大分発のブログ

由布・鶴見やくじゅうをメインにした野鳥や山野草、県内四季折々の風景などアウトドア写真のブログです。 

湯布院の温泉その2

2020-07-10 17:24:00 | 大分の温泉めぐり
■塚原温泉

 採掘場横の硫黄臭のする露岩地帯を過ぎると原生林に囲まれた露天風呂が見えてきます。


 塚原温泉は由布市の温泉ですが「塚原エリア」として別府温泉道に参加しています。


 露天風呂はぬるめで湯の感触もどうということはなかったのですが、あとでズンと効いてきました。泉質は日本でベスト3に入るくらいの強酸性。pH=1.4の強酸性温泉です。


大浴場500円  露天風呂600円

塚原地獄。地層がむきだしになり荒涼とした風景。このあたりはまるで別世界のようです。

  
 ガラン岳火口付近は「塚原地獄」と呼ばれ噴気があちこちから音をたてて噴き出しています。


 噴気を利用した地獄蒸し釜で温泉名物「火口蒸し卵」が作られています。


 伽藍岳(がらんだけ)は、由布市のはずれで別府市との境界近くにあるトロイデ型の活火山。別名を硫黄山といい西側の山腹には塚原温泉があります。中央が内山右が由布岳左が鶴見岳。


 ガラン岳から見る別府市街地。


 ガラン岳と内山の鞍部である塚原越から内山頂上までは1時間20分くらいで登れます。また塚原越からは明礬鍋山のカラス湯へ下るコースもあります。

■奥湯布院高原リゾート

あちこちぐるりとまわってここは塚原にある奥湯布院高原リゾート。敷地の中におじゃますると丘の上に向かう道があったので上ってみました。 


 初めての場所ですが、おお、いい眺め。伽藍岳から内山へ、鶴見岳から由布岳へと塚原高原を見渡す360度の大パノラマ。

 この時間は逆光ですが午前中に撮ると由布・鶴見山群の雄大な景色が期待できそうです。


 こちらは安心院方面の眺め。


 勝手に敷地内に入り撮影したので、立ち寄り湯に入ることにしました。

 
 入湯料1000円はかなりの高さ。露天風呂は棚湯で目の前に広がるのは空と山と草原だけの雄大な180度の大展望。

・・大展望なんだけど、展望を楽しむだけなら丘の上から360度の大パノラマを眺めればいいのだから、わざわざ裸になる必要はないかったかもしれません。

 入浴料1000円にややショックを受けながらも、帰りがけに金鱗湖に寄ると、夕日に照らされたモミジが金色に輝いていました。




      2011.11・15

■下ん湯

由布岳と辻馬車。


金鱗湖


 金鱗湖の畔にある共同浴場の「下ん湯」  

 
 下ん湯は男女混浴の共同浴場で、観光客でも入ることができます。
*(現在観光客は入れません)
   

 外側は、竹の塀と生け垣で囲われています。生け垣の向かいには金鱗湖があり、観光客がゾロゾロと通っていますが見られることはありません。


 
と言っても、実際は女性にとってかなり敷居が高いようです。この時も女性の方が入口まで行き、張られた紙を読んでいました。
   

「下ん湯」も混浴をやめて民間の旅館がやっているように、男女日替わりにしたらどうかと思うのですが、どうでしょうか。



   入湯料:200円 
      
■乙丸温泉館(おとまるおんせんかん)


 由布院駅から徒歩5分。由布岳を見て歩けば案内板が目に入ります。温泉館は1977年に湯布院町が建設し、地元・乙丸区が管理しています。ここは町民のために造られた温泉です。


  入湯料 200円。

薬師如来が祭られていますので、利用者はお薬師様に一礼した後、入浴料を「おさい銭」としてさい銭箱に入れなければなりません。


アミダクジのような大きなガラス張りの窓。浴槽はアツ湯が8割を占め、端っこにヌル湯。かなり熱いので端っこに浸かりました。ずいぶん浅かったのであるいは小児用だったかもしれません。

■加勢の湯  

湯布院温泉の原風景のような西石松共同浴場「加勢の湯」。


 明治時代に作られたという湯小屋です。「この湯に入ると勢いがつく」という意味で名付けられた温泉名だそうです。


 窓から射し込む光模様がとても印象的。




 小さくで粗末な湯小屋。由布市がまだ由布村だった頃からの村人の歴史を今に伝える温泉です。


    入湯料:100円

■荒木共同浴場

由布院の荒木地区。昔ながらの風景と素朴きわまりない由布院の温泉があります


 荒木地区の住民の共同浴場。


 由布院駅からJRの線路沿いに進むとお宮がありその向かいにある小さな小屋が荒木共地区の共同浴場です。線路を横切って渡るとすぐ先です。

  

 2、3人入れる位の小さい浴槽。無色透明のきれいなお湯でちょい熱。農作業が終わった後でザンブとお湯を浴びるのしょうね。ご苦労様。
 地区外者は入湯料:100円

*現在は位置を変えて新らたな共同浴場が建てられています。地区外者の入浴はできません。

湯布院の温泉その1

2020-07-10 08:25:00 | 大分の温泉めぐり
■奥湯の郷

「青湯」の「青色」がなぜか気になったので「コバルトブルーの湯・奥湯の郷」に行ってみました。湯布院町から九州横断道路を走れば「小田の池」の少し手前に看板があるので場所はすぐわかりました。

 着くとちょうど宿の人がいたので「立ち寄りはできますか」ときくと、旅館の横にあるこじんまりした湯小屋に案内してくれました。そして「今からちょと出かけてきますが、誰もいないので帰りには鍵をかけて下さい。」と言い、車で出ていきました。


 「アレ、誰もいないの?」
思いがけないことにコバルトブルーの湯が貸切りになりました。
  

 内湯


 外湯。青湯の「青」の色がありました。




 奥湯の郷の温泉の染まり具合は大変素晴らしく、一級建築士で温泉チャンピオンでもある郡司勇氏の「ホンモノにごり湯番付」では西の横綱の称号を与えられています。

ちなみに大関は久住の赤川温泉。大分の温泉ってすごいのですね。知らなかった。



 「青湯」のはじめは無色透明、ついで薄い青色透明になり、やがて紫色透明へ、そして青白くにごってゆきます。まるで発光しているかのような「神秘の青湯」であるのはおよそ一日とのこと。

入湯料:500円

■由布院温泉「束の間」旧(庄屋の舘)にあるコバルトブルーの美しい露天風呂。


 時々にその色が変わるという神秘的な“青湯”です。



立ち寄りの大露天風呂
      入湯料:800円

大豪族の館を移転復元した建物だそうです。

 ■ゆふいん泰葉

全国でも珍しい「青湯」に立ち寄りで入れます。


 「青湯」は時とともにその色が変化するそうです。湯を張った直後はほぼ無色透明で、しばらくすると薄っすらと青色透明に底光りするようになり、次第に色が濃くなり紫がかった透明になりやがて白さが加わっ2~3日ほどたつと青白濁に至ります。

これは湯を張って数時間後でした。


 「青湯」は非常に珍しく、大分の別府と湯布院、九重、熊本のはげの湯、和歌山の雲取など、日本中に数えるほどしかないとのことです。


小浴場 入湯料:700円

■山のホテル 夢想園


男性専用の「御夢想の湯」


 女性専用の「空海の湯」は畳150畳の広さ。

 料金: 700円

■彩岳館


 由布岳の見える立ち寄り湯。露天風呂は二つで男女日替わり。

 入浴料 600円