大分発のブログ

由布・鶴見やくじゅうをメインにした野鳥や山野草、県内四季折々の風景などアウトドア写真のブログです。 

久住の温泉

2020-07-07 15:39:00 | 大分の温泉めぐり

 久住・七里田温泉館


 七里田温泉は近くの長湯温泉と同様に炭酸濃度の高さとその効能(飲泉含む)で知られています。
 ちなみに七里田の名前は、竹田市の岡城から七里の距離にあり米の産地だったことに由来しているとのこと。

 七里田温泉館から徒歩1分ほどにある「下湯温泉共同浴場」。温度36-37℃の炭酸泉。炭酸含有量は1,250mgといいます。


 「日本無類の炭酸泉
  下湯温泉共同浴場。」
   ラムネの湯

 こんなプレートが貼られています。

 6人も入ればいっぱいの広さ。温泉の成分が付着して赤茶けています。
 いったん入るとなかなか出てこないのと登山客もよく利用するので土日や祝日は順番待ちになるそうです。


 朝9時からの営業で私は二番のり。手を入れてかきまぜるとシュワーと発生する無数の泡で湯が白くなります。



 湯温はややぬるめ。ぬるま湯には長くつかっているのがいいとのことです。先客に続いて湯に入るとすぐに泡、泡、泡、、、


  
     入湯料:500円

 *高濃度の炭酸泉は泉温が25℃以下の炭酸鉱泉として散在し飲用されていますが、浴用に適した高濃度炭酸泉は

 大分県の
 長湯温泉(ラムネ湯)、
 七里田温泉の下湯、
 島根県の小屋原温泉、
 福島県の大塩温泉、
 北海道の五味温泉など

 わずかに知られるだけで、それ以外に実質的な高濃度炭酸泉はほとんどないということです。

 [薬湯]
 ヨーロッパでは<心臓の湯>と言われ、古くから健康維持、病気治療やリハビリテーションなどの医療目的で利用されています。
 特に、1000ppmを超える高濃度の炭酸泉は血流を著明に良くすることから療養泉として昔から利用されています。

■七里田温泉館・「木乃葉の湯」   

 長湯ダムから広域農道を通って七里田に着いたら車が5、6台とまっていました。でも本館には誰もいなかったので皆さん日本一と言われる秘湯「下湯」(ラムネ温泉)に入っているようです。



 内湯の窓ごしに大船山と黒岳の頂上あたりがわずかに見えます。
 内湯は一番乗りでしたので湯の花が膜になって浴槽をおおっていました。


 内湯は無色透明でしたが露天のお湯は少し黄濁しています。数10mしか離れていないのに全く別の二つの温泉です。

      入浴料:300円

■久住・め組茶屋

七里田温泉の近くにある「め組茶屋の温泉はやはり高濃度の炭酸泉でここの呼び名は「ソーダの湯」です。

 茶屋の前には天然炭酸水の水汲み場があり平日にもかかわらず大盛況。どうやらこちらがメインのようです。


 温泉の方は2004年10月に開業とのこと。半露天風呂と露天風呂の2つの浴槽に、緑褐色に濁った土類泉がかけ流されています。
 泉質は、発泡性のあるマグネシウム・ナトリウム‐炭酸水素塩・硫酸塩泉。


 しばらく湯に浸かっていると小さな泡がいっぱい体についてきます。よく見ると湯口の近くでは炭酸がピッ、ピッとはじけていました。


    入湯料:500円

■久住・赤川荘

標高1.100mの久住高原にある赤川荘は日本でも有数の秘湯であり、類まれな泉質を持つ秘境の一軒宿です。


 内湯は源泉(冷鉱泉)と加熱湯(約40度)との二つに分かれていて交代で入るとよく効くとのこと。源泉は26度くらいそれでもかなり冷たく長くは入れません。


 内湯の広いほうは適温にされています。硫黄の臭いがする濃厚なお湯。日本三大天然湯の花だそうです。外には冷鉱泉の露天風呂。



 内湯で体をあたためた後で冷たい鉱泉に入るのがここの入浴方法で、これを二三回繰り返しとよいとのことです。  
  
露天風呂の奥から「雄飛の滝」が見えますが、奥に行くほどに冷たくなり、とても滝見物どころではありません。
  

 源泉は乳白色から淡いエメラルドグリーン。

おまけの赤川のマンサク