカ

2010-06-20 23:45:00 | 2010年春~夏のツアー
 一関から仙台は1時間半と極めて近い。今年で3回目のレストラン・パリンカでの演奏は日曜日の昼下がり「美味しい食事とジャズ」という趣向で満員のお客様。
 
 通常はクラシックを中心に音楽会が開かれているこのお店のピアノの響きは美しい。
 隣接する素敵な新築のカフェで食事後、待機。待機中にその隣の折原慎一氏の八木山陶芸で氏の作品を購入、ここでは前回も湯飲みを買った。

 お客様のリクエストにも応え、1時間半の演奏。このメンバーでの演奏も5日目となり、4人の息も合ってきた。皆、私の大胆な曲の展開にも驚かず、ピッタリと寄り添い、あるいは私にインスピレーションをくれる演奏をしてくれる。Vibeが入ると、メロディにもハーモニーをつける事が出来るから面白い音にできる。

 昨年のブラジル公演の際、マナウスでお会いした方が来てくれたのでビックリ!、帰国されて仙台に住んでいるとの事。

 演奏後、夕方の仙台、多くの人で賑わう一番町でショッピング、行き先は、やはり楽器店、皆でキーボードやドラムマシンで遊んだり、必要だった譜面台や音源のハードケースを購入する。高速からの夕陽を眺めながら一関に戻る。



素敵なパリンカ入り口にて


同じオーナー経営で隣に新しくできたカフェで待機


演奏中


一杯の店内

千厩・酒のくら交流施設

2010-06-19 15:21:00 | 2010年春~夏のツアー
 山形県から北東に向かい岩手県・一関市に。千厩(せんまや)町の「酒のくら交流施」設での演奏は2回目である。

 前回は酒樽で作られたステージの上で演奏したが、今回は大きな蔵の中央にグランドピアノを配置、客席とステージが一体化した扇形のコンサート、飲みながらのアットホームな雰囲気となった。リクエストも幾つもあって音楽好きな方々が多い。

 ここの敷地内の年代物の屋敷は、良く保存され、「まちづくり」の拠点として機能している。前回はなかったきれいなトイレが作られているなど、少しずつ整備を重ねて益々市民に愛される場所を目指している。

 杜氏用の水が美味しい。終了後はお酒を試飲、お土産を購入して一関の宿へ戻る。



秋田県大曲から聴きに来てくれた有明さんの従兄弟と


控室にて


これが演奏会場の蔵


控室に使わせて頂いた母屋


素敵な日本庭園




控室にあった昔のトイレ

鶴岡・花門

2010-06-18 23:52:00 | 2010年春~夏のツアー
 朝食後に一席を拝聴、「壺算」である。ご亭主、黒い着物姿が板について冒頭の「くすぐり」から笑わせてくれる。同席は湯治のお婆さん連中、気持ちよく皆で笑う。


椿寿荘の紹介で宿泊した末廣館のホーロー看板コレクション


右端のご主人が落語を披露してくれた


なつかしい看板の数々






 日本海沿いに北上、3時間で山形県、鶴岡市の湯野浜温泉「花門」に到着。洋風旅館と銘打つだけあってモダンな館内に女将と若女将、羽根田親子のセンスが随所に散りばめられ輝いている。

 ここには2002年に我が歌伴の師匠、ノーマン・シモンズ先生が歌手の天野昇子さんと共に訪れているのを写真で知った。

 セッティング前に汗を流す、ちょっと塩味で美味しい温泉である。海岸線がコパコバーナを思わせるここの一角に「美味しい水」とは。

 演奏は入れ替え制で2回、くつろいだ浴衣姿の宿泊の方も見える。リクエスト曲に「美味しい水」が出される。

 演奏後には、とても美味しい料理!実に至れり尽くせりの思いやりがありがたい。


宿泊:「花門」(5点満点)全て申し分ありません。伊万里の焼き物の収集品がまた、素晴らしい。


若女将・芽亥子さんと


心地よいロビーで待機する三上、有明


ロビーにて


古い物もセンス良く配置されている


演奏風景