New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

熊本人吉・ひとよし森のホール

2011-10-25 23:07:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 ホテルメリージュに昼過ぎまで滞在させていただき、ランチを食べてから出発する。

 目的地の熊本県人吉まで2時間弱。今日は個人宅に隣接した素敵な「ひとよし森のホール」での演奏。何年も前に、知人のHさんに紹介してもらったここでの演奏が、遂に実現したわけである。

 森のホールはギャラリーでもあり、門坂流氏の銅版画の展覧会が同時開催されていて、会場はクリエイティブな空気で満たされている。

 地元の方たちがたくさん集まり、食事も供され最初から良いムードである。手拍子のノリも良くて、皆さんの楽しそうな笑顔が我々も嬉しい。最後の曲が終わるとスタンディングオベーションでアンコールを促してくれた。

 センスの良いオーナーの小川さんを中心に彼女の同級生の皆さんがとても元気なチームとなってサポートしてくれている。素敵な仲間達だ。

 宿泊は歩ける距離の温泉付ホテル朝陽館で、ここのご主人もライブにいらしてくれた。

 以前NYにいたチェロ奏者の吉川よしひろ氏が、ちょうど九州ツアー中とのことで、わずかの時間だがホテルまで会いに来てくれた。彼はキャンピングカーで一人全国を回っているという。

 昨日の宮崎は汗ばむほどだったのに、ここの夜は寒い、秋到来。


オーナー小川さん、銅版画家・門坂さんと


吉川さんと彼のキャンピングカー




演奏風景


客席の様子

宮崎・ホテルメリージュ

2011-10-24 23:41:00 | 2011年スプリングツアー
 朝10時、田辺夫妻の見送りを受け、おみやげも頂いて出発、午後3時に宮崎に到着する。さすがに宮崎、日差しが夏のように暑い!

 市の中心部にあるホテル・メリージュでの演奏は今年で4回目である。「楽しむ会」のスペシャルライブとして、今年も演奏させて頂くことになった。

 親切な従業員の方々の手伝いで楽器を搬入、サウンドチェックを終える。同じホテルに泊まるので演奏会場への移動も無く、コンサート開始までユックリできるのが何より嬉しい。

 スイングの曲にうまい具合に手拍子を入れてくださるお客さんが多くてノッた演奏となる。

 ツアー初参加の井川氏のドラミングも「静かに熱くスイングする音楽」という私のコンセプトにピッタリと合ってきている。トリオでの楽しい掛け合いが可能となった。


今回の演奏はレストラン「アバ」にて






いつもお世話になっている桑畑さんと



熊本小国町・Pホール

2011-10-23 23:00:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 福岡市を通り抜けて熊本県小国町、Pホールは杖立杖温泉峡にあるモダンな多目的ホールである。Pホールを運営する「ゆうステーション」の皆さんのお陰で満員のお客様。

 おなじみのスタンダードを中心に、ジャズ好きの方からのリクエストを加え演奏、最後の「Sing Sing Sing」では今回お世話になった田辺さんの御主人がドラムを担当し、大学時代ジャズ研の見事な腕前を披露。アンコールでは「上を向いて歩こう」の口笛での合唱で盛り上がった。

 演奏後には、ミニパーティーで、地元の美味しい食べ物の数々が供された。

 宿泊は歴史があるのにモダンな内装の旅館、米屋別荘。それぞれ湯船のデザインが違う6つの露天風呂付き家族風呂(一人でもOK)の第1番、立ち湯に入る。石造りの露天は深いからしずしずと入り、立つ。垂直に肩まで浸かれる温泉は、実に気持ちが良い事を発見。ここの湯はベストの一つである。

 温泉が良いのは勿論、美味しい食べ物も豊富、人々はやさしく明るく、町に誇りを持って生きている。とても素敵な温泉地だ。


市場前の絶壁


各部屋が全部家族風呂になっているという温泉


「P」の形をしたPホール




始まりは窓外がまだ明るい


後半には外も真っ暗に


田辺氏、ドラムで参加


井川のカホンと共演


台湾から来ているワーキングホリデーの女性から花束贈呈


パーティーで出た、目の前の川で取れた鮎の塩焼き


米屋別荘のご主人夫妻、コンサートでお世話になった田辺夫妻と

福岡篠栗町・茶房わらび野

2011-10-22 23:43:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 福岡県篠栗町・若杉山霊峰の中腹にある今日の会場「茶房・わらび野」のような建築には過去に出会ったことが無い。

 グランドピアノが乗っているのは、店内の2階に張り出している透明の円形のステージなのである。演奏中に下を歩く人が見える。ベースとドラムは私の前面の左右に位置する。

 お客様の座るソファはとてもゆったりしているし、それぞれの配置スペースもとても広い。さらにこれまたとっても広い窓からの眺望は湾を見下ろす壮大な風景で、晴れた日には遥か彼方に韓国のプサンも見えるという。

 同じ敷地にあるこの店と同じオーナー経営の蕎麦屋さん「蕎麦文治郎」の天麩羅の素材は「しょうが」「とうもろこし」「干し柿」「イノシシのベーコン」というユニークさ、そして本当に美味しい。

 夜の部は夜景が綺麗!スタッフは若いのに、これもまた礼儀正しい。

 演奏はお客さんにも、スタッフの方々にも喜んで頂けて良かった。


とにかくピアノに座ってみます


窓の向こうは絶景


宙に浮いているように見える


ベース、ドラムとの関係はこのようになっている


下から見るとこんな感じ


向こうの窓外の木はまるで絵画のよう


近くから見るとこうです


ゆったりとした客席




夜は向こうに夜景が見える


窓外の夜景が見事である


今日のスイーツは柿+クリームチーズ+葡萄


文治郎の天ぷら


温かいお蕎麦と冷たいお蕎麦、それにこんにゃくのおすし


鹿の下で休む井川


裏庭で読書をする三上


わらび野の裏山


この階段を上ると文治郎に到着する


蕎麦文治郎


こちらが、茶房わらび野


わらび野からの見晴らし


晴れた日には釜山まだ見えるという


庭はこうなってます


読書する三上2


こんな蜘蛛がいた

福岡みやこ町「パン工房麦の穂」

2011-10-21 23:43:00 | 2011秋「Hamp's Boogie」発売記念ツアー
 今日の会場「麦の穂」はパン工房と銘打ってあるが3階建て吹き抜けの素晴らしいログハウスである。

 到着早々パンとスープ、サラダのランチ。巷で売られているフニャフニャのパンとは大違いのどっしりした手作りパンで嬉しい。

 カーナビにも出てこないし、到着できない人もいるという奥まった丘の上、そして雨なのに満員のお客様。

 虫の声との合奏、皆さんがよく知っている曲の演奏に、喜んでいただけたようである。

 打ち上げは韓国からのゲストの方の料理と地元の幸。それらが盛られた器はこの近辺の陶芸作家の作品、椅子もやはり木工専門家の製作したオーガニック・モダンである。

 ただの主婦、とおっしゃるが、パンを焼いて道の駅などに出し、時々こうやってコンサートを開催したり地域のイベントに参加する門司さん、警察官というご主人は、彼女のイベントに全面的に協力し、今日も雨の中ずっと外で駐車場の案内をして下さった。

 二人で10年程前にたてた、木と漆喰を組み合わせ、匠の技の詰まったこのログハウスは、その年のログハウスの賞を受賞したという…どうもこの二人は只者ではない。

 次の再会も約束して、暗い夜道を田川のホテルまで向かった。


門司さんと


ハンモックはあまりに気持ちよかった!


「麦の穂」のおうちカフェ


玄関のアーチには葡萄の模様が


玄関外には幸せを呼ぶ「鳥」と「葡萄」のタイルが


この階段を上がると「麦の穂」が現れる


麦の穂外観


テラスもあります


こちらがパンを焼く工房




この六角形の部分が演奏した場所




満杯の客席


2階から見た様子


これは3階から


抽選会もありました。遠路はるばる徳島からの方を始め3名の方に
非売品のCDプレゼント!


皆で記念撮影